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神から神にさせられたので、廃れた世界、街を一から再建する事にしました。  作者: 逆立ちハムスター


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天使だって緊張する!

「さてと……俺は手引き書でも読んで待ってようかな。……ふんふん、なるほど。『神の最も……たる? 使命は、虚無から……己と同胞の域を守ることに……』。うーん、ちょっと何書いてあるか分かんないな。……おっ、次は? え!? 『天地創造』!? このページは絶対マスターしておかないと!」


雲の上では、新米神様のあなたが子供のように一喜一憂しながら、攻略本ならぬ「手引き書」を食い入るように読みふけっていた。


地上:リリア、降臨

一方その頃、リリアは地上へと到着していた。

あなたが見初めたあの老人は、今まさに群衆の前で熱い演説を繰り広げている真っ最中だ。


「……貧しいことは恥ずべきことではない! しかし! その貧しさから脱しようともがくことを忘れ、現状に安住することこそ、我らが最も恥ずべきことなのだ!」

「「「そうだ、その通りだ!!」」」

「ああ、彼の言葉はなんて素晴らしいのかしら……」

「俺の心にグサグサ刺さるぜ! この震えるような感動は一体何なんだ!? 誰か教えてくれー!!」


「うおおおーーーっ!!」という凄まじい歓声と拍手。

人々は老人の言葉に酔いしれ、バラバラだった心が一つに束ねられていく。


(……流石は根源——いえ、ノービス様の御力。あの人間には、人々を団結させ、従わせる天性の才能がありますわ。それをあの短時間で見出されるなんて、恐ろしいお方……)


リリアは上空を見上げ、改めて主人の「眼力」に戦慄していた(実際は直感で選んだだけなのだが)。


「すーーーー、はーーーー……」


リリアは大きく深呼吸をして、自分を落ち着かせる。

さっきまで「天」の字を飲んでいた弱気な姿はもうない。天使としての真剣な表情を取り戻すと、彼女は老人の脳内へと直接、凛とした声を響かせた。


『……聞きなさい、地上の羊よ』

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