【ユニット企画】アカペラ歌枠をmixしてみた! vol.2
miroro「いや誰だよ」
気持ちはわかるけども……。予想されてた通りけっこうな混乱が起きている、ハクト低音解禁配信である。
にんにん丸「中の人かわったかと思った」
はなたん「意外すぎて草。カッコイイけども」
まあ概ね好評……なのかな?
あれ? プラットフォーム側にはじかれてるコメントがある。そんなやばいコメントあったっけ?
詩月サラ「耳が孕む」
……う〜む。正直ただのネットスラングではあるけど、知り合いが知り合いに言っているような感じがして妙な居心地の悪さがある。友達が女だしてるとこ見ちゃったみたいな。いや詩月さんは別に友達じゃないんだがなんというか。このまま非表示でいいかな……。
ハクメンV「耳かきボイスとか出したら売れそう」
にんにん丸「その発想はなかった」
普段見ないリスナーさんがいるな。確かに需要はあるだろうし、やってみたら売れるかもしれない。ちょっと提案するだけしてみようかな。ボイス系は利回りがいい……なんて話は眉唾かもしれないけど、幸いvirtualaには良い機材が揃っている。演技経験者だしありかも。リスナーの反応もいいみたいだし、この方向性もありなのか? 囁きイケボ系。キャラ被り激しい気がするけども。
「コメント欄混乱してんじゃん」
画面からクロノの笑い声が聞こえる。ちなみに配信画面にはハクトのみ写っていて、クロノはディスコのアイコンのみ写っている。
「でも好評っぽいよ? 」
「んー、それはそれで複雑ですけど……」
「じゃあもう一回サビのとこよろしく」
ハクトが露骨に嫌そうな顔をしている。表情豊かで見てて面白いな。
「えぇ……。ちょっと恥ずかしいんですよこれ」
「ほれ早く」
「えっと、こんな感じですかね」
サビを口ずさむハクト。しっかり歌ってくれるあたり律儀な性格なんだなって思う。
「おぉ、すごいうまいじゃん」
「ど、どうも」
飴と鞭の飴がうまいというか、クロノは褒め上手なのかもしれない。歌枠というよりレコーディングのぞいてるみたいでいいな。実際のレコーディング知らないけども。何回か細かい修正をしながら音を増やしていく。
「んじゃ咳払いもらってもいい? 」
「さっきのブレスはわかりますけど、咳払いってどこに使うんですか? 」
「いいからいいから」
「じゃあいきますね。……ゴホッ! ゲホっ!」
咳払いってか咳だけど、ちゃんとできてる。なかなかどうして様になっている。うちのタレントもしかして天才では。親バカならぬ運営バカだけども。
「あ、そーいうのじゃなくて、もっとこう、せんしちぶな感じでお願いします。お色気お色気。お色気咳払いぷりーず」
「無茶ぶりがすぎません?! なんですかお色気咳払いって‼︎ 」
「ほらがんばろ? オレのためだと思って♡ 」
「うぅ……」
なんでクロノのためだと思わなきゃなんないんだ……って表情に出てるから面白い。ハクトのイラつき顔、貴重すぎ助かる。面白いけども後でフォロー入れとこう。
ちょっと間があいてハクトが神妙な顔をしている。いろいろ言ってもやることはやるんだな。
「……んっ♡ 」
「あ、思ったよりまずい感じだから使わねーわ。ごめん」
「……」
「ごめんて」
気の毒だけど面白すぎるな。リスナーの私とマネージャーの私が分裂しそう。
「てかやっぱ配信越しだと音質よくねーなー。生歌のほうがいいわ、企画倒れだけど」
「ぶん殴りますよっ?! 」
それは殴ってよし。自分の企画を自分でちゃぶ台返しすな。




