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10 ~ムラサキカガミ~

「ムラサキカガミ(紫の鏡)」、この言葉を20歳になるまで覚えていると死んでしまうという。


それは、この言葉に隠された、ある呪いのせいだと言われている。


その昔、とあるいたずら好きな少女がいた。


その少女は、両親からもらった大事な手鏡に紫色の絵の具を塗った。


しばらくすれば絵の具も取れるだろうと思い、少女はその手鏡を放っていたが、いざ絵の具を剥がそうとしてみても、どうしても乾いた絵の具が手鏡から剥がれなかった。


そして、そのことを後悔し続けた少女は、「ムラサキカガミ……ムラサキカガミ……」とつぶやきながら、20歳の誕生日の日に亡くなってしまった。


その日以来、少女の念が「ムラサキカガミ」という言葉に乗り移り、


20歳になるまでこの言葉を覚えていた者は呪われ、そして死んでしまうという……

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