其の五十一…『昼休み怪談部事始め:『高宮かもり』にまつわる話『その散』』
これは『私』こと『高宮柚葉』の『双子の妹』である『高宮かもり』にまつわる話だ。『今回』の『怪談』の始まりは『私たち』が『小学校一年生』だった『ある日』に『かもり』が言い出したこんな言葉から始まる。
『今から『4年後』。まだまだ『未来』の話だけど、『私の種族』では『11歳』になると『成人』扱いになるんだ。そして『成人』になると『人間の家族』を離れて『独り立ち』しないといけない………だから『その時』になったらもう『皆』とは『お別れ』になるんだ』と『かもり』
あの子が『初めて』この話をしたのは『ある日の夕食』の時だった。『両親共働き』で『帰ってくる時間がバラバラ』ってこともあって『家族四人が揃って食事』は『高宮家』では珍しい。だからこの時のことは『鮮明』に憶えている。
でも当時の『私』は『かもりの言葉』の意味が呑み込めなくて、
『?? どっかに行くの? いつ帰ってくるの?』と『私』
『それって『一人暮らし』するってこと?? いくら『かもり』でもそれは無理よ(微笑)』と『お母さん』
『そうだよ『かもり』、『小学生』じゃあ『マンション』は借りられないし、お前はまだ一応『子供』だから『お父さんたち』も協力はできないぞ?』と『お父さん』
私たち『家族』の返事は『呑気』だったと思う。そして『かもり』も『三人』の言葉を聞いても『ケケケケ』と笑うだけでそれ以上は何も言わなかった。
でもだからと言って『私たち家族』が『かもりの言葉』を信じてなかったかと言うと、それは『そういうことじゃない』と『私』は確信して言えると思う。なぜなら『私』は『かもり』が巻き起こす『不思議な現象』を何度も目撃してるし、それは『両親』も同じだったからだ。だから『お父さん』と『お母さん』も『かもりはやっぱり普通じゃない』ってのはよくわかってたと思う。もちろんその『普通じゃない』は『才能に恵まれてる』とか『妙に賢すぎる』とかも併せてだけど………。
これは以前『お母さん』から聞いた話だけど、確か『私とかもり』が『小学生三年生』くらいの頃だったらしいけど、偶然『お母さんとかもりの二人』で『おでかけ』していたことがあったらしい。
『お姉ちゃんも来れたらよかったんだけど、風邪ひいちゃったからね~。お姉ちゃんは運が無いわね~』と『お母さん』
『ケケケケ、『お姉ちゃん』はもともと『どんくさい』から多分楽しめなかったと思うよ『お母さん』』と『かもり』
はて一体『二人』は『私』がいない間に何をしてたのやら………? まあそれは『怪談』とは関係ないので脇に置いておくけど、そんな『二人』が『午後3時』くらいに『町中』にある『大きな公園』の傍を通ったらしい。この『公園』はいつも『ボール遊び』をしている親子連れがいて、そして『隅っこ』の方に『大きなトイレ』がある。
別に『お母さん』はその『トイレ』にも『公園』にも『用事』はなかったらしいけど、突然『かもり』が『トイレ』を指さしてこんなことを言ったらしい。
『………ねぇ『お母さん』、あの『トイレ』に『今』入ると『面白いもの』が視れるよ。ちょっと見てかない?』と『かもり』
『お母さん』が言われて『公園のトイレ』を眺めるけど、別におかしなところは何一つない。
『?? 『面白いもの』ってなに??』と『お母さん』
『入ってみればわかるよ。大丈夫、別に『危険』もないし『面倒』でもないから。『トイレ』の中に入って出てくるだけだよ』と『かもり』
『妹』はいつも通りの『ニヤニヤ顔』で言っていて、『お母さん』はこういう時は『かもり』におとなしくしたがったほうがいいことを知っていたから、恐る恐る『トイレ』に近づいたらしい。
『いやだわ『かもり』………また『この前』みたいに『怖い思い』するんじゃないでしょうね………??』と『お母さん』
『ちょっと『人形』が動いただけで怖がりすぎだよ『お母さん』、ただ『踊ってた』だけで『襲う気』なんかサラサラなかったのに、『窓』から投げ落とされたら誰だって『怒る』でしょう?(ニヤニヤ)』と『かもり』
『だって急に踊りだすから気持ち悪かったんだもの………こ、このまま中に入ればいいの?』と『お母さん』
怖がりながら『お母さん』が『女子トイレ』に入るけど、中は『無人』でごく普通の『公衆トイレ』だった。だけど『ちょっと珍しい構造』はしていたらしくて、『入り口』が『二つ』あったらしい。つまり『同じ女子トイレ』に『二つの入り口』がついてたってわけ。
『………あら、『入り口が二つ』あるなんて珍しい『トイレ』ね………まあでも、そこまで『珍しく』もないかしら………?』と『お母さん』
その『二つ目の入り口』はちょうど『お母さん』が入ってきた『入り口』の『対面』の『壁』にあったんだって。つまり『お母さん』が入った『入り口』から中をのぞくと『左右』に『個室の扉』が並んでいて、そのまま『個室の扉』の列を横に進んでいくと最終的に『もう一つの入り口』から『外』に出ることができたらしいよ。
なので『後ろ』にいた『かもり』にふり返って、
『………これのどこかが『面白いのこと』なの?? ただ『入り口が二つあるだけのトイレ』じゃないの??』と『お母さん』
『その『向こう側の入り口』を通ってみてよ(ニヤニヤ)』と『かもり』
言われた通りに『お母さん』は『向こう側の入り口』を通り抜けて『外』に出てみたらしい。『もしかしたら『出口』を通った瞬間『異世界』に飛ばされるとか?』と思ってちょっと『ドキドキ』したそうだけど………特に何事もなく『公園』にでたらしい。
『えっと、『かもり』?? 一体これのどこが『面白いこと』なの………?? って、あら??』
だけど『お母さん』がまた『後ろ』を振り返って『気づいた』らしい。なぜなら『今』自分が通ったばかりの『二つ目の入り口』が『きれいさっぱり』消え去っていて、『建物の壁』しかなかったんだって。
『あ。あれ?? 今私たちが通った『出入り口』はどこ………?? なんで『壁』に………??』と『お母さん』
そしてその『壁』の前には『かもり』が立っていて、手で『壁』を『パンパン』叩いてから、
『………ね? 『面白い』でしょう??(ニヤニヤ)』と『かもり』
これは本当に『小さい出来事』で別にそれ以後『同じ公園のトイレ』で『不思議』には遭遇してないそうだけど、『お母さん』は今でも『かもり』の話題が出るとは思い出すらしい。
「…………『かもり』を連れて『お散歩』すると、あの子はよくああいう『不思議な出来事』を『私』に教えてくれたわ………だからあの子と『散歩』するのがちょっと『楽しかった』のよね………(遠い目)」と『お母さん』
また、『お父さん』も『かもり』から『不思議』を教えてもらったことが何度もあったらしい。これは『私たち』が『小学校四年生』だったころのことらしいけど、今度は『お父さん』が『かもり』と一緒に『おでかけ』したときのことらしい。『南町(金沢繁華街)』の大通りを二人で歩いていると、突然『かもり』がこんなことを言ったらしい。
『………ねぇ『お父さん』、ちょっと『眉毛』に『唾』を塗ってみてよ』と『かもり』
『………え? なんで急に??』と『お父さん』
『いいから。『面白いこと』なんだからさ』と『かもり』
言われるまま『お父さん』は両方の眉毛に『唾』をつけたらしい。すると『二人』のすぐ横を『タクシー』が通りかかったんだけど、その『タクシー』には『若い男の人』が『4人』くらい乗ってるのが見えたらしい。でもその『若い男の人』たちが『後部座席』の窓に『顔』を張り付けて外を眺めていたのと目が合ったんだって。
『………『タクシー』は他のお客さんも乗るんだから、あんなふうに『ガラス』に顔をくっつけるのは『汚い』なぁ。『かもり』は賢いからこんなこと言う必要もないだろうが、ああいうのは『マナー違反』なんだ………』と『お父さん』
そういっているとその『タクシー』が少し離れた『前方』で『外国人(白人)旅行者』に呼び止められて止まったのが見えたらしい。その『旅行者』は『両親と子供二人』の『家族連れ』で、大きな『キャリーバッグ』を持っていたので『タクシーの運転手』が『車』を降りてから『後ろのトランク』を開けて『荷物』を収納し始めた。
そのため『タクシー』が道路わきに『路駐』することになり、必然的に『お父さんとかもり』がそのまま『タクシー』の『横』を通り過ぎていったそうだが………『お父さん』が『タクシー』の中を見ると『だれも乗っていなかった』そうである。
『………あれ?? さっき乗ってた『若者』たちは一体どこに??』と『お父さん』
『………ふ~ん、『唾の効果時間』って結構短いんだね(ニヤニヤ)』と『かもり』
その後『タクシー』は『外国人観光客』を載せて何事もなく走り去ったらしいよ。
そんな風に『かもり』は『不思議な子供』だったし、それに『かもり』は普段から『以下のようなこと』も何度も何度も『公言』していた。
『私は実は『人間』じゃないんだ。本当は『お姉ちゃん』は『一人』で産まれるはずだったんだけど、『私』が『爪の先』でまだ『受精卵』だった『お姉ちゃん』を『ひっかいて』、そして『真っ二つに割った』んだよ。それでその『片方』を『私』が貰って、残った『もう片方』が成長して『お姉ちゃん』になったんだ。つまり『私』は『お姉ちゃんやお母さんお父さん』と『血』は繋がってるけど、でも本当は『別の種族』なんだ。『私の種族』は『11歳』で『成人』扱いになって、『成人』になったら『独り立ち』しないといけないんだよ。だからその時に『お別れ』しないといけないんだ………』と『かもり』
『かもり』曰く『私の種族は大昔から『本当は一人で産まれるはずだった子供を『双子』にして、その『片方』を貰うことで人間として生まれていた』らしく、『昔の人たち』が『双子』を『不吉』と考えていたのは『かもりの種族』のせいなんじゃないかとも言ってたっけ………でも『かもり』は同時に、
『………ケケケケ、だからと言って別に『私』が『人間の家族』を『不幸』にする気はないけどね。それどころか『11歳まで育ててくれる』んだから『恩返し』しないといけないくらいだよ(ニヤニヤ)』と『かもり』
確かに『私たち家族』が『かもり』から『被害』を受けたことはない………まあ『ちょっと怖い目』に遭わされたくらいのことはあるけど………いやいや! 別に大したことじゃないよ!? 『家にあった日本人形が踊りだした』とか『かもりが空を飛んで見せた』とかそういう『無害』なのばっかりだからさ!(私たちが無駄に怖がったりはしたけど)
そしてこれはまさに『私』と『かもり』が『11歳』、つまり『小学五年生』になってしばらくした『ある日』のころだった。当時『私』は『かもり』と同じ部屋で寝ていて、『毎晩』こんな話をしていたんだ。
『………ねぇ『かもり』、なんで『11歳』なの?? なんかすっごい『中途半端』じゃない??』と『私』
『それは『伝統』ってやつだよ。ほら『日本』でも『成人』は『18歳』で中途半端でしょ? それと似たようなものだよ』と『かもり』
『え~? でも『18歳』は『高校三年生』だから別にそこまで『中途半端』じゃなくない??』
『世の中には『高校に行ってない人』もいるし、『高専』とかもあるから全然『中途半端』だよ』
『えっと………そ、そうなんだ………(ついていけない)』
その日の『次の日』だったと思う。『朝』起きた『かもり』が『小学校』に行く前に『お母さん』にこんなことをお願いしたんだ。
『ねぇ『お母さん』。『サンドイッチ』か『おにぎり』、どっちでもいいから『20人分』作ってくんない? 夜までに用意しておいてほしいんだ』と『かもり』
もちろんそれを聞いていた『家族三人』は困惑して、
『なんで………??』と『お母さん』
『なんでも。『お客さん』が来るからだよ』と『かもり』
『『お客さん』?? いったい誰なんだ??』と『お父さん』
『だれでも。ただ『大事なお客さん』なんだよ』と『かもり』
『えっと………それっていつもの『面白いこと』なの??』と『私』
『そ、しかも『今まで最大級の面白いこと』だからさ。お願いね~』と『かもり』
『あ、お父さんも手伝うよ………』と『お父さん』
そういって『私とかもり』は『登校』し、その日の間『私』はずっと『かもり』に『何が起こるの?』と聞き続けたけど『かもり』はいつも通りやっぱり『曖昧』にしか答えなかった。
『『面白いこと』だよ。大丈夫、『夜』になればすぐにわかるから………』と『かもり』
でも『今』になって思い返すと、そういえば『かもり』はあの日全然『笑ってなかった』と思う。そのまま『下校』して『家』にいくと『お母さん』と『お父さん』が『おにぎり』を『20人分』作っている最中だったので『私たち』も手伝ったんだ。
『『塩結び』でよかった?』と『お母さん』
『大丈夫、むしろ『具』はない方がいいと思う』と『かもり』
『『塩味』が好きな人たちなのかい?』と『お父さん』
『というか『余計なもの』が邪魔なんだよ。『純化』が好きな連中だから』と『かもり』
『?? 『かもりの仲間』なの??』と『私』
『………その表現はちょっと『語弊がある』よね。『仲間』と言えばそうだけど、『仲間じゃない』も正しいよ』と『かもり』
『ごへい? 五平餅??』と『私』
『『ははは、違うよユズハw』』と『両親』
そしてそのまま『夜』がきた。『かもり』は『お客さんは夜に来る。皆は気にせず寝ていていい』とだけ言って『部屋』に引っ込んで『ベッド』に入り、『私』もすぐに『就寝』した。『両親』は『お客さんがくるなら』と『深夜0時』まで『リビング』で粘っていたけど、結局耐えられずに『寝室』に戻ってしまったらしい。
その後、たぶん『深夜二時』くらいだったと思う。『私』が目を覚ますと『金縛り』になっていることに気づき、『ああ、またかぁ』と思うと『かもり』がベッドから起き上がっていた。
こういうことは『いつものこと』なので『私』も特に驚きはしなかったが、『かもり』が『私』の『耳元』に顔を近づけてこう言ったんだ。
『………お姉ちゃん、『本当のこと』を言うとね、『今日』なんだ。『私』が『独り立ちする日』ってのは』
『………………!?』
『私』はすごくびっくりして『飛び起きよう』としたけど『金縛り』は解けない。そして『かもり』は立ち上がって『部屋のドア』を開けてから、『一言』だけつぶやいたんだ。
『………………もう『二度と会うことはない』と思うけど、どれだけ探しても『無意味』だってことだけは言っておくよ。じゃあね『お姉ちゃん』、『お母さんとお父さん』にも『元気でね』ていっておいてね………』と『かもり』
本当に『かもり』の最後の言葉は『それだけ』だった。そのまま『かもり』は『部屋』を出てから『一階』に降りて『リビング』に入ったと思う。
するとすぐに『ピンポーン』という『チャイム』の音ともに『玄関』が『開く』音がした。そして『どやどや』と『たくさんの人たちが入ってくる足音』が響いてきたんだ。
でもなんでか『話し声』の類は一切聞こえなくて、『たくさんのお客さん』たちが『無言』で『リビング』に入っていくのはわかった。その後『リビング』では『お箸を使う音』とか『お茶碗を置く音』とかは聞こえてきたんだけど、それだけでやっぱり『話し声』は愚か『咳』の音すら一切聞こえない。そのまま………………、
………………、
………、
……、
………そして気が付くと『私』は『朝』になってることに気づいたんだ。もちろん『金縛り』も解けたから『飛び起き』て『リビング』に駆け込むと、
『………………あれ? 『かもり』は?? それに沢山の『お客さん』も一体どこに??』と『私』
『リビング』には誰もいなかった。でも『床』は『黒い汚れ』がいっぱいあって、『私』と同じように『飛び起きて』きた『両親』がその汚れを見て、
『………まるで『土足』で入ってこられたみたいだ………それにすごい数だぞ、何十人分あるんだ??』と『お父さん』
『『おにぎり』は綺麗に食べられてるけど洗ってないわね………ていうか『かもり』は一体どこに………??』と『お母さん』
『! そうだよ『かもり』は!? 『かもり』は一体どこにいるの!?』と『私』
だけど『かもり』はどれだけ『家』の中を探してもいなかった。だからすぐに『両親』が『警察』に『行方不明者』の届け出をして、『警察』にも『私たち』が知ってることを全部話したんだ。
『昨日の夜『たくさんの人たち』が入ってきて、恐らくその人たちが『かもり』を誘拐したんです!』と『お父さん』
『でも以前から『かもり』は『11歳になったら家を出る』と言ってまして………でもまさかそれが『昨日の夜』だったなんて………『かもり』はそんなこと一言も………』と『お母さん』
『あ、あの! 実は『かもり』が『夜中』に起きて『今日お別れだ』って『私』に教えてくれて………』と『私』
しばらくして駆け付けた『刑事さん』は『私たち』の話を丁寧に聞いてから、
『はいはい、わかりました。それでは『誘拐事件』として捜査しましょう。ちょっと『署』まで来てもらって『被害届』を書いてほしいのです。それと『捜査への協力』として、他にもいろいろと『かもりちゃん』のことについて教えてもらいたいのですが………』と『刑事さん』
………その後『警察』がいろいろと調べてくれたけど、『今』になっても『かもり』は見つかってないし、もちろん『生死』もわからないし、『手掛かり』らしきものも一切『ない』状態が続いている。『両親』はこの件でたまに『ビラ配り』もしてるけど、やっぱり『進展』は一切ないんだ。
………そして、『私』がここまで話すと、この話を聞いていた『ナツメ』が質問してきた。
『………………『ユズハ』は『かもり』を見つけるために『怪談集め』をしてるって言ってたけどさ。その話と『怪談集め』がどうつながる感じ?』
『私』はちょっと『苦笑』して、
『はは、実は『私たち家族』は今『手詰まり』状態でさ。本当のマジで『かもり』に関する『手掛かり』かないんだ………だからさ、『私』は『藁にも縋る思い』で『怪談集め』をしてるの。つまり『怪談を集めていると『怪異』が寄ってくる』って言う話を利用して、『その集まってくる『怪異』の中に『かもり』につながる『手掛かり』がないか』と思ってね……』
そこで『私』は思わず『ため息』を吐いてから、
『……もちろんわかってるよ、これが『良い方法じゃない』ってこともさ。でも『それ以外に何をすればいいのか』が分からないんだよね………『担当の刑事さん』も『手掛かりが全くない』っていうので『正直に言いますと暗礁に乗り上げてるんです………』ってこの前『家』にきてぶっちゃけてくれてたし………だから『一縷の望み』をかけて『怪談蒐集』をしてるんだ、ただ『かもりが不思議な子だったから』ってだけの理由でね………それ以外の方法があったら教えてほしいよ………』と『私』
ちなみに、『私』はずいぶん前に『ひむろん』こと『氷室麗華』と『サカナちゃん』こと『生野魚』の二人の『霊能者』に『かもり』の件を相談しているけど、
『………わからないわ。その『種族』というのも何のことか不明ね。でも『行方不明の妹さん』を探すために『怪談蒐集』を行うのは確かに『愚かな方法』よ。『堰守衆』が探すからあなたは何もしないで頂戴』と『ひむろん』
『本人が『見つからない』と言ってるのなら多分そうなんじゃない? たぶん『堰守衆』でも見つからないんじゃないかな? まあ『サカナちゃん』は『霊能者』じゃないから『適当なこと』言ってるだけだけどね~』と『サカナちゃん』
これが『私』こと『高宮柚葉』が『昼休み怪談部』を創始した『理由』ってわけね~。というわけで『読者』のみなさ~ん! 『高宮かもり』に関する『怪談』があればぜひ『昼休み怪談部』に持ち込んできてください! 心からお待ちしておりま~す!




