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其の五十二…『転校生:姫川君と『転校の経緯』と『天国の鏡』にまつわる話』

 ある日のことだ。『黒百合丘学園』に少し前に『転校』してきた『姫川正也君』が『一人』で『徒歩』で『登校』していると、『登校路』の途中に『全長四メートル』くらいの『縦長の女』が立っていたらしい。



(…………なんだあいつ………)と『姫川君』



『彼』はいわゆる『見える人』なので『日常的』に『普通の人には見えない奇妙なもの』を見ているのだが、それでもその『縦長の女』の『口』が『耳』まで裂けていて、しかも『牙』が生えそろい、さらには『目』も『真っ赤』だったので思わず『たじろいで』しまったという。



(…………他の人は見えているのか?)と『姫川君』



 周囲には同じ『黒百合丘学園』の生徒と、さらに『梅鉢高校』の生徒たちが歩いていたが、ほとんどの生徒は『友達同士』で会話しているか、あるいは『音楽を聴いている』か『ながらスマホ』で歩いているのでよくわからなかったそうだ。ちなみに『梅鉢高校』は『進学校』で『偏差値』が県内でもかなり高い方なためか『スマホや音楽』を片手に歩ている人はいない(そもそも校則で禁止らしい)。そういう人は全員『黒百合丘学園』の生徒だった(豆)。




 なので『姫川君』は『まさか俺以外誰も見えていないのか………?』と思い、『無視』してそのまま何も見えていない風に『歩き去ろう』として………『ユズハさん』と目が合ったという。



「…………あ」と『姫川君』


「あ! 姫川君じゃん! もしかして『視えてる』!? やっぱ『姫川君』だから『この化け物』みえてるよね!」と『ユズハさん』



『姫川君』にとって『ユズハさん』は『ただの知り合い』………というか、『日ごろ』から『ユズハさん』が『姫川君』を熱心に『昼休み怪談部』に『勧誘』しているため、『姫川君』正直ちょっと『苦手意識』があったらしい(汗)。



『『姫川君』! ぜひ『昼休み怪談部』に入ってよ!! 今『入部歓迎キャンペーン』やってるから『姫川君』が入ってくれると特別に『90%割引クーポン』配布しちゃうよ! 本当なら『部室』にある『お茶』を『一本』飲むために『怪談を10個』話さないといけないんだけど、『クーポン』があればなんと『一話』話すだけでいいんだ! 超お得! このキャンペーンは今だけだよ!!』と『ユズハさん』



『もともと『怪談持ち込み希望者』に『無料』で出してるってこの前『荒巻と藤堂』から聞いたぞ(呆れ)』と『姫川君』





 そしてこの時は『ユズハさん』は『縦長の女』のすぐ『足元』にいて、『縦長の女』を『指さし』ながら『姫川君』に叫んでいたそうだ。



「ねぇ『姫川君』見えてるんでしょ!? 実は『私』も見えてるんだ! でも『通行人』は皆『視えてないっぽい』んだよね! これなんでかな!? もしかして『私』が『姫川君』の影響を受けて『霊能者』になったとか、そういうやつ!?(期待の目)」と『ユズハさん』



 その時、今まで『虚空』を睨んでいた『縦長の女』が、『ふと』と『ユズハさん』に視線を移動させたらしい。咄嗟に『姫川君』は『全力ダッシュ』すると『ユズハさん』の腕をつかんで走り出した。



「高宮! 走れ! すぐに『氷室』を探すぞ!」と『姫川君』


「きゃ! あ、やっぱりやばかった? ごめ~ん! でも大丈夫だよ『姫川君』! 私『ひむろん』から『魔除けのお守り』貰ってるから安全だよ………ってあれ?? 『お守り』どこ??」と『ユズハさん』



『二人』はとりあえず『黒百合丘学園』の『校門』まで走ってきて『後ろ』を振り返ったらしい。すると『校門』から少し離れた『電柱の陰』に『縦長の女』が立っていたそうだが、しばらく睨んでいても特に動きはなかった。そして『ユズハさん』は『氷室さんからもらったお守り』を持っていたはずなのに『紛失』したらしく、



「あれ?? 家に置いてきたかな?? まあ、『学校』なら『ひむろん』がいるから大丈夫かな………??」と『ユズハさん』


「お前ちょっと『不用心』すぎるぞ………『化け物』に目をつけられてるんじゃないか?」と『姫川君』


「そもそも『アレ』は『何』なの?? 『お化けの類』なのはわかるけど、そんなに『危険な奴』なの??」




「………………いや、俺は別に『専門家』とかじゃないから分からん………ただ『八尺様』っぽい見た目だから『ヤバい奴』何じゃないかと思って………」と『姫川君』


「『八尺様』なの??」


「さぁな……そもそも『八尺』は『約2メートル40センチ』らしいな(スマホを見ながら)…………あの『縦長の女』はその『倍』はありそうだから多分違うだろな………もしかして『口裂け女』なのだろうか………?」


「『私綺麗?』とか言ってこなかったら違うんじゃない?? 知らないけどね~」




 その後この『縦長の女』を『ユズハさん』と『姫川君』は『何度』も『目撃』するようになったそうだ。この『女』はなぜかはわからないが『学校』や『家』の中に入ってこないが、『屋内』から『外』を見ると必ず『近くの陰』などに『立っている』らしい(いや『四メートル』もあるのにどうやって陰に収まってるのだろうか?)。そして『微動だ』にせず『こちら』を睨んでいるようだそうだ。





『数日後』、『ユズハさん』がまたも『登校途中』の『姫川君』を捕まえて、


「………相変わらずあの『女』はずっと『いる』ね。実は昨日『深夜』に『家の玄関』の『チャイム』がなってさ。偶然『私』が起きて『玄関』の『のぞき穴』から『あの女』が立ってるのが見えたんだよね………でも『それくらい』かな? 今のところ『家』には入られてないよ(あっけらかん)」と『ユズハさん』


「お前それ『怪奇現象』じゃないか………? なんでそんな『平然』としてられるんだよ………普通はもっと怖がるはずだろ………(困惑)」と『姫川君』


「だって別に『攻撃』とかされてないし………『今のところは』だけどねw」




 するとそこで突然『姫川君』が謝ってきた。


「すまん『高宮』………多分あの『縦長の女』は『俺』のせいだ………お前を巻き込んでしまったらしい………本当にすまない(頭を下げる)」


「え? ええ?? なんで『姫川君』が謝るの?? そもそもあの『女』を見つけたのは『私』の方が『先』だよ? 『姫川君』があそこに行く前に『私』が見つけて『観察』してたんだから………」と『ユズハさん』



 どうやら彼女曰く『姫川君』が『縦長の女』がいる『現場』に来る『前』に『ユズハさん』がその場に居たらしい。だが『姫川君』はそれでも謝って、


「………………それでもおそらく『俺』のせいだ。『俺』は昔から『怪異』を引き寄せてしまう体質なんだ………だから本当は『学校』なんか行かずに『人間のいない山奥』にでも『一人』で篭っているべきなんだが、『家族』がそれを許さないから仕方なくこうやって『学校』に来ている………だから謝らせてほしいんだ………(溜息)」


「まぁまぁ『顔』をあげてよ『姫川君』! これは『私』が『自分の目的』のために勝手にやってるだけで『姫川君』のせいじゃないから!」と『ユズハさん』




 その後、『二人』は『校門』と『校舎の玄関』の間にある『前庭』の一角に『腰』を下ろした。多くの生徒がそのまま『校舎の中』へと吸い込まれていく様を眺めながら『ユズハさん』が質問したという。



「…………そういえば前『ちょっとした事情で前の学校を転校する羽目になった』って話してたけどさ………よかったら『転校しなきゃならなくなった理由』を教えてくれない? もし『私』にどうしても『謝りたい』って思うのなら、『謝罪』の替わりに教えてくれると『私』は嬉しいな~って………えへへ」



『姫川君』は『本当に不用心だな』という感じの『呆れた目』をしていたので『ユズハさん』は『ペロッ』と『舌』を出して誤魔化そうとして見せた(残念ながら誤魔化せてない)。すると『姫川君』は意外なことに話す気になってくれたようだった。



「…………まあ、この『話』は『俺』に関わりすぎるとどんな『怖い目』に合うかわからないという『警告』とでも受け取ってくれれば『幸い』だろうな………『俺』は『黒百合丘学園』に来る前は『菊が丘高校』に通ってたんだが、そこの『校舎』には不思議な『鏡』があったんだ………」と『姫川君』




 これは『姫川君』が『入学』してすぐのことだったらしいが、『菊が丘』という『高校』の『校舎』の『西階段』の『三階と四階の間の踊り場』に『手洗い場』があり、そこに『鏡』も設置されていたらしい。



「『踊り場』に『手洗い場』があるのは『黒百合丘学園』も同じだが、『鏡』はないよな。『菊が丘』には『鏡』があったんだ。そしてこれは『菊が丘』に通ってる生徒じゃないと知らないことだが、あの『学校』には『東階段』と『西階段』という『二つの大きな階段』があって、その二つを使わないと『他の階』に移動できない構造なんだ」と『姫川君』



 そして『菊が丘』の『玄関』は実は『東階段』の方が近いということもあり、大抵の生徒が『移動』にはもっぱら『東階段』を使い、逆に『西階段』は利用しなかったらしい。『玄関』から遠いだけでなく『各階』にある『教室』も『東階段』の方が近くて『西階段』は遠い位置にあったからだそうだ。



「そういう事情から『西階段』は『人気が少ない』ということでよく『怖い話』の舞台になりがちだし、例えば『いじめられっ子』は『西階段』のトイレで『弁当』を食べたりしてたそうだ………そしてある時、『俺』と『親しかった男子数人』で偶然『西階段』の『三階と四階の間の踊り場』に居た時だった………『俺』の目の前で『男子の一人』が『手洗い場の鏡』に『吸い込まれた』んだ………」と『姫川君』




 本当に『突然のこと』だったそうなのだが、『姫川君』と『クラスメイト三人』が『踊り場』で『お昼』を食べながら『雑談』している時、一人の男子………名前は『宮永』といったそうだが………がふざけて『手洗い場の鏡』を『軽く殴った』らしい。



『そうそう! 『敵』が『鏡の中を自由に移動できる能力者』だったから、『主人公』がわざと『自分』に『殺人ウィルス』を『感染』させた状態で『鏡』の中に入ってさ~! それに気づかない敵が『殺人ウィルス』で………ってうわぁ!?』と『宮永』



 だが『鏡』を殴った瞬間、彼の『右腕』が『鏡』の中に取り込まれ、そのまま『全身』が『鏡の向こう側』に入ってしまったのだ。途端に『鏡』の中からあがる『絶叫』、



『ぎゃあああああああああああああああああああああ!!』



『『『!? おい大丈夫か!? おい!! 返事をしろぉ!!』』』と皆。




 当然『姫川君』と『他のクラスメイト』たちは『大騒ぎ』したのだが、すると『宮永』が『鏡』の中で叫んだのだそうだ。



『お、おいお前ら落ち着け! この『中』すげぇぞ! まじで『天国』だ!! すごい所だぞ!!』



 そう叫んだあと『宮永』が『鏡』から出てきたらしい。そして『鏡の中』を『熱心』に語り始めたそうだ。



『すげぇぞ! 『鏡』の中は『豪邸』だし『ご馳走』がいっぱいあって、他にもすんげぇ『お宝』がいっぱいあったんだ! お前らも入ってみろよ!! マジですげぇから!』



 どうやらこの『踊り場の鏡』の中は『異世界』になっているというか、『中』に入るとそこは『とんでもない広さの豪邸』で、しかも『作りたての料理』や『日本や外国のお菓子』や『様々な飲料』が『山』のようにあり、他にも『Wi-Fi』完備で『カラオケルーム』や『映画館と同じ広さのシアタールーム』に『バッティングセンター』、さらには『ボドゲ専用部屋』に『巨大カプセルトイコーナー』にエトセトラエトセトラ………とにかく『この世に存在するすべての遊び』が行える『部屋』が全てそろっていたのである。もちろん『ふかふかのベッド』がある『寝室』に『温泉』、『サウナ』、『プール』まであったそうだ。



『まじでこの中は『天国』だよ!! お前らも入ってみろよ! マジでぶった曲げるぜ!!』と『宮永』



 彼はその場で熱心に進めたのでさらに『一人』が入った後しばらくして出て来て『宮永』と同じことを言ったそうだ。そして『二人』して『熱心』に『鏡』の中に入らせようとするのが、『姫川君』は断固拒否したらしい。


『………『宮永』が『最初に入った時』にすごい『悲鳴』をあげたよな………? あれは何なんだ? 『嫌な予感』しかないんだが………?』と『姫川君』


『あれは『びっくり』してあげだけだって! だから『前田(次に入った生徒)』は『悲鳴』とか上げてなかっただろ?』と『宮永』


『………でもなんか、『前田』が入った時も、なんていうか………『鏡の中』から微かに『嫌な音』が聞こえたような気がしたんだが………』と『姫川君』


『あれは勢いよく中に入っちまったから『転んだ』だけだってw まあでもそんなに嫌なら別に無理して入らなくてもいいさ』と『前田』



 結局『姫川君』と『もう一人のクラスメイト』は入らなかったらしい。そしてその後『宮永たち』は『学校全体』にこの『鏡の中の天国』を宣伝して回ったそうだ。



『『あの『鏡の中』に一度入ってみてくれよ! まじで『天国』だからさ! 嘘だと思うのなら『鏡』に触れるだけでいいぜ! それだけで中に入れるからな!』』と『宮永&前田』



 この話はすぐに『全校生徒』に広まり、多くの生徒が『興味本位』で『鏡』に触り、実際に『鏡の中』に入って『宮永たち』が言っていたことが『嘘』ではないことを『確認』したらしい。そして『一度』入った生徒たちはさらにほかの生徒に『騙されたと思って入ってみろって!』と誘い始めたのだそうだ。



 なのでそのうち『先生』たちもこの『鏡』を確かめに来た。最初に入ったのは『生活指導の先生』で、『宮永』と一緒に『鏡の中』に入ったらしい。


『この『鏡の中』に入れるという話はにわかに信じがたいし、もし本当に『入れる』としても、『噂話の通り』なら『勉学』の邪魔になるから『立ち入り禁止』にしないといけないが………』と『生活指導員』


『禁止にするにしてもまず『先生』が自分の目で見てみてくださいよ! 中に入ればわかりますから!』と『宮永』



 そしてこの『先生』も一度中に入り、『鏡』から出てくると堂々と宣言したそうだ。


『………………この『鏡の中』は素晴らしい! ここ以上に『勉強に適した場所』は他には見つからないだろう! すぐに『校長先生』にかけてあって誰でも使えるようにしてもらおう!』と『生活指導員』


『ありがとうございます先生!!』と『宮永』



 そして最終的には『校長先生』も『鏡』に入ったのだそうだ。


『………………素晴らしい! 確かにこの『鏡の中』は『勉強に最適の場所』だ! すぐに『PTA』にも連絡し、『親御さん』たちにも見てもらわないといけない! いろいろと『噂』を聞いて『誤解』している『保護者』も多いしな!』と『校長先生』




 そうやって『鏡の中』が『学校公認』になったある日、『姫川君』は『妙な胸騒ぎ』がして『授業中』に『仮病』を使って抜け出し、『例の鏡』の前に来たらしい。



『………………本当にこの『鏡』は大丈夫なのか? あの時の『悲鳴』が気になって仕方ない………『宮永』は『初見はちょっとびっくりしただけで別に何ともない』と言っていたか………』と『姫川君』




 だが、そこで『鏡』の中に突然『宮永』が現れたのである。



『!? 『宮永』なのか!? お、お前今『授業』を受けてるはずだろ………そ、それにその格好は一体……??』と『姫川君』




 その『宮永』はなんと『全身血まみれ』で『青ざめた顔』をして『泣いていた』そうだ。そのまま『懇願』するように、



『『姫川』騙されないでくれ………『鏡から出てきた奴』は『俺の偽物』なんだ………『本当の俺』は『鏡』に入った瞬間『たくさんの手』に『引きちぎられて死んでる』んだ………あれはその『手』が『俺』に化けた『偽物』で、『手』は『新たな犠牲者』を探し求めて『鏡の中が天国』だなんて『嘘』を吹聴してる………お前はやっぱ『霊感持ち』だから『危険』を察知できるし、こうやって『俺』と会話もできる………だから伝えてくれ………『偽物』に騙されちゃダメだって………(涙)』と『本当の宮永』



『わ、わかった。すまんが、同じことを『もう一回』いってくれるか? 今『スマホ』で撮るから………』と『姫川君』


『わ、わかったよ……『真実』を伝えてくれることが俺の『悲願』なんだ………』



 その後『本物の宮永』が同じ内容を『姫川君のスマホ』に向かって話したらしい。だが話し終わるとすぐに『本物の宮永』が悲鳴を上げて、


『あ、あいつらに気づかれた! 『姫川』! 必ず本当のことを伝えてくれ………ぎゃあああああああああああああああああああああ!!』



 途端に『鏡の中』の『宮永』は『背後』から湧き出てきた『無数の手』によって『引き裂かれ』て『消えて』しまったそうだ。もちろん『姫川君』はすぐに立ち去って『録画』を見せながら『大声で宣伝』したそうだ。




『皆! 信じられないかもしれないがあの『鏡』は『中に入った人間』を食う『化け物』で、『中に入って戻ってきた人たち』は全員『偽物』だ! 『偽物』の言葉を絶対に信じるな!』と『姫川君』




 すると意外なことにすくなくない生徒たちが『姫川君』に味方したという。


『やっぱりか! 『宮永』とか『前田』とかの『鏡に入ったやつら』は明らかに『おかしい』っていうか『別人』だもんな! 俺怪しいと思ってたんだよ!』と生徒α。


『『鏡に入った先生』たちが『許可』してるのがおかしいと思ったんだ! だってそんな『遊び放題の場所』がなんで『勉強に帰した場所』なんだ!? やっぱり『化け物』かよ!』と生徒β。


『『宮永』は今まで『サッカー部』では『大会』に出場できない程度の実力だったのに『鏡』からであとは『部のエース』だよ!? どう考えてもおかしいもんね! 『姫川君』の話で納得だよ!』と生徒Γ。



 どうやら『宮永』などの『鏡に入った生徒』は『別人』かとも思われるほど『変わって』おり、全員が『勉強』や『スポーツ』などで『才能』を発揮し始めていたそうだ。




 だが逆に『宮永』をはじめとする『鏡に入った組』に、まだ『鏡に入ってないが入ろうと思ってた生徒』に『先生と保護者』たちまで『姫川君』を『批判』し始めたそうだ。



『俺達を『偽物』呼ばわりするなんて普通におかしいだろ! 俺達は紛れもない『人間』だ!』と『宮永たち』


『あの『鏡』に入れば『遊び放題』なうえ『成績』も滅茶苦茶よくなるんだろう!? いいことづくめじゃないか! 『姫川たち』は嫉妬しているのか? 自分たちがさっさと『鏡』に入ればいいじゃないか! 僕たちはすぐにでも入ってやるよ!』と『入りたい生徒たち』


『姫川! そんな言い方は良くないし、入った生徒たちは皆『成績が伸びて』いるんだ! お前達もすぐに入るべきだ! お前達は一体何のために『学校』に来てるんだ? 学生の本分を忘れるなよ!』と『先生と保護者達』





 ………そこまで語ると『姫川君』は黙ってしまった。『ユズハさん』が急かして、


「………………えっと、それでどうなったの??」と『ユズハさん』


「…………あとは『想像の通り』だな。『鏡に入りたくない生徒』の『保護者』達も多くが『子供』の味方をしてくれたし、『先生』の中にも『おかしい』と思ってくれた人がいたんだよ。それでいろいろと『話し合い』が行われたりしたんだが………最終的に『俺』が『転校』することで『決着』したんだ」と『姫川君』




「…………?? なんで『姫川君が転校することで決着』になるの?? その『鏡』はどうなったの??」と『ユズハさん』


「いろいろと『話しあい』をしてるうちに『論点』が『ずれて』いってな。『姫川が変なことを言いだしたせいで学校が『真っ二つ』になって争ってしまった。だから姫川が転校してけじめをつけるべき』って流れになったんだ。当初は『俺』も『違和感』はなかったんだけど、後になって考えると『手』の『論点ずらし』が『成功』してしまった気がしてならないんだ………そして、『俺』と一緒に『入りたくない組』の生徒もほとんどが『転校』してしまったらしい。だから今『菊が丘』がどうなってるかはわからないんだ………一応『氷室麗華』にはもう話してるけどな」と『姫川君』


「ああ、もう『プロ』に任せてるわけね………じゃあ安心………かな?」と『ユズハさん』




 ちなみに『後日』に『ユズハさん』が『氷室麗華』に確認すると、


「………………実は『堰守衆』が駆け付けた時点で『例の鏡』が無くなってたし、『宮永』をはじめとする多くの生徒が『転校済み』だったわ。だから今『追跡』してるけど、いかんせん『数が多かった』ので難航してるわね………『姫川正也』の話でもうすうす分かってたけど、あの『鏡の魔物』はかなり『狡猾』よ。絶対に『人を吸い込む鏡』には近づかないように気をつけなさい、たとえそれがどれだけ『甘い話』でもね………」と『氷室さん』




 この話は後日、『氷室さんを説得する会』でも使用されることになるのだが………それはまた別の話である。




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