転生します。
どうも。さくらていすとです。
恐らく大半の方が、いや、ほぼ全員が初めましてでしょうか?
二度目ましての方はお久しぶりです。
そういえば、さくらていすとの名前の由来を今ここで言いますね。
なろうさんに登録する時、名前で困ったのですが、ふと目に入ったのがその時飲んでいた雪〇のコーヒー牛乳さくらテイストだったんです。
あ、これでいいやと思い、この名前になりましたとさ。
長文失礼しましたっ!
「貴方はこれから異世界に転生します。キャラ作ってとっとと行ってください」
「は?」
気がついたらこんなことを言われた。
意味がわからなすぎる。
そもそも、俺は……ん? 俺って誰だっけ?
日本人だった覚えはあるけど、詳しいことを一つも覚えてない……
「あー。君の記憶、知識以外消してあるから。知識だけでもありがたいと思って?」
まじかよ……こいつ血も涙も心もねぇーな……
「いいからはやく。さもなくばそのまま送るわよ?」
はいはいわかりましたよ。やればいいんだろ? やれば。
「それじゃ、時間まで寝てるから。10年以内に決めなさい?」
随分となげーな!
あ、消えた。
まぁ、いいわ。それより、安全安心に過ごせるようにしなきゃな……どれどれ?
は?
これ、祖父母から選べんの?
グ〇セフみたいだな。
……どうする?
人間……は論外だな。
もう経験済みだから面白くないし、能力的にも弱い。
取り敢えずハズレでは無いだろう龍種は入れておこう。
母親は純粋な龍種でいいや。
純潔の龍種が最強である事にかけて。
次。
……勇者か……却下だな。
英雄になるつもりなんてないし、そもそも、こいつ国に縛られる操り人形だろ? そんなもん脳みそお花畑のイケメン高校生にやらせときゃいい。
となると……魔族かな〜
その中でも高位なのは……吸血鬼か……
んー……あんまり混ぜすぎて、弱くなっても意味無い……いっか、吸血鬼の純血で。
弱点があるが、龍種でカバーできるだろ。
よし、取り敢えずこれでいいか……
OKっと
【検索中……龍神カオスと龍神ティターナがヒットしました。これより、交配を開始します……龍姫スティーナが誕生しました】
【検索中……吸血王ザキュラムと吸血鬼ニーナがヒットしました。これより、交配を開始します……吸血王ザキュラム二世が誕生日しました】
【龍姫スティーナと吸血王ザキュラム二世の交配を開始します……龍神ヴァンプが誕生日しました】
おお! なんかできたぞ!
ってか、ヴァンプってことは……女だよな…女だよな…女だよな……まじかよ……
【スキルを選択してください】
残り35/35
いつまでもうじうじしてらんないよな。
よし、選ぶか!
取り敢えずアイテムボックス、鑑定、偽装、索敵は必須だよな。
んーっと…これかな?
【空間箱】【神眼】【完全偽装】を取得しました。
鑑定と索敵、さらに千里眼が合わさった感じのスキルかよ……神眼って、神が使うスキルだったり?
まぁ、節約できたしいっか。
次々。
【経験値増加】【魔法の才・極】【武術の才・極】【見取り】
まぁ、王道だよな。
経験値増加は、常に取得経験値が10倍になる。まぁ、少しレベリングが楽になるだろう。
次に魔法の才・極。
魔法取得速度が桁違いに早くなり、全属性の魔法を使えるようになる。
武術の才・極も同じようなものだな。
最後に見取りだが、これはチートスキルだな。
一度見た魔法、武術をコピーする。
これを魔法の才・極と武術の才・極と組み合わせたら、とんでもないことになりそうだ。
んじゃ、次ね。
【武器作成】【言語翻訳】
まぁ、その名の通りって感じだよな。
強いて言うなら武器作成。
材料があれば、俺の想像通りの武器が作れるという、鍛治屋殺しのスキルだな。
次ね。
【竜騎士召喚】【聖騎士召喚】【神獣召喚】
……ねぇ、異世界制服できるんじゃね?
説明もなにも、自分の魔力で竜騎士、聖騎士、神獣を作るっていうスキルたち。
うん。魔力増やすスキル取ろう。
えーっと、あったあった。
【魔力成長・極】【魔力回復・極】【魔力保管庫】
……まじチート。
魔力成長・極は、通常の10倍で魔力値が増える。
魔力回復・極は、通常の10倍で魔力が回復する。
魔力保管庫は、魔力が回復した後でも、魔力を保管できる。
つまりは、魔力ほぼ無限。
パネェーっす兄貴。
んー……あとはもういらない気がする……欲張って……つっても、かなりチートだけど、良くない気がするしさ。
残りは20個か。まぁ、いいや。
いや、まてよ?
【念話】
これでよし。
俺は俺はOKボタンを押した。
【残り19個選択できます。よろしいですか?】
はい
【では、アルティメットスキルを選択してください】
うん。意味わかんね。
残り19/19
……マジ意味わかんねぇー。
さっきの俺の決意を踏み躙られた気分だわ。
取り敢えず、目だけでも通すか。
【ステータス強化】【創造主】【成長の種】
【鉱石生成】【世界の知識】【ステータス異常無効】
【マップ攻略】【使用魔力半減】【キャラガチャ】
うん。俺は自重しないで生きることにしよう。
それじゃあ、行ってくるよ。
俺はこうして異世界へ行ったのであった。
「吸血鬼と龍って……人の姿になれるのかしら……?」
影からこっそり見ていた先ほどの女性……女神カルメが呟いた。
目を覚まして、まず気づいたことは、ちゃんと人型だったことだ。
転生前に聞いた言葉が気になってたからな。
うん。
下の膨らみと、相棒の消失はもう気にしないことにする。
さて、現状把握と行こうか。
えーっと、鑑定スキルかな?
自分を鑑定っと
【未設定】
Lv1
HP 300/300 MP 400/400
STR 70
DEF 85
AGL 106
VIT 254
うん。かなり弱いね。
成人男性の4分の1しかないよ。
まぁ、レベルが低いからってのもあるんだけどね。
じゃあ次。
武器の生成しよう。
まず、【世界の知識】で鉱石を調べる。
「おっ、オリハルコンあるのか!!! よし、それにしよう」
ストーリー序盤からチート武器。
気にしてないよ? 寧ろ、生きるためだったら遠慮なんてしない。それをモットーに生き抜いてやるぜ!
早速先ほどの知識でオリハルコンを作ってゆく。
しばらくすると、人間の頭ぐらいの大きさのオリハルコンができた。
それをもとに【武器作成】で、武器を作ってゆく。
片手剣で、軽さ、切れ味重視でいこう。
となると……こんな感じかな?
刀身85cmぐらいの簡素な剣ができた。
上手くいったね。
鑑定で見てみようか。
【未設定】
軽くて丈夫すぎる片手剣。
世界で1番の軽さと切れ味を誇る。
うん。
うっかり自分の手を切り落とさないようにしよう。
オリハルコンで鞘を作り、肩にかけた。
「次、俺の名前だけど……女だもんな……」
流石に日本っぽい名前は浮くだろうから、外人ぽい方がいいよな。
壊滅的なんだよな……ネーミングセンス。
「アスミ……あ、これ日本だわ」
そんなこんなで数時間。
ようやく名前が決まった。
「メイハ……でいっか」
うん。これなら両方行けると思う!
名前が決まったところで、気がついたら日が暮れている。
ここは……始まりの森か……えーっと、なになに? ここから世界が始まったとされる、世界の原点の森らしい。
出てくる魔物はAランク相当。
嫌な予感がする。
魔物はF〜Sとランク分けされており、Fは子供並。Sは自然災害並。
Aは……一匹相手に小隊、大人10~15人で挑むレベル……
ねぇ、俺成人男性の4分の1のステータスなんだけど!?
いきなりハードすぎかよ!
俺、この世界で生きてけるかなぁ……泣
まって、こんなことしてる場合じゃないでしょ。
安全地帯探さなきゃ。
よし、前が日没だったから、後ろに歩いていけば一番近い国があるはず。
後ろを振り向いて、歩きだ……
「グルぅぅう」
「あ、オワタ」
後ろにいたのは、ホワイトウルフ。Aランク指定の魔獣だった。
「あ、お腹空いてる?」
「ぐるぅ」
頷いた。
「なに食べるの?」
「ぐるぅ」
俺を顎で指す。
「ねぇ、あっちに猪いるけど、一緒に狩らない?」
「ぐるぅ」
首を横に振る。
「どうしても俺じゃないとダメ?」
「ぐるぅ」
頷くホワイトウルフ。
「ねぇ、見てあそこ」
「ぐるぅ?」
俺の指につられて後ろを振り向くホワイトウルフ。
「スキありっ!」
俺は片手剣を抜き、ホワイトウルフの首めがけて振り下ろした。
ガキンッ!!!
「首固すぎかよぉぉぉぉ!!!!」
切り傷一つつけられずに終わってしまった。
「ぐるぅぅぅぅ!!!!」
「く、くるなぁぁぁぁぁ!!!」
こうして、夜のリアルな鬼ごっこが始まったのであった。
「ちょっ! まって! まじ! 」
残念ながらお話はできないようで、走りながら食いついてくる。
それを、左右に避けながら全力疾走。
「まって……体力……限界…」
走るペースは落ちてないものの、そろそろ意識が朦朧としてきた。
「何か……いい方法……ん? あるわ」
一つ、良案が思いつき、最後の掛けに打って出た。
走りながら、その機会を伺う。
右、左にと避けながら走ってゆき、ようやくその機会が訪れた。
「ここだァっ!」
ホワイトウルフの食い付きをジャンプし躱す。そして、目の前にあった木を足場にし、後ろに飛んだ。
ホワイトウルフは、意図も簡単に木を回避し、再びこちらに向かってくる。
「ちっ! けど、これで、どうだぁぁあ!!!」
オリハルコンの片手剣を信じて、向かってくるホワイトウルフの頭めがけて突く。
ぐさっ
「やっ……た……やったぁぁぁぁぁっ!!!!」
ホワイトウルフの勢いを利用した強引な作戦が成功した。
【レベルアップしました】
【1→49】
おっ、レベルも上がったな!
直後、頭を強打したような衝撃とともに気を失った。
拙い文章ですが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
次は12時に投稿します。