14.武士、怨念の記憶に揺れる
(武視点)
スタサプで小学6年生の歴史、政治、経済、社会を勉強している。
あるところで頭がぐるぐるし始める。
『平将門の乱
平将門が、朝廷に反逆し、自らを「新皇」と称して関東を制圧しようとした事件。
最終的に藤原秀郷や平貞盛ら地方武士によって敗北し、乱は鎮圧された。』
頭に急に強い痛みと共に映像が出てくる。
馬で走り、刀を持ち、切り、そのうちに雨のように降ってくる矢。
わしは…。
そしてもう一つ
Googleで平将門と検索すると、怨霊という言葉が一緒に表示される。
説明文はどこも一緒で
『無念の死となった将門、その首は平安京の七条河原に運ばれ、さらし首の刑となる。
何か月経っても、生きているかのように目を見開いて腐らず、夜な夜な「私の胴体はどこにあるのか。持って来い。首をつないでもう一戦しよう」と叫び続けていたといわれる。
将門の首はケタケタと笑い出し、その後、平将門の首は怨念により故郷の東国に向かって飛んでいき、その途中の土地に落ちた。現在は将門首塚(東京都千代田区大手町)が建てられたと言われている。』
そうだ…。
あまりの悔しさに負けたことを認めなかった。
首を切られても、まだ勝つ気でいたのだ。
最初は自分の大切な土地やそこに暮らす民のために戦っていた。
そのうち、仕返しが目的になってしまったかもしれない。
戦とは、勝利とは、その犠牲となる女、子供の悲しみは、
愚かながら、ここの時代で知り、過去に詫びなくてはならない。




