いざ! 勝負!!
タブレットを持つにあたって彼はいくつかルールを決めた。細かいのもあるが大まかには2つ。1つは依存と判断したら取り上げてもらうこと。これは電子機器との付き合いが下手な自分にとって必須といえる。2つ目はかくらとの時間を優先すること。前世において子育てをスマホに任せたり子供の近くで親がスマホを触ることが度々問題になっていた
(実際僕もどうかと思ったしなぁ。第三者から見ると自分を見ずにスマホを触っている大人を観察してる子供の姿は可哀想だったもんな。スマホを優先する姿をかくらに見せると成長に悪そうだし彼らを反面教師としよう。さて、と)
彼はかくらを見る、スヤスヤだ
(ヨシ! タブレットのペンなのが残念だけど久しぶりに頭を使いそうで楽しみだ)
彼は前世で過去問オタクでありシャーペンと裏紙に対する強いこだわりも持つ厄介ニキでもあった
彼はかくらが起きるまでの時間できる限り問題を解いた
(疲れた、集中力を続ける力をこれから鍛えなきゃいけないな。自分で決めたこととはいえ昼寝の時間を勉強に使って脳を動かして、更にここからかくらと遊んで体を動かすのか・・・・・・ははっ)
かくらが起きたのでマイルールによりタブレットをなおした。
(理科が1番できて、その次に社会、算数が1番解けなかったな)
まずは中堅とされる問題を1年分といたが彼には易しすぎた。その後、複数年分ざっと目を通した結果次の難関レベルを解くことにした
(理科はよかったけど濃度問題が少し手間取ったな、前世から苦手だったな・・・・・・とはいえ高校化学で有機・無機に関わらず(mol/L)は避けて通れないしこれから鍛えるか)
(社会は基本的に解けたけど、人口問題とか前世と変わってるところがちょいちょいあったからそこを学び直しか。いや? これが1番難しくね? だって前世の無駄な知識がある分なにが同じで何が違うか一旦全部目を通さないといけない訳でしょ? ど忘れした時とか前世とごっちゃになったりして・・・・・・高校は地理選択にするか? 地名とかならほぼ一緒でしょ)
彼が目指す大学は全ての科目を選択する必要があるが、それを知るのはまだ先である
(算数はなぁ・・・・・・)
片づけることを”なおす”というのは方言だと教えていただきました。勉強になりましたありがとうございます




