母は飴 塾は鞭(?)
母とは道場は週3回からどんどんと増やしていってかくらが入学するまでにはほぼ毎日通うことで合意した
(かくらが入学すると家には僕しかいないわけだから学童のような感じで預けられるわけね。負担になりたくないし全然いいけどあのじいさんと半日過ごすのは少し気まずい・・・・・・)
「2日連続のお出掛けでごめんね〜手続きも考えると今日しか時間がなくて」
「大丈夫ですよ母さん。それに習い事をお願いしたのは僕ですから我儘は言えません」
「一蘭はほんとにいい子ね。でも少しは我儘を言ってね? それより私が頼りにならないかしら?」
(やべっ! 母が病み始めた!)
「いえ母さんの事はいつも頼りにしてます。そうですね・・・・・・今回の塾の面談が終わったら久しぶりに抱っこしてもらっていいですか?」
「! もちろんいいわよ♡今日はお風呂とお布団も一緒にしましょう♪」
(えへへへへ)
まさにWin-Win
最近はちとせがいないことも多いので止める人が居らずスキンシップが激しくなってきている
「あそこね」
??????
「母さん多分間違えてますよ。あれは高級ホテルか何かではないですか?」
「? いやここで合ってるわ。さあ入るわよ、手を繋ぎましょ!」
??????
(義務教育の検定制度での卒業には結構なお金が必要とは読んだことがあったけど建物からお金が掛かってんな)
前世も決して貧乏ではなかったが一般庶民として育った彼は格式の高いものに対しての免疫がなかった




