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あら?
すこし離れた検索ぎりぎりの端っこに、青色に光る点があります。
青って安全な色ですよね。
人かもです!
はやる気持ちを抑えながら、そーっと近づいてみました。
動かないみたいなのですが、なぜでしょうか。
慎重に進みながら、なんとか目視できるところまで近づいて驚きました。
小さい男の子です!
どうやら一人で座り込んでいます。
怪我でもしているのでしょうか。
少し見ていましたが、全く動く気配がありません。
意を決して、近づくことにします。
でもちょっと怖いので結界をはっておきます。
ドキドキします。
「あの・・・」
声をかけた瞬間、男の子がすごい勢いで立ち上がり、なんと、ナイフを投げてきたのです!
信じられません!
死ぬかと思いました。
でも、結界すごいです!
正直あやふやな線しかない結界なので不安でしたが、ちゃんと向かってきたナイフをはじいて落としてくれました。
ほっとしたのもつかの間。
なんと、その男の子はとんでもない勢いで、突進してきました。
私には何が起こったのかはっきりいって、分かりませんでしたが、どうやらその男の子は
右手でナイフを投げた瞬間、左手でもナイフを掴み、あっという間に間合いを詰めていて
私の首にナイフを当てようとしていたようです。
男の子の瞬発力はすさまじく、早すぎて何が起こったのかわかっていなかったのですが
結界のおかげで、首筋めがけて繰り出されたナイフもはじいてくれたようです。
二度の攻撃をあっさりとはじかれて、一瞬表情を硬くしたように見えましたが、その男の子はすぐに次の行動に移っていました。
素早く今度は後ろへ飛び、私と距離をとったかと思うと、両手を重ね、何やら呟いたかと
思うと、大きな火の玉が飛んできました。
ファイアーです!
魔法で攻撃されてます!
無敵結界様!
お願いします!
私は心の中で叫びました。
徐々に近づいてくる火の玉を見つめながらもどうすればいいか分からないまま、ただただ
無敵結界様―――と心の中で叫んでおりました。
火の玉は、私の目の前ではじけました。
はじけたんです!
小さな塊にいくつも分かれて、周りをプスプスと焦がしていました。
小さな塊に分かれたおかげで火事になることなくくすぶり、消えていく火を見てほっとしました。
山火事は怖いのです。
「お前、何者だ。」
男の子は青い顔をしていました。
信じられないという表情で、私を食い入るように見ています。




