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東京に降り立った迷い武士  作者: 鈴木貴


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13/17

13.令和の笑い/探し続ける過去と姫君やす子〜旋律からの力添え

(武視点)

TVを見ていたら、美女にくぎづけになった。


艶のある頬、黒目がち、笑顔、そして

「はい~」

という、のびやかな声。



あわてて心殿へ色々伺う。


「この姫君は一体どちらにいらっしゃる?」


「え?やす子っていうお笑い芸人だよ。

多分仕事でいろんなところにいるんじゃないかな?

ロケとかいっぱい行ってるっぽいし。

何?好きなの?」


「す、好きとか、そういう軽いものではなく!

こう、何と言うか、もう一目惚れに近いです。」


心殿の顔つきが、ニヤついている。

しまった…。


「やす子で調べてごらん。

それで近くで何かする予定、例えばお笑いライブとかあったら行ってみようよ。」


「会えるのですか?」


「話したりとかはできないと思うけどね。

ファンが多いと思うから。

事務所の人が守ると思うし。」


「やっぱり、容易には近づけない姫ですか…。」


心殿は、

「うーん、ちょっと分からないな…。」

と困り顔になった。


いつか、この姫君に会えるよう、まずはまっとうに身を立てることが先決である。


------------


先日の検非違使…いや、警察の人が来た。


「似ている人がいたんだけどね…。」

と言って、スマホの写真を出された。


それを一斉に覗き込むと


殿は

「これは武に似ているけれども…」

と首をかしげている。


わしも全く似ていないと思った。


みだい様は

「どっちかっていうと、スプーンに映った小栗旬、ってあの人の方。」

と言うと心殿も

「多分同じ事思った。」

と言ってうなずいた。


心殿はタブレットで、これだよと表示してくれた。


こっちの男に近いだろう。


警察の人は

「ですよね…、違うと思ったんですが、これも仕事で。

これ以外ですと該当ありませんでした。

引き続き情報入りましたらご連絡させていただきます。」

と言って帰って行った。


この人もお笑い芸人だという。


テレビに出ている人はほとんどお笑い芸人と呼ばれる人なのだろうか?


------------------


殿が

「藤井武、藤井隆と一音違いだな。」

と言って何かを歌い始めた。


??


心殿が

「これだよ」

と言ってタブレットに表示された動画には

『藤井隆/ナンダカンダ』

と表示されていた。


先日聴いた『青と夏』と同じぐらい心に響く。


こんな笑顔で歌って踊って、こちらにも力が湧いてくる。



「心殿、この方は歌手か?アイドルか?」

と尋ねると


「お笑い芸人だよ。」

とのことだった。

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