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体調悪いのでしょうか。
しばらく眺めていましたが、アークはいつまでたってもぶつぶつ呟いています。
うん。
そっとしておきます。
放置です!
アークのことは放置しておくことにして、町に行くために準備をします。
忘れずに病院ベッドをアイテムボックスへしまいました。
使ったお皿等は、浄化してからアイテムボックスへしまいます。
あとは・・・
私の恰好でしょうか。
おかしな格好とか言われましたし。
「アーク、私の恰好のどこがどのようにおかしいのでしょうか?」
振り向きながら、アークに聞いてみることにしました。
ん?
アークがおかしいです。
どうしたんでしょう。
ぽけーっと、とっても変な顔をしています。
魂抜けちゃったみたいな、放心状態です。
「アーク?」
目の前で手を振ってみます。
反応がありません。
さっきから様子が変です。
やっぱりまだ体調が悪いのでしょうか?
はっ。もしかして、怪我だけじゃなくなんかの病気なのでしょうか。
早目に町の病院に連れて行った方がよさそうです。
ここはやっぱり、おんぶしかありません。
「アーク、心配しなくても大丈夫ですよ。さ、私の背中に乗ってください。方向指示だけ
お願いしますね。さぁ、お気になさらずに、早く町に行きましょう。」
私はそう言いながらアークに背中を向けてアークの前にしゃがみ込みました。
私だって、小さい男の子をおんぶして歩けるはずです。
「・・・ユーリ。」
なんだか冷気を感じます。
思わず振り向きました。
ブリザードです!
魔法でしょうか。
アークのまわりに、冷気が渦巻いてます。
「あ、アーク・・?」
アークはうつむいていて、表情が見えません。
おそるおそる声をかけてみました。
「俺は、子供じゃない!!二度とおんぶとか言うな!!!」




