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だいごわ

今回は楽屋裏的なお話です。


でも次回からは・・・。

 

最恐の和製ゴスロリ少女、

うりぃめりーと犬の災・・・いえ、冒険は今日も続きます。


 「姐さん!」

 「なんや、犬?」

 「そういえば、

 姐さんて生まれどこなんですか?」


うりぃの足が止まりました。

 「・・・おんどれ、やなこと聞くなぁ?」

 「あ、すいませんっ!

 まずかったすか?

 いえ、姐さんの言葉って、

 微妙に関西弁じゃないような気がして・・・それだけなんです!」

犬は条件反射で身を守ろうと身構えます。

さすがに学習してるのでしょう。


 「しかたなかろう、

 ウチは一年しか、じじい、ばばぁのトコで暮らしとらんのやで?

 ・・・その後は放浪生活や、

 知らん土地の言葉だって混じってまうわ。」

 「・・・そうか、

 そう言われるとそうですよね?

 でも標準語も喋れますよね?」

 「おじょーちゃんのふりする時はな、

 東京弁も使わなしゃーなかろ?」

 「東京弁て・・・ぷ、コンプレックス丸出・・・ あ!!」

うりぃの目が光りました。 

犬も自分の不用意な言動に気づいた時は既に遅し・・・!

・・・でもなかったです。

 「・・・あ、アレ?」

 

 

 「今日は堪忍したるわ、

 ・・・せっかくの日やさかいにな。」


犬の耳が、ピクンと動きました。

うりぃは遠くの方を見つめています。

向こうの街角で、

黒いドレスを纏った銀色の髪の女の子が手を振ってました。

つられるかのように、

犬の尻尾も激しく左右に動きます。

滅多に他人にはなつかない犬なんですが。


 「おい、犬、おつかいや、

 猿も雉も呼んで来い、

 今夜は宴会や、朝まで騒ぐでェ!」

 「ハ、ハイ!!」 


犬はダッシュで駆けていきました。

姿はもう見えません。

うりぃも向こうの女の子に、

にっこり笑って血だらけの草刈り鎌ごと手を振ります。

珍しく彼女もホントに嬉しそうです・・・。

うりぃは大声で呼びかけました。

 「おう、おつかれ、れでぃ!

 長いことごくろーさん!!」


実はこの後、

宴会芸代わりに犬の虐た・・・いえ、

不死身ぶりがアピールされるのですが、

ま、それは置いときましょうか。


(作者注:このお話作成直前、レディ メリー最終章が完成しました。)

 



次回はノーマルなストーリーです。

そしてその次からいよいようりぃ・めりーの壮大(?)なメインストーリーが始まります。

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