表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/676

だいにわ

しばらく短編が続きます。


レディ メリーとの関係?

あるっちゃあ、あるかもしれないし、

ないっちゃあ、ないかもしれません。


 

 「姐さーん、待ってくださいよー。」 

大きな犬が後ろから走ってきました。

 「はよぉ、しぃ、 村についたで!」


うりぃ・めりーと犬の大冒険、

彼女達は村から村、

町から町へとさまよい歩きます。


 「ハァ、ハァ、姐さん?

 いっつも思うんですけど、

 何で雉と猿は一緒に来ないんですか?」

 「ああ、あいつらか?

 あのな、あいつらも大変なんやで?

 猿はな、

 娘が有名大学に進学するとかで、

 塾行かせたり、学費稼ぐのに大変なんやと。

 あの娘、今まで遊びまわっとったからなぁ。」

 「へぇ・・・あ、

 そういえばエテ公のくせに援交してたんですよね、

 へへっ・・・・?」


   ギャウーンッ!?

犬の首筋に、

めりーの全体重をのっけたエルボードロップが炸裂!

致命的な何かが砕けた音がしました。

犬の首が明後日の方向に曲がってしまってます。

 「おんどれ、いつからそない寒いギャグかますよーになったんや、ボケェッ!!

 おもろい思とんかァァ!!」

 「アゥ・・・アゥ・・・

 あね さん・・・、

 いまのいちげき・・・なんかヤバい です・・・」

 


 「知るかい、あほーっ、

 ・・・しゃーないなぁ 

 ゆっくり歩いたるさかい、はよこんかい!」


首が曲がってしまっているためでしょうか、

犬は真っ直ぐ歩けません。

それでも哀れな犬は、ようやくうりぃに追いつきました。


 「・・・そんでな。」

 「は、はい!」 

犬はすっかり怯えています。

 「雉の方はな、

 羽がのうなっとるさかいにな、

 はえ揃うまでまだ時間かかるんよ。」


 「・・・え、こ、こないだ姐さん、

 全部引っこ抜いてから、その後はえ揃ったんじゃ・・・?」

 「あー、また、引っこ抜いたった、

 ついついおもろうてなー。」


可哀想な雉さん、

いや、犬の方が悲惨のような気がしますが・・・。


 「それになー、街中歩くときにゃ、

 あいつら、目立ちすぎるやろ?

 あとな、今はな、犬?」

 「は、はい!?」

 「ウチにはオドレだけでじゅーぶんや。」


犬はちょっと、立ち止まって、

そのうち・・・尻尾を振って再び歩き出しました。


 「お? 見てみぃ、あの家。

 白羽の矢ぁ、ささっとる、

 あれが今回のターゲットやで?」


  (最恐の和製ゴスロリ少女、うりぃ・めりーの冒険はまだまだ続く)

 

次回予告、


瓜尽くし!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRoid版メリーさん幻夢バージョン
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ