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なんか、怖いです。
エイムズさんの瞳にさらに力がこもったようで、何故か頬がうっすら赤くなったように見えました。
「虹色ですよ! 初めて見ました! すごく綺麗な色をしています! 見えないとは残念です。」
「ほう、虹色ですか! 確かにそれは聞いたことないですね。見えないのが本当に残念です。」
う・・・
二人共、近いですよ。
話しながら、詰め寄ってくる二人にゾクッとします。
もしかして、この二人、似てますか?
「ハロルドは、妙な魔石の話は聞いてますか? 先日、森の中でたまたま遭遇した魔物を倒した時に落とした魔石もその一つだったのですが・・・ああ、そう言えば、あの時の魔物も、黒いローブを着ていましたが、残念ながら紋章は分かりませんでした。おそらく燃えてしまったのでしょう。丸焦げにしてしまいましたので。」
エイムズさんは、さらに興奮したように続けました。
いえ。
あの。
さらに近づくのはやめてください。
本当に怖いんです!
「その妙な魔石に似ていたのですよ! ユーリが投げたラピスラズリ石に! さらに、私が手に入れた妙な魔石で作った 見極めの部屋 の魔道具を破壊したのもユーリなのですよ!」
え、エイムズさん、落ち着いてください!
段々興奮して、今にも立ち上がりそうになってますよ。
もう一度言います!
落ち着いてください!
「なんですって! エイムズが作った魔道具を破壊したのですか? どうやってです? ありえないでしょう!」
えっと・・・
ハロルドさんまで・・・・
二人して興奮状態に入りました!
ちょっ
本当に。
二人とも、怖いです!
「・・まだ仮定ですが、ユーリは魔道具ではなく、妙な魔石を破壊したように見えたのですよ。昨日は、妙な魔石を持ってなくて・・・ユーリがもしかしたら魔石を作れるのかもしれないと思いまして昨日はそっちを色々試していたんですよ。」
「エイムズ! どうゆうことです? 魔石を作る?」
「ええ。昨日ユーリが投げたラピスラズリ石が、どうも妙な魔石と似ていたので、もしかしたら何らかの方法で作れるのではないかと思いまして。」
「ほほう。斬新な考えですね。魔石を作るですか・・・エイムズ、その妙な魔石は普通とどう違うのですか?」
「そうですね・・・妙な魔石からは、妙な気配を感じたのですよ。ユーリに会うまでは、全く考えもつきませんでしたが、今思うと見たこともないオーラの気配のような気がします。というのも、ラピスラズリ石からユーリの虹色オーラの気配を感じました。ユーリのオーラはこの世界では見たことのない色と気配をしています。微かに似ている気がするのですよ。おそらく私達とは質の違うオーラでしょう。ここから仮説をたてました。」
・・・・
すみません、私、エイムズさんが何を言っているのか、さっぱり分からないです。
私だけでしょうか?
そう思ってちらっとアークを見てみると、うーんと唸っているアークが・・・
うん、きっとアークも分かってないです。




