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調子が良い?

魔法や技を放つときは二重鍵かっこ『』で囲っています。

 「眠い」

 昨日の夜海に着せ替え人形にされたり、女の子として生きるために大切なことを教えられたりで一睡も出来なかった。しかし、海がダンジョン配信をしたいと言い出したため、お金を稼ぐためにダンジョンに来ている。どうしていきなりダンジョン配信をしたいと言い出したのかは分からないが、妹の願いを断ることは出来ない。そんなことを考えていたら3匹のゴブリンが襲ってきた。

 「ちょっと面倒だな」

一度ゴブリンたちから距離をとり、相手の動きを見る。そして、相手が距離を詰めるよりも先に隙の出来ていた1匹のゴブリンに近づいた。

 『ウィンドショット』

風魔法の最も初歩的な魔法であり、風を相手にぶつける魔法であるウィンドショットを至近距離で撃ち、ゴブリンを攻撃する。いつもなら2発撃つ必要があるのだが1発で倒すことが出来たので、そのまま2匹目も同様に攻撃する。こちらも1発で倒せたが、3匹目が逃げてしまった。追いかけて倒すことも出来るだろうが、当然そのためには魔力を多く使ってしまうので得策じゃないんだよなぁ。

 「そういえば昨日拾った弓があるじゃん」

弓術の適正は無いので当てられる自信は無いが、ダンジョンで使う弓は少量の魔力を矢にして発射するはずなのでもしかしたら使うことが出来るかもしれない。ゴブリンが逃げた方向に他の探索者(シーカー)が居ないことを確認してから矢を番えるようなイメージで魔力を弓に流すと、僅かに光を放つ矢が形成された。そのまま弦を引き、矢を放つとゴブリンの頭に命中し、1発で倒すことに成功した。

 「やったぁ!当たった」

弓術の適正が無くても意外と当たるもんだね。

 「動いたら眠気が覚めてきたのでもう少し魔物を倒してから帰ろうかな。今日は魔法の調子も良さそうだし。」

ゴブリンたちの落とした3個の魔石を回収してから、他の魔物を探して歩き始めた。

空は弓道などの経験があるわけでは無いです。あと、魔法を使うのにわざわざ近づく理由は、自身の適正の無さ故に威力が低く、近づかないと大したダメージを与えられないからです。

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