4人目の満点者?
(・・・・・・点数配分は50/50/50/50の200点満点で時間は125分。 同じ点数なのに難易度の落差が酷すぎる。これ教授が居酒屋の飲み会で作ったって言われても余裕で信じるぞ。とりあえず4.から解くか、まずはこれを解いて落ち着けと言わんばかりの求積問題やな。これは・・・・・・横から切るより縦から切ったほうがいいな)
当時のほとんどの受験生はこの4.しか手が出せなかった。平面図形は縦に切っても横に切ってもちゃんと面積を求めることができる。この問題は縦に切って計算をきちんと出来るかが求められる。この年は前3つの問題をきっぱり諦めてこの問題に集中すれば数学の平均点を越すことができた。ゆえに逆転合格の多い年でもあった。
検算ヨシ!
(次は3.と見せかけて1.と2.から触るか。3.は最終手段があるから1.と2.が無理そうだったらでいいや)
ここまで僅か20分/125分。ほとんどの受験生がこの問題に時間をかけたにも関わらず彼は隅っこにちょろちょろと書いたかと思えばそこから手を止めることなく答えまで書き終えた。
(2.のような問題は具体的な値が求まるところが・・・・・・ y = x = 0 があるな。あとは絞り込んだ後の十分性の確認も忘れないようにしないと。y = x = 0を与式に代入・・・・・・そうすると逆に両辺がともに4xy + 2となることから条件を満たすことが分かるから・・・・・・xを正の実数とする。f(x/2)≠0 ならば・・・・・・が成り立つ.ここで十分性を調べて・・・・・・)
でぎだあ
(次はさらに問題文が短い1. これは・・・・・・適当なnはn^2 < m < (m+1)^2 となりmは平方数でないことをつかうよくある問題かな?不等式評価、mod、素因数、約数倍数を考えて・・・・・・うわこれしらみつぶしか?できればしらみつぶしは3.で使いたいからどうにかショートカットしたい・・・・・・っ!偶奇に着目すればいいじゃん!僕ちゃん天才!あとは数学的帰納法で・・・・・・)
でぎだあ
(残りは8分で3.を解かなきゃいけない
受験本番なら諦めて1. 2. 4.の検算に向かうけど今回はやろう。すでに解法は思いついてるし)
3.は確率問題。そして彼の解法は・・・・・・
(これが分岐して、分岐して、分岐して、分岐、分岐、分岐、分岐・・・・・・あと2分)
手書きのしらみつぶしである
それは前世の数学教師から言われた言葉
『たかが1万通りを手書きして解けるなら安いもんだよね〜』
約8000通りの途中で残り2分・・・・・・まだ終わりが見えない。追い込まれた彼は今世のチートスペックに頼った・・・・・・暗算である
(・・・・・・)
残り30秒
(・・・・・・)
残り20秒
!
(書き込め書き込め〜)
ヨシ!でぎだあ!




