11 ~砂嵐~
テレビ番組が放送していない間に流れている砂嵐、それにまつわる都市伝説――
①
ある男が、テレビをつけっぱなしにしたままついうとうとと眠ってしまった。
目が覚めるとすでに真夜中。
テレビは今日の放送を終了し、ザァーという音とともに、砂嵐の映像が映し出されている。
これを消して本格的に寝ようとチャンネルを手に取ったそのとき、男の手が止まった。
突然、テレビの映像が切り替わったのだ。
しかしながら、画像はとても荒く、どこを映し出しているのかはさっぱりわからない。
男が目を凝らして映し出された映像を見ていると、
◎山▽次
川△陽×
×田●子
・
・
・
というふうに、画面の下の方からスタッフロールのように名前が出てきては消えていったのだ。
それがしばらく続いた後、ようやくその名前の羅列が終わった。
そして、再び画面が切り替わり、黒の背景に白文字で、
「明日の犠牲者は以上です。おやすみなさい。」
そう表示されると、画面は何事もなかったかのように砂嵐へと戻っていった……
②
ある男性が、N〇Kを見ながらつい眠ってしまった。
ふと目が覚めると、今日の放送を終えたらしく、砂嵐の映像が流されていた。
テレビを消そうとしたが、そのとき、奇妙なことが起こった。
突然砂嵐の映像が終わり、代わりに大勢の人間の名前のテロップが流れ出したのだ。
男性はこの異常な出来事に目を見張った。
テロップはかなり長い間続いた。
そんな中、テロップの中に男性の名前を発見してしまった。
テロップが流れ終わると、いつもの砂嵐へと戻っていった。
男性は急に恐ろしくなり、ガタガタと震えた。
「この砂嵐はいったい何なのか……」
次の朝、男性はN〇Kに電話をかけ、この砂嵐とテロップはいったい何なのか質問した。
答えは簡単に帰ってきた。
「あぁ、それは受信料を払っていない人の名簿を、放送終了後に流しているんですよ。あなたも、早く払ってくださいね?」
男性は受信料を払っていなかったのだ。
③
砂嵐を30分見つめると発狂し、それ以上見続けると死んでしまうのだ。




