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???<柳視点>

これから視点がころころ変わります

(なんじゃあいつら、やばすぎるじゃろ)


一蘭が相手している人達に柳は数年ぶりの恐怖を感じた


(あやつの気配は・・・・・・辛うじてじゃの)


柳は近場で最も高いビル(勝手に登った)の上から一蘭の気配を探った。一蘭の捕らわれている場所はもはや目視不可能なほど距離が離れている。しかし、これ以上近づくと相手の索敵範囲に入ってしまう。つまり相手は”気”の察知ならば柳と同程度ということだ


柳は捕まっている一蘭の心配を


(それにしてもあやつが居らんと一気に暇になるのぉ)


していない、どころか自分の都合だけを考えていた


(あやつからの救援信号がないのをみるに、なんとかなっておるじゃろ。下手にわしが行ってあやつの構想を崩しても困るしの)


柳は謀に関しては“気”と“智”を持つ一蘭に敵う存在はいないという絶対の信頼がある。故に”毎日”様子を見に来るだけにしておいた


“毎日”


そうこれは長期戦なのだ。下手に相手を刺激するとかなりの無理をしなければいけなくなる。結果は同じになるだろうが、綺麗な勝ちにはならない確率の方が高い。一蘭にとっても柳が相手を直接刺激するような行動をしないことはありがたかった


(戻ってきたら当然メニューは倍々じゃな)


一蘭の地獄の特訓メニューを組んでいた柳はふと今日の予定を思い出した


「ぬ! 時間じゃ、忘れておった!」


焦った柳はその言葉が響き渡るより先に、一瞬でその場から消えた


・・・・・・・・・・・・


「すまんちとせちゃん、ちと遅れた」


「いえ、先生は一蘭の様子を見に行ってくれていたのでしょう? ありがとうございます」


ちとせも柳と同様、一蘭の心配をしていなかった。一蘭でダメであったのならば誰に任せてもダメであるという考えをちとせは持っている。そして似たような考えを柳も持っていることを、ちとせは分かっていた。それでも柳が一蘭の元に行っているのは一蘭に相当目をかけているからだろうことも彼女は分かっていた


「むっ、まあ・・・・・・そうじゃが」


ちとせからそんな言葉を言われた柳は、自分が一蘭のことを気に入っているのが見透かされてことに恥ずかしがった


「・・・・・・」


ちとせは目の前にいる年齢不詳の老人が照れている様を少し引いて見ていた


「おっほん。それでは行くかの。年寄りを遣いにやるとは、全く困った困った」


そんな冷え切った場を、柳は無理にごまかそうとした


「ええ、そうしましょう。車には来てもらっています。こちらへ」


ちとせにとっても当然気持ちのいい雰囲気ではない。何事もなかったかのような大人な対応で柳を案内した


向かう先はいつかの焼き肉店、そして今日はそこで会う予定の人物がいる。一蘭が今後の大事なkeyとした人物、これは柳とちとせをもってなんとしても約束を取り付けて欲しい重要事項である



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