魔法少女お父さん!
私は知っている お父さんが最近、私に隠れてゲームをしていること
私の家はシングルファザーでお父さんと
一緒に仲良く住んでる
お父さんはそこそこのイケメンだし優しいので私は大好きだ
けれども私に隠し事をするお父さんは
好きじゃない……
私に隠れてどんなゲームをしてるのか
俺には一人娘がいる可愛い娘だ
そんな娘に俺は隠し事をしているそれは……
俺はゲームの世界に定期的に入り
魔法少女として戦っているということだ
そんな俺を娘に見られたくないのは
当たり前だ
だが魔法少女というものは以外にも楽しい
そもそも何故俺が魔法少女としてゲームに入るようになったかというと
ある日俺は夢を見た女神が出てくる夢だ 女神が言うには魔法少女になり魔王を倒してくださいだそう
なんで魔法少女!?とも思ったが起きたら枕元に「プリティーマジック」と言う
ゲームが置いてあった
やれってことかよ……
あの女神め……
どうしようも無いので仕方なく
やることにした俺
ゲームをやろうと電源をつけると
突如光に包まれ気づけば俺はゲームの
世界へとやって来た
来てしまった……
しかも俺は魔法少女……女の子になっていた
うわぁ……まじかよ
って……俺は戻れるのか?
どうやって戻るんだ?
現実に娘を残してきたってのに……
「おい! どうやってここからでるんだ!」
そう叫んでみると声が聞こえた
『安心しなさい……目線の下のログアウトボタンを押しなさい……』
女神だ……あの夢に出てきた……
言われたところに目をやると本当に
ログアウトボタンがあった
其れを押すと何時の間にか部屋に戻ってきていた……
こうして俺は毎日のようにゲームに入り
魔法少女として戦い旅を続けた
何か楽しくなってきちゃった……
……いかんいかん俺はこれでも父だ
娘にあんな姿は見せられん……
そんな時俺の部屋に娘が入ってきた……
絶対お父さんのやってるゲームを
暴いてやる!
そう思い私は思いきってお父さんの部屋の扉を開けた
すると其処にはプリティーマジックと言う
ゲームがあった……
…………お父さんこんなゲームやるんだ……
…………へぇー
「ねぇお父さん……」
いきなり部屋に入ってきた娘は
「ねぇお父さん……」
そう言って俺の方を見ている
まずい……ゲームをまだ片付けてない……
見られたであろう……
こんなゲームをしている俺をみて
幻滅しただろうか……
「あっ……えーっとこれは……」
「なんで私に隠れて……」
「ごめn……」
「こ~んな面白そうなゲームやってるのよ」
「へ?」
娘は……何を言っているんだ?
お父さん貴方は私に隠れて
こんなに面白そうなゲームしてるのよ
私も誘ってくれれば良いのに
「もう!お父さん」
「私にもやらせてぇ~」
私は目を輝かせた
「いや……でも……」
「これはゲームの中に入って戦う」
「面白そう!」
「それでもいいよ!」
「私 魔法少女になりたい!」
「わかった……」
こうして親子は魔法少女になった……
これも女神が計画した魔王討伐に向けての
一つである
親子の魔法少女としての
冒険はまだまだ続く……