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前半はすごく安心して、いい世界に来たみたいで喜んでいました。
もう、本当に、わくわくしました。
あれ?
後半・・・・・なんか、不穏です・・・・
「あの、黒い霧・・・・、あれのせいだと思う。俺は今20歳だ。手足も背も小さくなって、こんな姿になって驚いている。」
え?
ちっちゃくても大人じゃなかったんですか?
本当の本当に子どもじゃなかったんですか。
「ユーリと出会った後、目が覚めた時に気付いた。まさか自分が子どもの姿になってるとは思いもしなかったが・・・呪いの一種だと思うが・・・」
え?
呪い?
それって・・・
「あ、あの、アーク。呪いって状態異常って事ですよね。もしかして、リカバーで治りませんか?」
あれ?
違うのでしょうか?
アークの様子が・・・・
「ユーリ! まてまてまて! なんだそれは!」
おっと。
いきなり両腕掴むのやめてください!
近いです!
アークはすごい勢いで私を掴み、顔を真っ赤にして、目の前で大興奮しています。
大丈夫でしょうか?
緑の魔法の内のひとつです、と教えたのですが、すぐかけてくれ!とビックリするくらいの勢いでさらに近づいてきました。
もう、いやです。
アーク・・・落ち着いてください。
なんとか落ち着いてもらって、少し離れてもらいました。
それでも、アークの目がギラギラしてて怖いです・・・
「・・・・じゃぁ、試してもいいですか? いきます!」
「リカバー!」
ぽわーと緑の光がアークを包み込みました。
一瞬ですが、すごく光り、ぱぁーっと消えました。
あ
信じられません!
さっきまで小さい可愛い男の子でしたのに、そこには、大人になったアークがいました。
アークは目を見開き、信じられん、と呟きながら手足をしみじみ見ていました。
「ユーリ!」
きゃぁ!
ちょ
「助かった! ありがとう! ユーリ最高だ!」
アークは、言うが早いか、すごい速さで飛んできて思いっきり私を抱きしめました。
くっ
くるしいです・・・
息ができません・・・・
死ぬかもせれません・・・・・




