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うりぃ・めりーの大冒険 いんとろだくしょん!!

この作品は導入部分のみパロディです。

ちょっと見て、これはついていけないと思われましたら読み飛ばすことをお勧めします。


  おーぷにんぐ



昔むかし、

あるところに

お爺さんとお婆さんが住んでいました。


お爺さんが山へ芝刈りに、

お婆さんが川へ洗濯に行くと、

川上から

大きな瓜が、

どんぶらこー どんぶらこー

と流れてきました。


おばあさんは

大喜びで瓜を家に持って帰りました。

お爺さんと一緒に、

瓜を包丁で切ると、

中から立派な女の子が生まれてきました。

二人はこの子を、

「うりぃ・めりー」と呼んで、

たいそう可愛がりました。


やがて

この子はどんどん大きくなり

たった一年で

10歳ぐらいの可愛い女の子になったのです。

ある日めりーは、

お爺さんとお婆さんにこう言いました。

 

  

 「じじい、ばばあ、

 今まで育ててくれてありがとー、

 私は、

 最恐の和製ゴシックロリータ少女というコピーにひかれて、

 どうすれば最恐のゴシックロリータ少女になれるか考えました

 最恐なのだから、

 手始めに鬼が島に行って、

 鬼を退治せねばなりません」


お爺さんもお婆さんも、

たいそう驚いて悲しい顔をしましたが

最恐の少女になるなら仕方ない、

と快く送り出すことにしました

お婆さんは、

箪笥から「ゴシック」なのだからと言って、

もんぺを取り出しました

 ばばぁ、「ゴシック」の意味知ってるか?

お爺さんは倉に行って、

「最恐なのだから」といって鎌を持ってきました

 じじい、それ草刈鎌・・・

だが最恐の和製ゴシックロリータ少女になるのだから小さいことは気にしません

めりーは、

きびだんごを片手に鬼が島に向かいました

 


 

途中、

犬が仲間になりたそうな目でこっちを見てたので

サッカーボールのようにおなかを蹴飛ばしてあげました

二、三回弾んだ後、

犬は泣きながら逃げていきました

だがまだ最恐には程遠いです


次に、

雉が仲間になりたそうな目でこっちを見てました

きびだんごでおびき寄せた後、

羽をむしって体にデコレート

飛べなくなってしまったようですが、

最恐なので気にしません


さらに進むと猿が交尾してました

めりーは二匹の邪魔をすると、

オスざるの背後に回り

「あたし、めりー! あたし、めりー!」と絶叫

オ〇ニーを教えてあげました

確実に最恐の和製ゴシックロリータ少女に近づいてます


おなかが空いたのできびだんごをいただきます

最後のおだんごの中に、

何かが入ってるのを発見

紙切れとお金が入ってました

 「めりーや、おまえは食いしんぼだから、

 おだんご食べてしまうでしょう?

 おだんごは家来に上げるのですよ、

 このお金で新しいおだんごを買いなさい 」

 

ばばぁの愛に泣きました

 



 

どうにかして三匹の家来を手に入れた私は

どうしたら鬼を退治して、

最恐の和製ゴシックロリータ少女になれるか考えました

最恐なのだから相手を怯えさせてやらねばなりません

電話をかけようとしましたが、

よく考えたら、この時代に電話はありません

「レディ メリー」がカラスを使ってたのを思い出し

血と涙のにじむような苦労の果てに、

雉を伝書鳩代わりに使うことにしました

血と涙がにじんでたのは雉の方ですが、

最恐だから気にしません


 「もしもし、私めりーさん、

 今あなたの島のそばにいるの」


鬼がめりーの手紙を受け取った時

めりーはもう島に上陸してました

 雉のグズめ!  

ですがタイミング的にはこれでいいのでしょう

最恐の和製ゴシックロリータ少女はもうすぐです


次にめりーは矢文を使いました 

狙いがそれて他の鬼に命中します

 苦手なんよ弓は


 「もしもし、私めりーさん、

 今あなたのお城の前にいるの」

次に陽動作戦を取るために、

犬と猿を鬼にけしかけます

あからさまに嫌な顔をしてましたが最恐だから気にしません


 犬よ、おまえの子供は預かっている

 猿よ、おまえの娘、援交してたぞ、学校にばれたら退学だよな


最恐の和製ゴシックロリータ少女は目の前です

 

 

めりーは騒ぎの中、

ボス鬼の後ろに回りこみ

 「私めりーさん!

 刈り取ってやる刈り取ってやる!」と絶叫

振り向いた鬼の心臓に鎌をつきたてたのです


ところが、

その鬼の正体は

めりーを育てたお爺さんでした


 「・・・待ってたよめりー、

 これでおまえは最恐の和製ゴシックロリータ少女だ・・・

 おまえが間違って矢を射ったのがお婆さんだ・・・

 私たちは今まで悪事を重ねてきたが、

 おまえを育ててるうちに、

 今までの振る舞いを後悔するようになってねぇ、

 悲しんじゃいけない・・・

 天罰だと思うことにするよ・・・

 強く 生きるんだ よ・・・」

  




私は思いっきり泣きました

 



しばらく続きます・・・。

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