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「ユーリ、安心しろ。明日は大丈夫だ! 今日しっかり対策済ませてきたからな。俺の予想では、エイムズはすでに仮説の証明できてると思うぞ。」
「本当? じゃぁ、明日はエイムズさんの実験付き合わなくていいの?」
「ああ。大丈夫だ。ばっちり仕込んできたからな。今日は一人にして悪かった。疲れたろ? もう寝た方がいい。おやすみ、ユーリ。」
私は、アークの言葉にホッとして、じゃ、お言葉に甘えて、おやすみなさい と言い、着替えて浄化してさっさとベッドに横になりました。
朝です!
もう何度目でしょうか?
アークに巻き付かれてます。
さて。
と。
「結界!」
ばちぃぃぃぃん!
「うおっ!」
「おはよう、アーク。」
「お、おはよう、ユーリ・・・」
アークの少しひきつった笑顔を横目に、私はとびっきりの笑顔で挨拶をしました。
「ユーリ。今日は、イスラのギルドへ行く。昨日のうちに大体は話しておいたので、朝飯食べたら行くぞ。」
おお!
今日こそは、ギルド登録したいです。
冒険者になりたいです!
楽しみです。
私達は支度を済ませ、朝食食べて、エイムズさんが来るのを待って、イスラのギルドへ向かいました。
あ、もちろん、エイムズさんはごねました。
でも、アークが何かを囁くと、にっこりいい笑顔になりましたけど。
「初めまして、イスラのギルドマスターをしている、ハロルドと言います。」
金髪碧眼の銀縁メガネをかけた年齢不詳の青年は、私達3人が部屋に入るなり素早く私の手を取って挨拶しました。
「父さん、ユーリが驚いてるから手を離せ。」
唖然としていた私の手を、アークはひったくるように取りながらハロルドさんに言いました。
え?
父さん?
アークのお父さんなんですか?
私はアークの言葉に驚きました。
だって、どう見ても、ハロルドさんはお父さんという年齢には見えなかったのです。
「アーク、こんな可愛い彼女をよく見つけましたね。お嬢さん、私の事はお父さんと呼んでくれるかな?」
ハロルドさんは、片手でくいっとメガネを押し上げ、妖艶な微笑を浮かべながら何か期待しているような眼差しでじっと私を見ています。




