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剣と魔法の世界です!  作者: ゆき


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アークは驚いた顔をした後すぐに表情を緩め、こちらこそよろしく、と右手を差し出した。


握手ですか!

握手の習慣ないです。


でも出された手に答えないわけにはいきません。

おずおずと右手をだし、握手をしました。

アークは思ったより大きい手をしていました。

それにとても力強かったです。


「ユーリ、その、いくつか聞いてもいいだろうか。」


無事握手できてほっとしていたら、アークが少し緊張したように聞いてきた。


「もちろんです。何でも聞いてください。私も色々聞きたい事いっぱいあります。」


にっこり笑いながら、何を聞こうかと考えていたら、次のアークの言葉に固まってしまいました。


「ユーリ、まず、このベッドは何だ? から揚げはどうやって作ったのだ? 見たところ道具も何もないように見えるが・・・俺の魔法もナイフもどうなったんだ? 俺の傷はどうやって治した? 変わった格好をしているが、どこから来た?・・・ユーリは何者なんだ?」


・・・・えっと・・・・

どうしましょう。

こうゆうときは・・・・


笑ってごまかします!


私はひたすらニコニコと笑顔でいました。

愛想笑いは得意です!


悲しい時もつらい時もどんなときでも、笑えるのです。

ニコニコと幸せそうに笑うのです。


しばらくそうしていたら、ふぅっと緊張を解いたように、はぁっ~とアークはため息を吐きました。


「・・・・・・・ユーリ。答えたくないならそれでもいいが・・・」

アークは何やらぶつぶつ呟いています。


答えなくても大丈夫そうだと思ったので、次は私の番です。


「えっと、アークはどこから来たんですか? 追手の暗殺者って命狙われてるんですか? 理由はなんですか? こんなに小さいのに命を狙うなんて絶対許せません! あ、アーク

はいくつなんですか?家族はどうしてるんですか?・・・・・」


質問はつきませんでした。

はい。とにかく、聞きまくっちゃいました。


今度は、アークの番でした。

唖然とした後、ハッとしたかと思うと、にーっこりと天使のように微笑んで、後はただただニコニコ

していました。


お互い、知られたくない事いっぱいでした。


詮索はなしにしましょう!


私もにっこりと笑いました。

質問はお互いスルーしましょう。

しばらくただニコニコしているだけの変な雰囲気の二人でした。



では、気を取り直して。


「アーク、近くに町か村があれば、行きたいのですが、教えてくれますか?」


「そうだな。おそらく、ランドークという町が一番近い。俺もそこに用事がある。今から出れば夕方には着くはずだ。」


「結構近くに町があるんですね。楽しみです。あ、でも、アーク体調はどうですか? つらいようなら私がおんぶして行きますよ。これでも体力には自信があります!」


「お・・おんぶ・・・って! いや、まて。俺をいくつだと・・・・あ、いや・・・・・」


アークは顔を赤くしたり青くしたりしながら、何かぶつぶつ呟いています。

なんでしょう?


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