第二十九話 語られない物語 2
前回同様、語られない物語はダイジェスト版です。
本格的な内容はまた後日に。
セキュリティシステムを次々と解除してゆく日浦がタケルに見せたのは、
数々の不法動物実験や、細菌兵器の研究・・・
そして研究所最深部にあった人体実験施設・・・。
まるで手品の種明かしを次々と見せられるようなタケルが最後に見たものは、
誘拐されたり、
非合法に売買されてきた赤子や胎児の人体実験だった・・・。
目が三つある子供や、
異常に頭部が膨れ上がった赤子・・・
これでも生きているのか!?
ショックを受けるタケルに、
日浦はこの世界の闇の部分を伝える。
そこへ武装化した警備員達がタケルたちを襲う。
タケルと日浦の戦闘力に、
警備員は全滅・・・。
しかし、研究所の隠匿を絶対的な目的とする所員たちは、
最終手段として研究所の爆破を選んだ・・・。
・・・実験動物も全て焼却された・・・。
ただ、一人・・・
羊の脳を移植された男だけが・・・
そこを抜け出していたのだが・・・。
後日、
タケルの騎士団推薦、
及び美香の事件追及の意志を騎士団に伝えた日浦だが、
騎士団本部は彼の意見に消極的であった。
それどころか、
緊急会議があるからと、
本部は日浦をイギリスに召還した。
その緊急会議の内容は、
日浦の提出した議題など吹けば飛ぶような、
重大かつ、
危険極まりないものであったのだ。
彼は全力で、
騎士団が向かう危険な方向を阻止しようとしたが、
もはや彼の力を以ってしても、
転がり始めた大きな岩を止める事はできなかった・・・。
とゆーわけで、
ここから逃げ出してきた男が今回の騒ぎの・・・。
では次回、再び舞台は夜の体育館へ。
なお、語られない物語は最後にもう一つ残しています。