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美青年はそう言うと、おいくらですか? と言い、金貨2枚を払って石をもらうと、行きましょう と私の背中に手を置いて促しました。
え?
あ、あの。
あれ?
私、なんでこの美青年に連れられてるんでしょうか。
と、考える間に、私はその美青年に促されるまま、気付くと小さな部屋の中にいました。
え?
いつの間に?
ここどこですか?
「さて。私はエイムズと言います。あなたの名前をお聞きしても?」
エイムズと名乗った美青年は、一瞬鋭い視線を私に向け、長い銀髪を緩く後ろに縛ったかと思うと部屋の真ん中にあるテーブルセットの椅子に座り、私に向かいの椅子に座るよう促しました。
おお!
耳が、とんがってます!
これは、エルフさんでしょうか?
私がまじまじとエイムズさんを見ていると、少し困ったような顔をして、トントンと机を軽く指でたたき、私がその指に視線を落とすと、スッと向かいの席を指さし、再度座るように促されました。
うう。
だって、こんな近くでエルフさん見た事なかったものですから。
私が慌てて椅子に座ると、エイムズさんは満足気に頷きました。
「えっと、私は、ユーリです。あ、あの、石が飛んできたって、怪我とか大丈夫でしたか? その、ごめんなさい。投げるつもりじゃなくて、当たりませんでしたか?」
私がそう言うと、エイムズさんはテーブルの真ん中に黒い布を置くと、その上に紫色の石を置きました。
「ユーリ。石は飛んできましたが、当たりませんでしたので大丈夫です。この石が何か分かりますか?」
「え? あの、さっきのラピスラズリ石ですか?」
「そうです。」
エイムズさんは、そう言うと、すっと石と一緒に布をずらし、私の方へ寄せました。
「最近、妙な魔石が出回っているのはご存知ですか?」
「魔石って何ですか?」
確か、一角狼の素材に魔石(小)がありましたが、結局何なのかは分からず、アイテムボックスに入れたままでした。
「・・・魔石が何か知らないという事ですか?」
「はい。何ですか?」
エイムズさんは、びっくりしたように聞き返してきましたが、もちろん知らないので頷きました。
「それは・・・そうですか。魔石というのは、ある程度成長した魔物により体内で蓄積された石の事です。魔道具の材料になります。大きさや濃度によってさまざまな効果があります。ここまではいいですか?」
えっと・・・
よくわかりませんでした。
「あの・・・魔道具って何ですか?」




