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百○観音

(なんやこの屋敷)


いかにも格式が高そうな建物が目の前にある


「さあ一蘭入るわよ」


(総合格闘技って試合とかするんかな?前世の野球部は練習は楽しかったけど試合は毎回お腹いたかったな)


「それにしてもお母さん張り切ってるわね。昔の伝手まで使ってここまでしてくれるなんて」


(最近早めに帰っていたけどそんなことしてたんだ。まさかそれだけのために帰ってるなんてことはないよな?)


それだけではないが主はそのためである


「柳先生本日からよろしくお願いします」


彼が格式の高そうな屋敷にビビっている一方で彼女は完璧な所作で挨拶をこなしていた。彼女もまた幼い頃にちとせに連れられていたためマナーを完璧に身につけている


「!一蘭です。祖母と母のお願いを受け入れていただきありがとうございます。今日からご指導お願いします」


前世の経験からすぐに切り替えて出来る限りの挨拶を述べてお辞儀することができた。


「・・・・・・うむ」


(こっっっっっわ!)


前世で言うネ◯ロの風貌に顔を険しくした、いかにも師匠という感じの男が目の前にいる。


「・・・・・・お母様、まずは2人だけで話をしたい」


「私はすぐに家に帰りますので終わりましたら迎えに行きたいと思います。どのくらいに息子を迎えにくればよろしいでしょうか?」


「今日は少し話をしてその後時間があれば少し体を動かす程度である。お母様の用事が終わり次第やめとしよう」


「家事は1時間もあれば終わりますがそれでは早すぎますかね?」


「いえ、では1時間後としましょう」


「はい、改めて今日はよろしくお願いします」


「それでは一蘭頑張るのよ?」


「はい精一杯頑張ります」


(なんでいつもは息子を離したがらないのにこの人の場合は素直に従うんだよおおおおおお!)


「・・・・・・奥に来い」


「はい」


抗う気なんて元々ないが完全に恐怖に飲まれて足取りが重かった

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