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ルーティン with かくら

一蘭は2階に上がって、かくらの部屋の前まで来た


(これ、起きてるな)


一蘭は部屋の前で、かくらが起きている気配を感じた


「かくら、入るよ」


「・・・・・・」


(また寝たふりか)


一蘭は、返事がなかったので勝手に入った。このような事はもう何回もあったので対応には慣れていた


「かくら、起きてるでしょ」


「寝てます。キスしてくれたら起きます」


一蘭が4月にかくらの首元にキスして以来、かくらはことあるごとにキスを求めるようになった。まだまだ口にキスを求めることはなかったが・・・・・・


「はいはい」


「んがー! お兄様! キスしてください!!」


一蘭は、キスしなかったことに抗議して暴れるかくらをガッチリ抑えて下のリビングまで抱えていく


今回”は”キスをしなかった

一蘭がかくらにおはようのキスをするのは、規則性のない完全ランダムだ。これにより、ギャンブルやガチャと同じ理論でかくらは一蘭のキス依存症になってしまった。一蘭は簡単に餌を与えない


「お兄様! 私はお兄様が好きです! どうしたらお兄様も私を好きになってくれますか?」


「僕もかくらのこと大好きだよ」


「適当に流さないでください!」


(んー、かくらは”つるぺったん”だからなあ)


前世と合わせて28歳年生きている一蘭は、どうしてもかくらの事を可愛い子供としか認識できない。子供に思っているからこそスキンシップはたくさんやるが、ある程度以上はやらない。というか、やってはいけないと思っていた


(かくらに手を出したら、完全にロリコンやんけ)


「こらこら、かくら。一蘭を困らせたらダメじゃない。そんな風に迷惑をかけるからいつまでも世話のかかる妹どまりなのよ」


けやきは、一蘭に抱えられて降りてきたかくらにそう言った・・・・・・どこか煽るような声音で


「む! なんですか? お母様はお兄様と私がいつもくっついているのが羨ましいのでしょう? 私がお兄様と遊んでいる時にくる嫉妬の視線、気付いてますよ」


かくらは、一蘭に勉強と武術を見てもらっているため一緒に過ごす時間が長い。また、一蘭がかくらを子供扱いしていることを逆手にとっていつも一蘭を占領して甘えている


「「・・・・・・」」


女のプライド同士がぶつかりあっていた


「冷めないうちにご飯食べませんか?」


「「だってこの女が!」」


とても母娘で言い合う言葉ではないが、けやきとかくらではこのような単語が日常的に出てくる


これが中本家の朝の光景



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