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アーセナルウォーカー  作者: アルニクツエル
第一章第一節【堕ちた白銀】
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第6話:武器更新

 ノエルが異物探索を始めて一週間程経過した、ある程度金銭的余裕も生まれてきた為新しい武装を購入することにしたノエルはフラッグシップで装備の更新を行うため意気揚々と家を出た。装備はともかく弾丸の補給等でフラッグシップに向かうことはあったが大した物は全くと言い程買っていなかった。


 ノエルがフラッグシップの店先に行くとシーカーのチームと思われる3人が店先で揉めていた。ノエルが近づくと大柄の男が「ここじゃ他の客の邪魔になる」と他の二人を連れて離れていった。

 3人を横目に店内に入るとグリスが幾つかの商品の片づけをしていた。


「あぁ、いらっしゃいノエルさん。今日も弾丸の補給?」


「違う、今日は装備を追加で買うことにした」


「へぇ、どんなのをお求めかな?」


 ノエルが求めたのは最低限の威力を保ったまま高速連射可能な銃で出来るだけ反動の少ない銃それとその一撃の攻撃力の不足を補えるグレネード等の投擲物を要求した。


「うーん、予算を聞いてもいいかい?」


「二丁購入する予定でグレネードを除いて150万で行きたい」


「うーん強化服がない状態でその予算だとTTS短機関銃がいいかな商品名「ベクター」お値段一丁50万ルクルムで生身でも扱えるように反動軽減機構が搭載されていて機動力は損なわれにくいかな。これ以上だと強化服を前提とした装備になってくるかな」


 強化服前提の装備と言うのは簡単に言えば強化服やそれに準ずる身体能力を前提にされた反動や重量の銃である。見た目が持てそうだからと言って装備しても吹っ飛ぶならまだいいが撃った腕がミンチになる事もある。例えば対物ライフルや強力な銃弾を発射する複合銃他にも高出力なエネルギー兵器も生身で扱うことは不可能だろう。


「分かった、後はグレネードをおすすめのを貰う」


「OKならジャミングは高いからスタンとスモークかなでもスモークも今のところは辞めといたほうがいいかも。ノーマルなコンカッショングレネードだねスタングレネードは1つ5万ルクルムコンカッションは7万だね」


「意外と高い」


「だね、しかも高ランクシーカーなんかは使うことは無いしね」


「どういう事?」


「簡単さ、グレネードは投げなきゃいけないけど高い戦闘能力を持つモンスター相手だと空中で迎撃されるからさ。榴弾投射機ならまだしもね」


「そうか、ならスモークとジャミングはいくら?」


「スモークなら10万ジャミングは最低JPPMランクの1で20万」


「高い!」


「でしょ?」


「HPPMと言うのは?大体予想は付くけど」


「まぁ、大体予想通りだね」


 JPPMと言うのは情報遮断障害状況の指標だ。最低が1で最大が3である、ランク内でもある程度差は大きいが最低でもある程度の嫌がらせにはなる程度にはなるだろう。このグレネードには成分表が付いておりその成分表を確認することで通信障害を最低限の被害に抑えることが可能だ。


 ノエルはしばし考えた結果TTS短機関銃ベクターとスモークグレネードとジャミンググレネードを一個ずつ購入した。


「前のBBA突撃銃は改造パーツが豊富だから現状の性能が不安なら改造してみたらどうかな?」


 そうグリスに言われノエルはBBA突撃銃の改造パーツを眺めると他にもベクターの改造パーツもあった

(成程、これなら同系統の銃を更新するよりもここで改造パーツを購入して改良すればある程度近い性能に持っていけるか)


 ノエルは最終的に追加でBBA突撃銃で体内拡散弾頭対応にする改造パーツを購入する事にした。

 体内拡散弾頭とは対生物系モンスターに特化した弾頭だ。銃弾が特殊な金属で覆われており生物の体内で硬いものに当たった衝撃で破裂する事で対象を殺傷する弾頭だ。


 購入しようと持っていった際にグリスから聞かれた


「対生物の銃弾ばっかりだけど大丈夫?機械系モンスターに会った時対処できる?」


 そう問われてノエルは考えを改めた。機械系モンスター以前に硬いモンスターは多いだろうそれなら…


「やはり強化服が必要」


「だろうね」


 機械系モンスターを倒すのには徹甲弾や強装弾といった強化服前提の威力になる。


「強化服はもう少しかかる。でも目途が立っていない訳じゃないから一つ買おうと思ってる強化服がある。それの取り寄せがしたい可能?」


 グリスはノエルが見せた強化服を見て驚いた、ノエルが見せた強化服は精々最低限のパワーアシスト程度の性能しかないのだ。


「確かにこの強化服ならある程度の銃は扱えるかもしれないけど…低スペックすぎない?」


「臨時収入でもなければこれ以上はちょっと…無理だ。予算的に」


 グリスは苦笑いをしながら了承した


「まぁ分かった。採寸くらいならできるから奥に来て。採寸用の機械と更衣室があるから下着姿になってマシーンに入って。僕はその間奥にはいかないけど操作は簡単だからそこは問題ないよ」


「分かった」


 案内された店の奥の一室には簡易的な更衣室と簡素な箱があった


「着替えたらあの箱の中に入って中の画面の開始を押せば始まるからじっとしてね。終わったら合図が出るから元の服に着替え終わったら戻ってきてね」


 説明を終えるとグリスは店内のカウンターに戻っていった。




 採寸が終わり着替えて店に戻るとグリスが銃等を整備していた


「あぁ、お帰り。じゃあこれで注文しておくから。今日はもう遅いけど異跡に行くのかい?」


「流石に行かない。多少銃の試射くらいはするけど」


「うん、そうした方がいいよ」


 その後軽い世間話やシーカーの知識の話を交えてからその日は帰宅した

TTS短機関銃/ベクター:ハンドガードの付いたサブマシンガンで高威力低反動


強化服:主に生身の人間が着るパワードスーツのようなもの

身体能力を強化するため人工筋肉や機械による単純な強化などもある

一番お手軽に身体能力を向上させることが可能

最低限の物でも800万程はする最低限以下では600万程


主にナノカーボンチューブ技術の応用や特殊粒子技術による人口筋肉が主流

強化服には動力であるエネルギーパックが必須で大体の製品はデフォルトで腰に装着する


形式は神経読み取りによる読み取り式

動きに追従し補助を行う追従式の二種類がある

義体者が強化服を着用しない理由は追従式しか使えないからでもある

読み取り式の方が断然早いのだ


製造企業は多くかなりの企業の製品があり性能は価格帯である程度変動するが基本的な性能は変わらない

主に身体能力の向上や制御システムの搭載されたチップでの精度向上だ

ある程度の特徴もある、例えば高性能な情報集機器がデフォルトで搭載されていたり瞬間出力に重きを置いていたりだ。


強化服を始めとした装備は採寸などが必要で高性能な物や個人で特注したものは並みの既製品を凌駕するがそれだけにかなり身体のナノマシーンの位置などを含むあらゆるものを調べることもある

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