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番外編5 妖たちの紹介3

十五、十六話に登場

・送り犬・・・秋人の後をずっとついてきていた妖怪。送り狼とも呼ばれ狼の姿をしている事が殆どだが、秋人の後ろに居たのは犬の姿である。この送り犬の正体は昔秋人が飼っていた愛犬だった。秋人が小学4年生の時に衰弱して亡くなったらしい。その後暫く現世を彷徨っていたようだが、ある日偶然か否かは分からないが秋人の傍に居たいと強く願っていた為なのだろうか、いつの間にか妖怪化していたようだ。だが、送り犬という妖怪になった事に自らは気付いていなかったようだが、秋人が転んでしまった時にどうしようもなく食べたいという欲が出てきて何度も食べそうになったらしい。だが、食べようと思っても食べたくないという思いが強くなり最終的には未遂で終わっていた。結果、悠月にどうにかして貰い今は家の守り犬として家族を見守っている。因みに名前はハル。名付けは秋人の母である。当初まともな名前では無かったらしく、急遽母が命名したらしい。




十七、十八話に登場

・狒々・・・中学校から近い山に住んでいる猿の妖怪。本来狒々は女性を攫ったり、人間を見て笑ったり食べたりするなどかなり危険な妖怪であることがわかるが、悠月と出会った狒々はそんな事は無くむしろ友好的だ。

遥か昔、当時の水守家の当主に勝負を挑まれた。狒々は相手にするのが面倒と思っていたため何度か断っていたようだが、何度も何度も挑まれ最終的に折れ勝負をすることに。飲み比べ勝負というのはただの建前だ。本当はどちらが先に潰れるかの勝負。まあただ酒が飲みたいだけという魂胆が丸見えなのだが。狒々は酒に弱いとは言うものの三升も飲める。だが、相手は六升も飲んだのだ。いくら酒豪とはいえ、飲みすぎである。勝負に負けた狒々は相手から自分達の家と山を守るように言われた。狒々は勝負に負けたため素直に従った。時が過ぎ、水守家最後の当主にこの家を狒々に譲りたいと言われた。狒々は驚いていたが、この家をこの先も守っていきたいと思っていたため快く譲り受けたのだ。

かなりおちゃめなおじいちゃんだが、知識が豊富なため悠月もお世話になっている。実は人に化けることも出来るらしい。




十九、二十話に登場

熨斗目(のしめ)・・・悠月の家に居る座敷童。実は人見知りで恥ずかしがり屋。今回蕎麦を為に行くという悠月の話が聞こえたため悠月に頼み一緒に蕎麦を食べに行った。和馬と秋人とは文化祭の時に見てはいるが、悠月や悠月の家族以外の人間と話した事が無いため秋人と和馬と話した時はかなり緊張していたようだ。だが、悠月が楽しそうにしているのと彼らの優しさが熨斗目にも伝わったようで直ぐに仲良くなった。蕎麦は初めて食べた時から好きになり、偶に悠月の家に和馬達が遊びに来ると顔を出しに来たり和馬と約束して蕎麦を食べに行ったりしているようだ。和馬達も熨斗目を妹のように可愛がっている。




二十一~二十三話に登場

・お菊・・・お菊虫という妖怪。有名な皿屋敷という話に出てくるお菊という女中の姿に化け井戸に悪戯した人間を夢で襲い掛かり最終的には井戸に導き井戸に投身させるというかなり悪質な妖怪である。だが、井戸に悪戯しなければ何も起こらないため井戸に近づいても悪戯だけはしないようにすればよい。お菊虫は普段は井戸に住み着いている。時期になると、井戸から一斉に蝶が飛びだっていくためとても美しい光景が見られるようだ。夢を見せたのはお菊虫ではない。お菊自身が見せた夢である。お菊の想いが井戸に残っていたためだろう。悠月と禎道のお陰でお菊の長年の想いは浄化され今は何も残っていない。悪戯をしても夢を見る事は無いだろう。だが、悪戯をした者は夜出歩いていると森へと導く光が見え井戸に誘われ井戸の中に落ちていくだろう。その井戸の中を覗けば落ちていった人間の姿は一日にして消えてしまうようなので皆さんお気をつけを。


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