表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

36/65

【女性配信者】最近話題の『レイン』とかいう奴www【ダンジョン配信】

4章、これにて本当に閉幕。

更新日程ですが、諸事情で少し時刻に揺れがあるかもです。

それでも頑張りますので、何卒!!







『――かわいい』

『それな』

『くっそ同意』



 これは、ある日の掲示板でのこと。

 そこではいつものように、ダンジョン配信者について語られていた。こういった人気必須の界隈ではよくあることだが、信者やアンチと呼ばれる存在が必ずと言って良いほど出現する。だがしかし、このスレは少し毛色が違うようだ。

 語られているのは、以前までは別名義で活動していた一人の女性配信者。

 彼女は他の配信者とのトラブルで一度、引退を宣言したはずだった。しかし相手側の強い要望もあり、別名義で再出発を果たしたのである。



『アルビレオの頃は、本当に淡々とモンスターを倒してたけどな』

『でも、いまはマジで楽しそうにやってるよな』

『それな。なんか、応援したくなる……っていうか』



 事情を知らない者の中には、何か黒い条件があったのだろうと考える者もいた。しかし『レイン』が配信を開始すると、そういった噂は一気に消え失せたのだ。

 誰もが彼女の笑顔に心奪われ、その戦闘に視線を釘付けにされる。何かしら失敗をしても底抜けに前向きな姿勢には、多くのリスナーが励まされた。

 いまやダンジョン配信界隈は、そんな彼女の話題でいっぱいだ。



『なんかさ、見てたら元気貰えるんだよな』



 誰もが口を揃えて、そう語る。

 そんな笑顔の中心に『レイン』という配信者がいる。

 きっと、この先には多くの苦難もまた、待ち受けているだろう。だが、






【あはは! 失敗したけど、また頑張りますね!!】






 誰もが思うのだ。

 いいや、誰もが確信するのだ。




「(この子ならきっと、乗り越えられる)」――と。





 咲き誇った花実は、多くの人の手に渡る。

 そして、その種子がまた他の誰かへ向けて放たれる。そう――。




【(いつかきっと、また師匠と一緒に……!)】




 あの日、あの場所で、彼がそうしたように……。



 


笑顔のキッカケは、きっと誰かの笑顔だから。




面白かった

続きが気になる

更新がんばれ!




もしそう思っていただけましたらブックマーク、下記のフォームより評価など。

創作の励みとなります!


応援よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ