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聖女のメネガは最強です

聖女のメガネは最強です

6月中は短編を毎日投稿予定ですので、お気に入りユーザー登録をしていただけると嬉しいです!


 地味な女が召喚された。

 黒髪に地味なメガネをつけ、地味な顔。

 背が高いわけでも低いわけでもなく、体重が軽いわけでも重いわけでもない。

 あまりの地味さに、高校の頃は『ジミ子』という不名誉なあだ名で呼ばれていた。


 苗字は日本で一番多い佐藤。

 下の名前は餡子(あんこ)

 和菓子好きな母親が付けた名前だ。


 そんなアンコは、城内である謁見の間でブルブル震えていた。

 赤い玉座には美形の男性。

 周囲には多くの兵士。

 偉そうにしている人間もおり、その全ての視線が彼女に集まっていたからだ。


 いや、厳密に言えばアンコだけではない。

 彼女の隣に立つ、キラキラ女子と彼女にだ。


 隣にいたのは、長い金髪にパーマを当てた女子高生。

 美人の上に化粧が上手く、その綺麗さは輝きを放つほど。

 ピアスがいくつも開いており、胸は大きくくびれがあって、お尻も大きい。

 アンコが女性として羨ましいと感じる、容姿とスタイルの持ち主だ。


 その上、若い!  

 アンコは32歳で、相手は高校三年生だとしても18歳。

 注目は自分ではなく、彼女に集まっていることにアンコは気づく。


「君が聖女か?」


「聖女とか言われても分かんないんだけど」


 ギャルのような見た目に口調。

 女子高校生は、玉座に座る青髪の美男子にそう返事をする。


 青髪の美男子は、日本では見ないようなレベルの容姿で、熱を凝縮させたようなルビー色の瞳。

 豪華な服を身に纏っているが、筋肉質であるのがよく分かる体つき。

 こんなにも美しい人間がいるのものかと、アンコは驚きを覚えつつ、そして恐怖心を抱いていた。


(何で私はこんなところに?)


 それが一番の疑問だ。


「聖女とは、この国――アルバールナを守護する存在。異世界より召喚せし者こそ、その聖女と言われている」


「異世界よりって……私たち、別の世界に来たってわけ?」


「うむ。私が召喚をした。どうかこの国のために働いてはくれまいか?」


 玉座に座る男性は女子高生に向かってそう言うが……アンコの方には見向きもしない。

 やはり周囲の視線を集めているのはこちらの女子。

 アンコはそのことを悟っていた。


「こっちのお姉さんも聖女なんじゃね?」


「……いや、違うだろ」


「違うかどうか分かんないじゃん! 何でそんな風に決めつけてんのさ」


「あいつは暗い。あんなのが聖女なわけあるか」


 酷い! アンコは密かに傷ついた。

 

(そりゃ暗いのは認めますけど、それを理由に聖女じゃないなんて判断する!? いや、聖女とか意味わかんないのならなくていいけど)


「あ、あの……それじゃ元の世界に戻してもらえませんか? 私は不必要みたいですし」


「いや、それは無理だな」


「無理!? そんなどうして?」


「本当に何で? 帰れないとか最悪なんだけど」


「召喚は一方通行。もう二度と、元の世界には戻れないだろう」


 なんという衝撃事実。

 アンコは意識を失いかけるが、寸前のところで踏みとどまる。


「戻れないとか困ります! 家に帰してください!」


(だって自分には推しがいるんだから!)


 アンコには推しのキャラクターがいた。

 ゲーム内のキャラクターで、ヴァン・ヴァルハザード。

 スマホアプリの登場人物なのだが、彼のためにこれまで100万ほどの課金をしてきた。

 そんなヴァンに会えないなんてとんでもない。

 アンコにとっては死活問題、ヴァンが生き甲斐なのだ。


「あ、そうだ!」


(もしかしたらワンチャン、アプリを起動できるかも!)


 アンコはその可能性に賭け、急いで携帯を開く。

 だが電波が届いていない。

 当然のように、アプリは動かなかった。


「あ、あああ……終わった……私の人生終わりや……」


「そ、そんなに落ち込むようなことか?」


「そりゃそうやろ! どうしてくれんねん……私の人生やったのに、ヴァン様!」


 生まれが関西のアンコ。

 感情が高ぶると、関西弁が出てしまう。


 泣き崩れるアンコ。

 その様子に周囲の人間全員が唖然としていた。


「あー……それで聖女として活動はしてくれるのか、してくれないのか、どっちだ?」


「戻れないなら仕方ないよね。最悪だけど。でも条件次第かな」


「条件はお前の望む通りにしよう」


「マジ? じゃあやってもいいかな。聖女とかちょっとカッコいいし」


 泣いているアンコをよそに、周囲には大歓声が巻き起こる。


 新たなる聖女の誕生に、新たなる守護者に。

 そんな状況ではあるがアンコは頭を抱え、ヴァンのことばかりを考えていた。


「それでは早速祝賀会を開こう! さあ、準備に取りかかれ!」


 玉座にいる者に命令で、周囲の人間が動き始める。

 それでもアンコは動かない。

 絶望に打ちひしがれて、ヴァンとの思い出を思い浮かべていた。


「あんたの名前、教えておいてよ。私は美堂璃々(みどうりり)


「リリか……私はラウール・アルバールナ。アルバールナ王国の国王だ」


「へー、王様なんだ。ウケる」


 ケラケラ笑うリリ。

 すると彼女は床に倒れているアンコの方を見て、膝をつく。


「お姉さんの名前は?」


「私は佐藤です。佐藤餡子です」


「アンコ! 可愛い名前」


 ニカッと笑うリリが眩しく、アンコは顔を青くして目を逸らす。


(ダメだ……こんな明るい人とまともに挨拶できない。苦手だ)


 普段コンビニでアルバイトをしているアンコ。

 来店する明るい客に対しても、顔を合わせることができない。

 俯きながら「らしゃせー」と言うのが精いっぱい。

 顔を見て会話など出来るわけが無かった。


「これからパーティみたいだけど、アンコちゃんはどうする?」」


「わ、私は……」


「そいつは参加しなくていい。よそ者だからな」


「あー、そういう言い方するなら聖女とかやんないけど。それでいいの?」


「……良くない」


「じゃあアンコちゃんも参加ってことでよろしく」


 なんという交渉術。

 圧倒的コミュ力が怖くなり、アンコはリリから数歩後退する。


「アンコちゃんって面白いね」


「あ、あはは……面白くはないと思うけど」


「そんなことないよ。別の世界から来た者同士、友達になれそう。よろしくね」


「よ、よよ、よろしく……」


 握手を求めてくるリリ。

 アンコは震える手を伸ばし、何とかそれに応えた。


 ◇◇◇◇◇◇◇


 それから翌日のこと。

 昨晩のパーティに参加はしたものの、人と馴染めない性格から会場の端っこで震えていたアンコ。

 リリの交渉で住む場所を提供してもらったのだが……なんとそこはボロ小屋であった。


 毛布一枚で床に眠っていたアンコは、ブルッという寒気で目を覚ます。


「んん……朝?」


 窓から陽光が入ってくる。

 気分は最悪なのに天気は最高。

 アンコは憂鬱な気分でメガネをかける。


「今日からどうしよう……ヴァン様に会えないし、生き甲斐が無い」


 ヴァンのスクショを見ていると涙がこみあげてくる。

 それにいつ充電が切れるか分からない。

 彼との別れが刻一刻と迫り、アンコは不安な気持ちでいっぱいになっていた。


 しかしそんな状況でもお腹は空く。

 空気を読まないお腹の音。

 アンコはため息をつき、家の外に出ることにした。


「ご飯、どうすればいいんだろう……」


 昨日のパーティでもほとんど食事を取らなかった。

 そんな気分じゃなかったのだが、今更ながらアンコは後悔をする。


 アンコがいる場所は、木造の建物が多く立ち並ぶ町。

 遠くに豪勢な城が見える。 

 昨日、召喚されたのがあの城の中だ。


 リリはあそこで優雅な生活を送ってるんだろうなと、アンコは深いため息をつく。


「はぁ……お腹空いたな」


「お姉ちゃん、お腹空いてるの?」


「いいっ!?」


 急に聞こえてくる声。

 アンコに声をかけてきたのは小さな少女。

 子供相手ではあるが、アンコは警戒をしていた。


「仕事紹介してくれる人、教えてあげようか。私も毎日仕事貰ってるんだ」


「そ、そうなんですか……私にもできるかな?」


「できるよ。簡単な仕事だもん」


 笑顔の少女に心が癒され、嫌な気分がいくぶんかマシになる。

 アンコは素直に女の子について行くことにし、そしてとある酒屋に連れて来られた。


「おじさん、この人が仕事紹介してほしいって!」


「おいおい。仕事はお前だから与えてやってるんだぞ。大人は別のところで働いてこい」


 背が高く、鍛え上げれた肉体の持ち主。

 スキンヘッドに髯を生やした威圧感のある男性。

 彼はアンコを見て、怪訝そうな顔を向けた。


「悪いが、大人の面倒までは見切れねえ」


「そ、そうですよね、あはは……失礼しました」


 さっさと退散しようとするアンコであったが、またお腹の音がグーッとなる。


「……なんだ。お腹が空いてんのか?」


「は、はぁ……お恥ずかしながら」


「ちょっと待ってろ」


 酒場の男はキッチンの方へ行き、何か作業を始める。

 店は少し小汚いが、面積は広め。

 大型のテーブル席がいくつもあり、カウンター席も20ほどある。


「おい、こっち来て食え!」


「え?」


 怒鳴るような男の声。

 怯えながらアンコが近づくと……食事を用意してくれているではないか。


「え、あの……」


「いいから食え。腹減ってるやつには飯を食わせてやれって、家内がうるせえんだ」


「いい人でしょ、おじさん」


「バ、バカ言ってんじゃねえ! どこがいい人だ」


 見た目よりもずっといい人間らしく、アンコは安心をして食事をいただくことに。

 提供されたのはパンとスープ。

 簡単な物だったが、嬉しさに涙が出そうになる。


「で、見ない顔だけど、どこから来たんだ」


「えっと、別の世界?」


「別の世界て……聖女様か!?」


「あ、いや……聖女は別にいて、私はおまけというか、外れというか……」


 食事をしながら先日のことを話すアンコ。

 すると話を聞いた男は背を向け、肩を振るわせだした。


「なんてこった……勝手に召喚されて、追い出されるとは……あのバカ国王、バカと思っていたが本当にバカだったのかよ」


 グスッと鼻を啜る音。

 男は手で目をゴシゴシとさすり、そしてようやく顔をアンコに向ける。


「よし。仕事を紹介してやる。たいして金はやれねえが、飯は食わしてやるからな」


「あ、ありがとうございます」


「ね、いい人でしょ」


「だから俺はいい人じゃねえ!」


 ◇◇◇◇◇◇◇


 食事を終え、アンコは男から依頼された物を回収しに行くことに。

 それは町から南にある森の中、その奥にある薬草だ。


 その薬草は客の健康のために食事の中に入れるらしく、そこからもあの男の人格ぶりが良く分かる。

 彼の優しさを思い出し、アンコはクスッと笑う。


「よし。生きていくために頑張ろう。本当は嫌だけど、頑張ろう……」


 働きたくないけど働かなければならない。

 その状況にアンコは苦笑を浮かべた。


 男から手渡された紙を見る。

 そこには薬草の特徴が書かれており、そして異世界の言葉のはずだが理解できていることにアンコは驚く。


「ん、目がかゆいな……」


 メガネを外し、目を軽くこするアンコ。

 すると視界に入っていた紙の内容が、全く理解できなくなってしまう。


「あれ、どうなってるんだろう……」


 メガネをかけなおすと、また内容が分かるようになる。


「え、どういうこと?」


 また外すと理解できなくなり、つけると理解できる。

 ここでアンコは悟る、メガネのおかげなのだと。


 メガネが読む文字を解読できるようにしてくれいるようで、その不思議な感覚にアンコは驚く。

 読むことができない外国語を、一瞬で理解できているようなもので、普通ではあり得ない体験。

 だが文字が理解できる。

 アンコには確かに読めているのだ。


「よく分かんないけど、分かるようになったからまぁいいか」


 あまり深く考えても難しいことは分からない。

 とりあえずはメガネの効果なのだろうと、アンコは考えるのを止めた。


「でもこのメガネ、元の世界で買ったやつなんだけどな……」


 考えるのは止めたが、気にはなってしまう。

 するとメガネの端の方に小さな文字が浮かんでいることに気づき、アンコはそれを口にする。


「『能力確認』? 何これ――って、うわっ!?」


 視界の中に半透明のタブレットのような物が表示される。

 そこにはアンコつけているメガネの能力が記載されており、彼女は目を丸くしてそれを眺めていた。


「『鑑定』、『極光』、『浄化』……何これ? というか、何で文字が浮かんでるの?」


 メガネを外すと、文字が見えなくなる。

 そのおかしな現象に、また頭がおかしくなりそうになるアンコ。


「ああ、もう。とにかく力が使えるってことだけ分かってればいい。それ以上はもういい。何が何だか分からないし」


「うわぁああああああああああああああああ!!」


「え、何、今の声?」


 突然聞こえてくる悲鳴。

 アンコは体をビクッと震わせ、逃げる体勢を取る。


(面倒事に巻き込まれるのはごめん。君子危うきになんとやらだ)


 町の方へと戻ろうとするアンコ。 

 だが彼女に危険は及ぶ。

 それが運命だと言わんばかりに。


 走る女性の姿。

 短い赤髪で鎧を着た女の人だ。

 顔は美人でボーイッシュな雰囲気。

 だが必死の形相で彼女は走ってアンコの方へと向かって来る。


「ごめん、助けて!」


「助けてって、無理なんですけど! 私を巻き込まないで!」


「じゃああれどうすればいいんだよ!」


「そんなの私が知るわけないじゃないですか!」


 女性と並走するアンコ。

 背後からは大きな化け物。

 それはモンスターで、この世界では常識の存在だ。

 イノシシのような見た目で、だがその大きさと迫力にアンコは泣きそうになる。

  

「ムリムリムリムリ! 絶対にムリやから! あっち行って!」


「ボクだってムリだよ! こういう時どうすればいいの?」


「自分が連れてきたんやろ!? 自分でどないかして!」


 走るアンコであったが、すぐに息切れを起こす。

 運動をまともにしたのは、高校生時代のこと。

 それも帰宅部だったので、体育の授業以外は走ったこともないぐらいだ。


 そんなアンコに体力があるわけもなく、ひーひー言いながら走り続ける。


「えっと……置いていくのは駄目だよね?」


「だ、駄目に決まってるでしょ……」


 絞り出すようなアンコの声。 

 女性は立ち止まり、アンコを巻き込んでしまうのは良くないと考えたのか、腰にあった剣を引き抜き、モンスターと対峙する。


「ごめん。お姉さんは逃げて」


「あ、そうさせてもらいます……」


「素直に逃げるんだ!?」


 驚く女。

 アンコは本気で逃げようとするが……体力の限界。

 その場に膝をついて、吐き出しそうになっていた。


「くそぉ……来い。ただでは死なないよ」


 女性が手を震わせながらモンスターを見据える。

 そして接近するモンスターに対して剣を振り下ろすが――簡単に弾かれてしまう。


「ああっ!!」


 そのままの勢いで突進するモンスター。 

 女性は倒れてしまい、痛みに苦しんでいるようだ。


「あ、ええっ……」


 アンコはあっさり負けてしまった女性を見ることなく、改めてモンスターの姿に恐怖心を抱く。


(終わった……本当に人生終わった……異世界生活、ちょっとだけやる気が出たところだったのに……)


 絶望に涙をし、変な笑い声を出すアンコ。

 モンスターが足を蹴り、アンコに突進を開始する。


(もう終わりだ。でも何もせずに死ぬのも癪だ。微力だけど抵抗する手段は――)


 さきほどのメガネの能力を思い出すアンコ。

 そして咄嗟に、表示されていた文字を口にする。


「『極光』‼」


 ピカッと光るメガネ。

 そしてすさまじいビームがメガネから放出され、モンスターを一瞬で焼き払ってしまう。


「あわわわわわわわわ」


 その威力、そして自分がやったことにアンコは茫然とし、その場を動けなくなっていた。


「う、ううう……え、どうなったの、一体?」


 目を覚ます女性。

 そしてその光景に目を丸くする。

 大きくえぐれた大地。

 圧倒的な熱量により焼かれていて、それは地平の果てまで伸びているようだった。


「え、君がやったの?」


「ははは……そうみたいですね」


「凄い……凄いじゃないか! なんでそんな力があったのに、隠してたんだい?」


 女性はアンコの手を取り、力強く上下させる。


 自分がやったことだとまだ信じられず、だが自分が付けているメガネはとんでもない代物だということには薄々感づき始めている。


(このメガネ……もしかしなくてもとんでもないものでは? 私はなんて力を手にしてしまったの!?)


 えぐれた大地を見て、アンコは薄笑い浮かべる。

 その横で大はしゃぎしている女性。


「ボクの名前はベル。これからボクと一緒に冒険しようよ。ね?」


「あ、それは止めておきます。冒険なんて危険なことはしたくありませんから」


 真顔で答えるアンコ。

 ベルは大興奮しており、アンコと仲間になりたい様子。

 そんな彼女は心の中で思案する。


(絶対この人と冒険しよう! そして最高の冒険者になるんだ!)


 そんなことを密かに誓うが、アンコは全くやる気が無い。

 そしてアンコはまだ気づいていない。

 自分が正式な聖女であることに。


 ◇◇◇◇◇◇◇


「ところで、リリはどんな能力を持っているんだ?」


 城の中で用意された大きなベッドで横になってお菓子を食べているリリ。

 ラウールは不安げな表情で彼女を見下ろしている。


「さあ、分かんない。リリ、こっちに来たばっかだし」


「そ、そうか……本当に聖女なんだよな、お前は?」


「でしょ。ラウールがそう言ったんだから」


「そうだな……私がそう判断したんだから間違いないな。間違いないよな……?」


 そしてラウールとリリも気づいていない。

 リリは聖女ではなく、何の能力も持たない高校生だということに。

  

 その事実に気づくのはいつのことやら……

 ラウールが無償でリリの派手な生活の面倒を見続けることになるが、それは全て自業自得。

 選択を誤った彼の責任だ。


 そしていつか気づくことになるのであろう、真の聖女の圧倒的な力に。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

作品をこれからも投稿を続けていきますので、お気に入りユーザー登録をして待っていただける幸いです。


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― 新着の感想 ―
王だか王子だかはザマァ対象だけどリリは割といいコっぽいから一緒に助かってほしいな
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