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安全保障面・装備面における対中世文明及び対魔法編


★安全保障面・自衛隊装備における対中世文明及び対魔法編


ぶっちゃけ中世レベルの文明に対する自衛隊の装備は、自動車と自動小銃と現代水準の機関銃と迫撃砲程度の装備があればどうとでもなるので、ここでの主題はタイトルでは自衛隊装備における対中世文明及び対魔法編とはなっていますが、やはり異世界転移後の自衛隊の装備を考える上では一番重要なのは魔法となります。


いやーついにやってきましたよ!魔法ですよ!魔法!

やっぱりファンタジー異世界に行くんですから魔法についても考えていきたいですよね。

そして今回は安全保障を考える上での魔法を考えていこうと思います。


ですが、一言に魔法と言っても、登場媒体で色々な種類がありますよね。

ハリーポッターに登場する様な魔法とか、ゼロの使い魔に登場する魔法とか、ゲート自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりに登場する魔法とか、魔女の旅々に登場する様な魔法とか、魔法科高校の劣等生に登場する様な魔法とか、はたらく魔王様とかetc


例を上げ始めるとキリも無いですが、沢山あるのは分かりますよね。

正直、魔法と一括りで安全保障を考えても成立しません。何せ現実に魔法は存在しませんし、あるのは創作媒体の中だけです。

なので、必然的に魔法に対する安全保障を考える場合、創作媒体に登場する魔法の中から考えて想定しなければなりません。


ですので、今回は、上記に上げた作品の魔法を例に異世界に転移した日本の自衛隊における安全保障を考えていこうと思います。そして、自衛隊に必要な装備レベルを考えます。


まずは、ハリーポッターに登場する様な魔法の場合

この場合、自衛隊は現代水準の武装を整えねばなりません。もちろん兵士と魔法使いが真っ向から正面衝突する場合は作中に登場する死の呪文アバダケダブラなんかは呪文を唱えなければなりませんので、呪文を唱える必要のない自衛隊は銃の引き金を魔法が発動する前に撃ってしまえば良い訳です。


ですが、ハリーポッターに登場する魔法の場合、摩訶不思議な魔法が多すぎて作中に登場する魔法だけでもこれが現代科学の軍に向けられた場合、例えば、瞬間移動だとか霧みたいになって高速で空を飛ぶだとか、その他諸々、大変脅威になる魔法が沢山散見されます。


ですので、日本が異世界へと転移し、その世界の文明水準が例え中世レベルであったとしても、魔法の水準がハリーポッター級であった場合は自衛隊は一切の油断をしてはなりません。もしもこの場合における異世界文明と戦争をする場合は自衛隊は相当の覚悟をもって挑ばねばなりません。どのくらいの覚悟かと言えば、普通に地球国家同士で戦争をするレベルでの被害を想定した上でのレベルです。


例えば、これはハリーポッターに限りませんが箒に乗って空を飛ぶという描写はかなりのファンタジー作品にみられますが、これ、実は現代軍にとってかなりの脅威です。


どういう事かといえば、例えば今年2020年にアルメニアとアゼルバイジャンとの戦争がありましたが、この戦争において、大活躍したのがドローンです。アルメニア軍はロシアから購入したS-300と呼ばれるアメリカや日本が使用しているパトリオットミサイルに相当する対空ミサイルシステムを展開していましたが、これが自爆ドローンによって破壊されました。


アルメニア軍側はこの攻撃してきたドローンを探知できていなかった訳ではなく、ドローンはレーダーにしっかりと映っていました。しかし、アルメニア軍は撃墜せずに攻撃を許しました。なぜなのでしょうか。それはレーダーに映つるドローンの反応が小さく、速度も遅いため、動物や鳥と誤認した為です。同様の事例は昨年2019年にも発生しており、サウジアラビアにおいて油田がイエメンのフーシ派によってドローンで攻撃されました。この際も当時の報道によるとサウジアラビア軍はドローンをアメリカ製のレーダーによって捉えていましたが、鳥と誤認し攻撃を許しました。


ではこれを踏まえて箒に乗った魔法使いを考えてみてください。ドローンよりも小さく、さらに生身の人間の為、ドローンよりもレーダーで捉えられる反応が小さいのです。これは自衛隊にとって非常に大きな脅威です。また、2020年現在、自衛隊は自爆ドローンの脅威をまだ経験しておらず、さらにアルメニアとアゼルバイジャンの戦争が事実上、現代軍同士の戦争における自爆ドローンの有効性を全世界に知らしめた初の本格的な出来事であった為、自衛隊は恐らく今年以降に本格的な自爆ドローン対策ですとか自爆ドローンの運用を考えていく様になるのだと思います。


ですのでもしも、2020年の現時点で日本が異世界へと転移した場合、自衛隊は最悪、こうしたドローン戦術研究が今だ発展途上であるがゆえに最悪の場合、アルメニア軍と同じ轍を踏んでしまう可能性があるのです。また、魔法という不確定要素が多い為、対ドローン研究が進んでいたとしても同じ轍を踏んでしまう可能性が無いとは言えません。


よって、ハリーポッター級の魔法を持った文明が存在する場合、自衛隊は現代レベルの装備を保持せねばなりません。


次に、ゼロの使い魔と、ゲート自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりに登場する様な魔法の場合を考えていこうと思います。


この場合の自衛隊が対魔法に必要とする装備は必ずしも現代レベルの装備を必要とはしません。

これは実際にこれらの作品を見た事がある人は納得できると思います。この両作品における魔法とは超常的な現象ではありますが、例えば銃弾や砲弾を完全に無力化する様な手段は殆どありません。

また攻撃魔法も現代兵器には通用しない事が非常に多いです。


これらを考えれば、この両作品に登場する魔法のレベルでは自衛隊は概ね中世の文明を相手にするとの変わりありません。


かつて、スペイン帝国は僅か200人未満の兵力で南米の現地文明を滅ぼし植民地化する事に成功しました。これは当時のスペイン帝国の科学力や戦術が優れていたからに他なりません。

なお、当時のスペイン帝国による植民地化の際の武装はマスケット銃、剣、槍です。


これを考えれば、中世レベルの文明を相手するには極端な話、自動小銃だけを持った自衛隊員1個大隊規模もあれば、理論上はこれだけの兵力でも中小国程度であれば、制圧する事ができます(※ただしドラゴン等の航空戦力を保有していない相手の場合に限る)。ただし、流石に古代ローマ級の文明の国を相手にする場合はこれだけでは明らかに足りませんが(例えドラゴン等の航空戦力を保有していないとしても)。


15世紀までの中世ヨーロッパ級の文明とそれ以前の古代ローマ級の文明は明確に分けねばなりません。


認識としては15世紀までの中世ヨーロッパよりも古代文明の方がより高度な文明です。


古代人の技術力は舐める事ができません。古代ローマのバリスタは一説には射程距離が1kmもあるものも存在しました。さらに命中精度や威力も非常に高く様々な種類が開発され、個人携行のバリスタや、野砲的役割のバリスタ、馬に引かせた荷車にバリスタを乗せた現代で言う戦車の様な装備も存在しました。艦砲として搭載したガレー船や、現代で言う河川哨戒艇や砲艦の様な役割の船も存在しました。さらに機関銃のように連射と装弾が可能なバリスタも開発されていた事が分かっています。これらの様な様々な種類のバリスタはローマ帝国の衰退と滅亡後にその技術の多くは失われました。紀元11世紀、つまりは中世真っ只中の時代でようやく幾つかの技術が復活。しかし、その性能は古代ローマで使われたバリスタには遠く及ばない性能だったそうです。また、バリスタ以外でも戦争中における人力による土木作業技術は非常に高度で洗練された職人技も持っていました。


さらに戦争に関連する技術以外に注目しても、古代ローマには現代ですら生成方法が不明な高度な耐久性を有したローマンコンクリートや、現代の技術にも劣らない上下水道技術、さらに最新の考古学研究によって古代ローマには水工学を利用した現代文明にも劣らない、場合によっては現代よりも高度と言える様な高度な水力施設が存在していた可能性が判明しています。さらに、古代ローマ以外に目を向けても古代ギリシャの世界最古のアナログコンピュータ、アンティキティラ島の機械。シラクサのシュラコシア号、古代エジプトのオベリスク輸送船や古代マケドニアの攻城兵器ヘレポリスを乗せた戦船に見られる様な全長50mを超える巨大船(※古代エジプトや古代マケドニアの巨大船に関する学説や研究は様々出ていますが、最低でも両者共50m以上だったと推測されており、古代エジプトのオベリスク輸送船にいたっては極端ですが、最大の大きさの見積もりは全長300mにも達したという驚愕するような学説も存在します。ただし全長300mの学説は最も極端な例の学説です。ですが概ね50mから300mの間の大きさの巨大船体であったとされます。なお、100m越えの説や300m説の現実味ですがこれは、完全に否定する事はできません。古代エジプトはテサラコンテレスと呼ばれる全長130mのガレー船を所有していた事が判明しています)にみられる様な高度な造船技術等々、明らかに古代文明の技術は15世紀までの中世ヨーロッパ時代の文明を凌駕する高度な技術や文明を有していました。


もちろん中世ヨーロッパ時代に発展した技術もありますが、総合的に見た場合、現代にも通じる様な多くの高度な技術や学問の存在や文明の繁栄の様子や発展の速度を見れば、どちらが煌びやかな時代であったかは明らかでしょう。これが西ローマ帝国の滅亡後15世紀までを暗黒時代と呼ぶ由縁です。


古代よりも時代が進んでる筈の中世の時代の方が文明が衰退しているのは歴史的皮肉と言えるでしょう。

だって紀元前の時代には既に古代ローマのアレクサンドリアのヘロンによって蒸気機関が考案されてる位ですし、ヘロンより前の偉大な科学者アルキメデスもArchitonnerreと呼ばれる蒸気砲を開発し使用したっていう話も残っています。


中世の時代には高度な上下水道や水力施設の技術も失われてしまいました。

また、建築学も大きく後退したと言われており、これはドキュメンタリーで知った時に衝撃を受けたのですが、コロッセオってあるじゃないですか。あれは現代で言うスタジアムなんですけど、あそこで使われてる建築学は非常に進んでいまして、なんと現代で使われてる建築学的な設計技術と大差ない先進性のある設計で作られた建築物なんだそうです。現在のスタジアムの設計の原型が完成したのはここ100年以内の事らしく、つまり古代ローマは建築において、現代の私達に近い水準の設計が可能だったのです。


これが意味する所はつまり、古代ローマの衰退と滅亡後、私達人類文明は、古代ローマ後に登場した新しい分野の技術や知識以外の、古代ローマ時代の時から存在する多くの技術や知識においては、ようやく最近(現在を含めて200年以内)になって古代ローマの文明水準に追いつく事ができたという事なのです(現在を含めて過去500年間の間に色んな人々が努力した結果。でも、一部の技術は未だに追いついていない)。そしてそれ以上の水準を獲得し始めたのは現在を含めて僅かここ100年以内での本当にごく最近の出来事なのです。なお、古代ローマの滅亡から約1千5百年の月日が経過しています。


もしも古代ローマが衰退もせず滅亡もしなければ、人類の科学技術の水準は今頃、現在よりも遥かに高い水準に達してたんじゃないでしょうか。宇宙だってきっと今より数百年前には進出できてたかもしれません。


と、この様に歴史的な事実がある事から、よって、もしも古代ローマ級の国力と技術力を持った国と戦う場合は流石に自動小銃だけを持った自衛隊員1個大隊では足りないと予想がつく訳です(人数的にも敵の脅威度的にも)。


ですが、古代ローマ級の国は無理ですが、中世ヨーロッパ級の文明の国が相手である場合、中小国相手では、これだけの戦力でも制圧が充分に可能です。大国相手でも中世ヨーロッパ級の文明国相手なら、自動小銃だけを持った自衛隊員1個大隊だけでも大半を制圧できるでしょう。もしかしたら上手く事を運べれば、これだけの戦力でも中世ヨーロッパ級の文明国なら大国でも制圧できるかもしれません。


ただし、私が極端な話と最初に付けたのは、これはスペイン人がやった行為を参考にしているからです。スペイン人が南米の文明に対してやった様にこの、自動小銃だけを持った自衛隊員1個大隊が、人道も常識も全てかなぐり捨てて現代基準では明らかに極悪非道の犯罪者集団ばりの事をすれば、1個大隊規模の人員でも国を攻め滅ぼす事が可能です。


具体的には、王と面会して何かと変な難癖をつけて、王の配下を皆殺しにして、王を人質にして金銀財宝を王の命を引き換えに要求してそれを貰ったら王を殺して有無を言わさずに武力で命令に従わせたり、その上で勝手に自分たちが王を名乗ったり、行く先々で虐殺と強姦をしまくって、現地住民を強制労働させるとかですかねぇ~。


……人間の屑かな?まぁ、現代基準で考えると屑の権化みたいな所業ですが、詳しくはコンキスタドールで検索してみてください。今上で述べたのはコンキスタドールの所業のほんの一部でしかないです……中々にえげつないですよ……ひぇっ。


コンキスタドールの彼らがやった様な所業と大差ない極悪非道の所業をすれば、自動小銃だけを持った自衛隊員1個大隊でも制圧はできるでしょう。ですが、現代文明人である現代日本が民主国家としてこんな野蛮な事はできません。


となると人道や常識を持って戦うという事は当然の事ながら、現代で犯罪に当たる様な行為はできない訳です。そうなると正攻法で戦わねばなりません。そうなった場合は流石に武装も自動小銃だけでは足りないでしょう。自動小銃に加えて最低限の装備として迫撃砲や手榴弾や爆弾も必要となるでしょう。


何故なら例えばです。


犯罪行為無しで正攻法で自動小銃だけを装備した1個大隊規模の自衛隊部隊が中世ヨーロッパ文明型の城、砦、城壁都市に篭城した敵をどうやって攻略するかです。


相手はそれ以前の戦いで銃の危険性を認識していると想定します。自衛隊には爆弾はありません。砲もありません。自動車もありません。航空機もありません。あるのは自動小銃だけです。正直、兵糧攻めを狙った長期戦を覚悟するか、古代ローマ軍ばりに人力土木工事を頑張ってして城壁を越える等の方法を考えねばならないでしょう。もしくは水路などを使って侵入を試みる方法もあるかもしれません。ですが、場合によっては地形上の問題等によって土木工事での城壁越えや罠が張り巡らされていて水路からの侵入すらもできない城、砦、城壁都市等もあるかもしれませんし、兵糧攻めを狙っても砦の向こう側では自給自足の体制が整っているかもしれません。実際に自給自足の体制が整った城や砦や要塞都市は世界各地の文明に存在しました。


そうだとするとこの自動小銃だけを装備した1個大隊規模の自衛隊部隊は非常に長い長期戦を覚悟しなければなりませんし、余りにも長い長期戦ともなれば、自衛隊部隊側に包囲を続ける事に限界が来る事も充分にあり得るでしょう。


ですから、中世ヨーロッパ級の文明の国を犯罪行為無しで正攻法で倒すには、自動小銃に加えて、最低限の装備としては城や壁を破壊できる迫撃砲や手榴弾や爆弾も必要と考えられる訳です。もしくはこれに加えて榴弾砲も数門程度が必要になるかもしれません。


ですが、裏を返せばその程度でしかないのです。

自動小銃だけでも、ゼロの使い魔と、ゲート自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりに登場するレベルの魔法相手では相手の魔法以外の文明力が中世ヨーロッパ級程度である場合、圧倒的な火力の超兵器と化すのです。


その事を考えれば、自衛隊は現代基準の防衛装備では必ずしも、そうでなくても充分に無双が可能でしょう。


もちろんファンタジー世界定番のドラゴンや、空飛ぶ帆船みたいな航空戦力が存在する場合は、その脅威度に応じて戦闘機や対空機関砲や対空ミサイル等が必要になるかもしれませんが、それ以外の地上戦闘における装備は現在の様な高度で洗練とした自衛隊の装備では必ずしも、そうでなくて良いのです。

海での戦闘でも、敵がクラーケンみたいな海の怪物を使役しておらず、純粋に中世ヨーロッパ級のよく日本異世界転移系の小説で出てくる様な帆船程度の相手であれば、船に口径の大きい機関砲を搭載するだけでも無双が可能でしょう。


まぁ、話をまとめるなら、ゼロの使い魔と、ゲート自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりに登場するレベルの魔法文明で、その他の文明水準が中世ヨーロッパ級の文明相手ならば、現代のフル装備自衛隊でも、フル装備でない一部にハンデの様な使用装備制限をかけた自衛隊でも、どっちでも充分に無双ができるという事です。


つまり、現代地球の圧倒的オーバーテクノロジーを有した自衛隊にとって中世ヨーロッパ級の文明の異世界の国々は脅威になり得ません。また、古代ローマ級の文明の国でさえも、確かに古代ローマ級の文明ともなれば偉大な文明ではありますが、古代ローマの時代には生まれなかった技術と学問の集合体である現代機械テクノロジーを有する自衛隊の前では、自動小銃のみで兵力は1個大隊しか居ないとかいうハンデでもしない限り自衛隊が負けるという可能性は万に一つの可能性も無いでしょう。


ただし、ここからは日本が転移する異世界の様子次第で話しが変わる事なのですが、例えば、1つの世界に中世ヨーロッパ級の文明もあれば、大航海時代級の文明、第一次世界大戦級の文明、第二次世界大戦級の文明といったように様々なレベルの文明が共に存在している様な世界では自衛隊の装備は現代レベルを維持しなければならないでしょう。なぜなら、第二次世界大戦という現代に比較的近い文明が存在するからです。


ですが、複数の文明レベルが共存していない世界。つまりは世界共通で中世ヨーロッパ級の文明しかない世界の場合。もしくは複数の文明レベルが存在していても一番発展している文明のレベルが精々、大航海時代級や産業革命初期程度の文明程度しかない場合は……。


恐らくその世界に転移した日本の自衛隊には大規模な予算削減の未来が待ち受けているものと予想します。


というのも、先に解説したように、この場合における自衛隊は余りにも強すぎます。

例えば現代戦闘機ばりに音速や超音速で飛ぶドラゴンとか、巨大怪鳥とかが存在しない場合、自衛隊が保有する多くの装備(例えばイージス艦など)は完全にオーバーキルとなってしまいます。


異世界転移後の日本は経済的に非常に苦しい立場です。それはこれまでの解説を読んで頂ければ分かると思います。この様な状況で、明らかなオーバーキル兵器群は日本にとって日本を蝕む非常に金を喰うだけの金食い虫と化してしまいます。


害虫が家に出てきた時にダイナマイトを使って害虫を駆除する様なものです。費用対効果として非効率極まります。


具体的な例を出しても、例えば対空迎撃手段を持たない帆船1隻を相手に本来なら200万円未満の自爆ドローン攻撃ですむ筈の攻撃を、1億3千万円もするハープーンで攻撃をしたらどれだけ、非効率かは誰の目に見ても明らかでしょう。さらにハープーンを1発撃つにはミサイル発射関連の様々な高価なシステムが必要ですし、その維持費も莫大なものです。対してドローンにかかる関連システムの装備費や維持費はハープーンの関連システムよりも安価に済みます。何故ならドローンの関連システムは言うなら、めちゃくちゃ良い遠隔操作システム。つまりはラジコンみたいなものだからです。もちろんAI操作とか、色々機能を足したり求めたりすれば、価格が上がる事はあるかもしれませんが、それでも概ねは価格は安く済むでしょう。


よって、異世界転移後に転移した異世界が日本にとって脅威になり得ない世界であった場合、自衛隊はその相手のレベルに応じて現在の高度なレベルの装備からその装備レベルを落としていくものと考えられます。


例えば、私が思いつく範囲内の話ですが、可能性としては戦車や装甲車の装甲が現在は対地雷や対砲撃等の現代兵器に対する対策で設計されていますが、これが必要なくなる事で、装甲の防御力が低下したり、イージス艦に変わって、海上自衛隊の主力艦がヨーロッパの哨戒艦やフリゲートレベルにまで低下する可能性等が考えられるのではないでしょうか。


また、上でも軽く触れましたが、高価なミサイルの代わりにアルメニア、アゼルバイジャンの紛争で全世界の軍関係者から大注目を浴びた様な自爆ドローンがミサイルの立場を奪うかもしれません。自爆ドローンに関わらずドローンは非常に安価で製造コストの安い装備だからです。あとは導入の可能性があるとすれば、開発コストは高いかもですが、対空レーザー砲は一発辺りの費用は非常に安いので導入が検討される可能性はあるかもしれません。


そして、これもあくまで私個人の想像ではありますが、異世界転移後に日本にとって特段の脅威が存在しない場合。F35等の高度な技術の戦闘機装備は航空支援行為自体はいつ如何なる時代も必要なので一定機数は維持されるかもですが、現代日本が誇るイージス艦は将来的に1隻程度まで削減、もしくは全艦が姿を消す可能性は充分にあるのではないかと思います。


以上、長くなりましたがゼロの使い魔と、ゲート自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりに登場する様な魔法の場合の考察でした。次に行きましょう。


では次は魔女の旅々に登場する様な魔法の場合。


最初に解説したハリーポッターと大体同じです。このレベルの魔法を異世界の国々が持っている場合、如何に文明のレベルが中世ヨーロッパ級であったとしても、自衛隊は現代水準の装備が必要です。理由はハリーポッターの場合と概ね同じです。


また、魔女の旅々の場合、場合によってはハリーポッターよりも危険かもしれません。

アニメを見ていると明らかに戦闘系の魔法はハリーポッターよりも遥かに高度に発展している様に思えます。

魔女1人で戦闘ヘリ1機、熟練の魔法使いで爆撃機レベルの脅威度かもしれませんね。

また人間を巨大で凶悪で強大な怪物に変えられる魔法も登場しているので、もしも日本と交戦中の敵の国が工作員として魔法使いを日本に潜入させた場合、大規模な都市レベルでの破壊工作も可能でしょう。


魔女の旅々に登場する様な魔法文明を持った中世ヨーロッパ級の文明の国と日本が戦う場合、日本は普通に地球国家同士で戦争をするレベルでの覚悟と被害を想定した上で戦わねばならないでしょう。


では次ですが、次は一気にいきます。

魔法科高校の劣等生と、はたらく魔王様に登場する様な魔法の場合です。


この場合の魔法文明と日本が戦う場合ですが……はい、両作品を知っている人はもう分かりますね。

もしくは片方だけ知ってても結果は分かると思います。


はい、ダメです。

日本はどうあがいても勝ち目がありません。この両作品に登場する様な魔法文明が相手であった場合、例え相手の魔法文明のレベルを抜いた文明度が中世ヨーロッパ級であったとしても、日本には勝ち目は殆どありません。


この場合、この世界に転移した日本は、相手との戦争は絶対に避けねばなりません。また、日本に対する安全保障上の脅威が現代地球よりも遥かに高まる事から少しでも防衛力を高める為に核武装を進める必要があるでしょう。それも広島型や長崎型程度の威力の核兵器ではダメです。より強力で破壊力のある核兵器が必要でしょう。


★参考資料


ヘレポリス

https://en.wikipedia.org/wiki/Helepolis

オベリスク輸送船

https://suichukoukogaku.com/egyptian-shipbuilding/

テサラコンテレス

https://en.wikipedia.org/wiki/Tessarakonteres


★おまけ ポルトガル参考になる説・再び(軍事)


ゼロの使い魔に登場する魔法とか、ゲート自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりに登場する様な魔法文明を持った中世ヨーロッパ級の文明世界の場合、自衛隊がその脅威度に応じて国から予算を減らされて装備のレベルを低下させると書きましたが、実はこれに関して、もしかしたらこうなるかもと思った事があります。


それが自衛隊装備の植民地戦争中におけるポルトガル軍の様な装備への変化です。


もちろん1961年から1974年というかなり古い時代の話なので完全にそうなると言う話ではありません。例えばドローンは使われるでしょうし、無人機も使われるでしょう。

ですので、ここで言うポルトガル軍の様な装備化とは、大雑把に日本が保有する自衛隊全体の装備の雰囲気での話しと考えて下さい。あくまで、雰囲気です。


ここでまず、ポルトガル植民地戦争について、おさらいします。

ポルトガルは日本よりも経済的に豊かではない国でした。それどころか欧州の中でもかなり貧乏な国の位置づけでした。にも関わらずポルトガル軍は世界各地に点在する植民地において軍を展開し戦闘を可能とし多くの戦いで軍事的勝利を収め戦争を終盤まで有利に進める事ができました。


何故、欧州でも裕福ではないポルトガル軍にそれができたのでしょうか。

それはポルトガル軍が試行錯誤の結果、身の丈にあった装備を運用していたからに他なりません。

当時のポルトガル軍の装備の編成は軍需品と民需品の混成でした。


例えば、爆撃機や偵察機として民間航空機が利用されています。

現地への軍部隊や物資の輸送には本格的な輸送船や軍用輸送機が足りず、さらに揚陸艦が無かった為、民間の大型旅客機や民間船も利用されました。戦闘用船艇も足りない場合は民間船を利用しました。

また、足りない装備は陸海空問わず第一次から第二次世界大戦時代の物を運用していました。

輸送車両も足りない物は民間車両等を活用しました。


ちなみに空軍の運用した保有する航空機は1974年時点で850機にも及びます。ポルトガルがですよ?単純な機数だけでみれば、自衛隊の保有する航空機数963機と僅か113機程度の差でしかありません。これが実現できたのも、軍用機以外にも民間機を多く活用したからでしょう(なお、戦後、1976年には空軍の戦力は過剰だった為、3分の1にまで減らされた)。


さらに海軍の植民地展開に関しては植民地戦争が勃発した事で戦争勃発前の規模よりも拡大しなくならなければなりました。13年間に渡りポルトガル海軍は艦艇を量産しました。


主力艦は、主に航続能力を引き上げたコルベット艦やフリゲート艦を運用していました。武装は対艦ミサイルを運用していた艦艇はほぼ無しです。武装もコルベット、フリゲート問わず主砲、機関砲、短魚雷、対潜迫撃砲が基本でした。

第二次世界大戦後の世界で運用される海軍の主力艦の武装がこれでした。ですが、当時のポルトガルにはこれで充分だったのです。


いや、厳密に言えば予算さえあれば、もっと大きくて武装も強い船が欲しかったかもしれませんが、現実の予算を考えるとこの時に量産されたコルベット艦とフリゲート艦の採用はコストパフォーマンスに非常に優れた艦艇でした。


ポルトガル海軍が設計したこれらの主力とも言える艦艇は南大西洋・インド洋海域において限定戦争や低強度紛争に投入できる低コストな二線級戦闘艦として開発されました。なお、このコンセプトは軍事学的に非常に高く評価されてより、ポルトガルが設計したこれらの外洋艦艇は現代における通報艦の先駆けの的な存在になりました。


ちなみにですが、ポルトガル海軍はこれらの艦艇に将来的にミサイルを搭載する事を計画当初から夢を持っていた様で戦後にも検討がされましたが、結局、これらの艦艇がミサイルを搭載する事はありませんでした。


植民地戦争中のポルトガルの装備に関しては以下のリストを参照してください。ただし、以下のリストはかなり大雑把に書かれており、ポルトガル語や英語等、他言語でもっと詳しく調べると他にも色々な装備が出てくる事に留意(例えば輸送船として使われた民間の客船だとか、使われた銃火器だとか運用された軍用、民間の航空機とかその他諸々)。以下のリストでの注目点は航空機と船舶です。


ポルトガル植民地戦争で使用された軍事装備のリスト

https://pt.wikipedia.org/wiki/Lista_de_equipamento_militar_utilizado_na_Guerra_do_Ultramar


ポルトガルが教えてくれる事はなんでしょうか。


ポルトガルも望んでこうなった訳ではないでしょうが(財布が許すならもっと強い軍隊が欲しかった筈)、それは、この様な正直に言って今の時代から見ると、とても世界展開するには満足とは思えない様な装備群でもそれが有効に機能し成立したという事実です。ポルトガルはこの様な装備で言わば本国から遠く離れた遠隔地への外征を可能としたという事です。


このレベルの装備群で外征を可能とした事実は異世界転移後、経済的に厳しい日本にとっては非常に重要な事実です。万が一、戦争になった場合、必ずしも部隊を輸送する為に現在の自衛隊が運用している様な高価な輸送装備を使わなくても外征自体は色々と条件は整えねばならないとは思いますが、可能であるという事なのですから。


また、もともと資金力が乏しい国が整備した軍事装備体制なので、異世界転移した現代日本が防衛費を大幅削減する場合に参考になり得るものと考えます。


植民地戦争におけるポルトガル軍の装備は、これが相手が現代兵器を保有した独立派勢力ではなく、中世ヨーロッパ級の文明の異世界であったならば充分するぎる兵器と装備群です。上でも述べたように相手にとっては自動小銃ですら超兵器なのです。


それを考えた上でポルトガル植民地戦争で使用された軍事装備のリストをもう一度ご覧下さい。

もう無双し放題だと思います。このレベルでも。

異世界にとっては正規の軍需品ではない民儒品でも、また、第一次世界大戦レベルの銃火器ですらも超兵器の分類に入ります。


恐らく異世界転移後、自衛隊の予算が大幅に削減された場合、ドローン等の低コスト装備に加えて、ポルトガル軍の様に民需品などが軍需品に混じって運用される可能性は非常に高いのではないでしょうか。民需品の導入は自衛隊のコストパフォーマンスを極限まで高めようとする場合は必需の条件となるでしょう。中東やアフリカの勢力が運用している様な民生自動車を改造したテクニカル等は非常に良い例だと思います。また、歩兵銃火器についても、自衛隊が運用してる小銃のお値段は高い分類の為、コスト削減を考えれば大幅に簡略化されたり製造コストを抑えた安い銃器等が現在水準の銃火器に混じって運用される様な可能性も充分にあり得ると考えて良い筈です。


また、海上船舶装備に関しても特段な脅威が存在しない場合、相手を帆船程度の戦力と仮定すれば、イージス艦程の装備は必要ありません。費用対効果と帆船への攻撃力を考えれば、それこそポルトガルのコルベットやフリゲートレベルの装備でも充分です。それどころかコストパフォーマンスを考えれば非常に安上がりな上に異世界から見ればそのレベルでも充分に超兵器に分類される為、異世界の国からすれば、この程度のコルベット艦やフリゲート艦でも現代におけるイージス艦と同程度の脅威度の位置づけの装備となるでしょう。


それに例え、空や海からの脅威(ドラゴン等)があったとしても、それらのコルベットやフリゲートに対空装備を追加で搭載するか、もしくは設計段階で載せれば良いだけの事です。それに対潜だけ考えれば最初からポルトガルの艦艇と同レベルの艦艇で開発したならば、能力は限定的ですが対潜装備を装備している為、ある程度は対処できるはずです。よってこれらの艦艇が自衛できる性能は充分に得られるでしょう。


逆にこれで対応できない脅威がでてきた場合は、これらの艦艇よりも一段階よりレベルの高い艦艇や装備が必要になる訳です。


以上を踏まえた上で、防衛費が大幅に削減され、上記の様な低コスト装備化+軍需品と民需品が混合された自衛隊の姿を想像してみてください。


その姿は恐らく、最新の装備も多く含まれているとは思いますが、概ね、ポルトガル植民地戦争で使用された軍事装備のリストと似た様な雰囲気を醸し出す装備編成となっているのではないでしょうか。


ただ単にポルトガル植民地戦争で使用された軍事装備のリストの中の、今の私達から見れば古い規格の装備が、新しい物(ドローン等々)や比較的新しい時代規格の物、現代軍隊の性能劣化版装備等に変わっているだけで装備全体の雰囲気は似た様な雰囲気になっているのではないでしょうか。


以上、ポルトガル参考になる説・再び(軍事)でした。


★参考資料1(ポルトガル植民地戦争中に運用されたポルトガル海軍主力艦艇の一部抜粋)


・アルミランテ・ペレイラ・ダ・シルヴァ級フリゲート

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A1%E7%B4%9A%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%88

・ジョアン・コーチニョ級コルベット

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%8B%E3%83%A7%E7%B4%9A%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88

・バッティスタ・デ・アンドラーデ級コルベット

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%87%E7%B4%9A%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88

・ジョアン・ベーロ級フリゲート

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%AD%E7%B4%9A%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%88

・Classe Diogo Cão( フリゲート )

https://pt.wikipedia.org/wiki/Classe_Diogo_C%C3%A3o

・NRP Pêro Escobar( フリゲート )

https://pt.wikipedia.org/wiki/NRP_P%C3%AAro_Escobar

・Classe Diogo Gomes( フリゲート )

https://pt.wikipedia.org/wiki/Classe_Diogo_Gomes

・Classe Cacine( パトロール船 )

https://pt.wikipedia.org/wiki/Classe_Cacine

・Classe Argos ( パトロール船 )

https://pt.wikipedia.org/wiki/Classe_Argos_(1963)

・Classe Faial( パトロール船 )

https://pt.wikipedia.org/wiki/Classe_Faial

https://en.wikipedia.org/wiki/Isles-class_trawler

・Classe São Jorge ( ? )

https://pt.wikipedia.org/wiki/Classe_S%C3%A3o_Jorge

・Classe São Roque( パトロール船 )

https://pt.wikipedia.org/wiki/Classe_S%C3%A3o_Roque

・Classe Ponta Delgada( 輸送船 )

https://pt.wikipedia.org/wiki/Classe_Ponta_Delgada

・NRP Sam Brás( 輸送船 )

https://pt.wikipedia.org/wiki/NRP_Sam_Br%C3%A1s

・S. Gabriel( 給油艦 )

http://alernavios.blogspot.com/2010/08/sao-gabriel.html

 

★参考資料2(ポルトガル植民地戦争中に運用されたポルトガル海軍主力艦艇の1隻辺りの建造費、年間維持費、査定価格)


・ジョアン・コーチニョ級コルベット

建造費:?        年間維持費:930万ドル

日本円:?        日本円  :約10億円


・バッティスタ・デ・アンドラーデ級コルベット

建造費:8500万ドル  年間維持費:1130万ドル

日本円: 約94億円   日本円  :約12億円


・ジョアン・べーロ級フリゲート(※1990年代中盤の近代化改修ずみバージョン。2008年にウルグアイ海軍に売却される際にEUの定める国際基準で査定された。売却された艦の状態はほぼ新品に近い極めて良好な状態だったと評価されたとされる。なお下の査定額に注意してもらいたいが、これは建造費ではない為、建造費はもう少し高くなると予測される。中古価格の為)

査定価格:3000万ユーロ  年間維持費:?

日本円 :約39億円       日本円:?


※参考:イスラエル海軍のサール5ミサイルコルベットの建造費用は2億6000万ドル、年間維持費は2600万ドル。はやぶさ型ミサイル艇の建造費は94億円。まや型護衛艦の建造費は1680億円、年間維持費は約63億円(弾薬代は別)。また、全長50m以上から100m未満もしくは100m級の一般的なフェリーの建造費用が10億円から100億円。


☆感想

正直言ってフリゲート艦、コルベット艦としては驚愕の安さ。恐らくこれより安くて機能的な外洋船は作れないだろう。これだけ安いにも関わらず、限定戦争、非対称戦争(異世界転移した日本における非対称戦争は敵の脅威度が圧倒的に低い勢力との戦争を指す)、海上警備が目的ならば最低限充分な性能を備えている。ポルトガルのコンセプトがその後、世界の通報艦の手本となった理由が良く分かる。異世界転移後に異世界の脅威度が古代から中世レベルでしかなかった場合、ポルトガル海軍が開発したこれらの艦艇は防衛費が削減される自衛隊においては、かなりの参考材料となり得るだろう。


ずっと思ってる疑問。

ポルトガル海軍のジョアン・コーチニョ級コルベット、バッティスタ・デ・アンドラーデ級コルベットのウィキ見てるとこれを設計したっていうホジェリオ・ドオリヴェイラ設計官っていう人の名前が出てくるけど、調べても良く分からん……一体何者なんだ……。

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― 新着の感想 ―
[一言] 近代兵器でも太刀打ちできない魔法使いだらけの世界だと日本が転移する前に自滅しているか、もしくはそういった事態を避ける為に表面上は国家間で不可侵条約を結んでいるって感じですかね
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