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其の四十六…『転校生:姫川君と『生贄を求める幸運の悪魔』にまつわる話』

 今回の『怪談』は『保健室の先生』であるとと同時に『怪談師』として活動中の『四季咲ニア先生』が聞いた話だ。



「………私は『怪談師』なんて職業をやってる関係で『ネット配信者』に知り合いが多いんだ。その関係で『他の怪談師の番組』に出演することもあるんだが、今回は『ある同業者の番組』に出演した時に聞いた話だ………」と『ニア先生』




 先生がそのまま『雰囲気』を出しつつ『怪談語り』を始めようとする。だが『昼休み怪談部長』の『ユズハさん』は小声で、


「…………『ニア先生』本当は『怪談師』としての活動を『校長先生』に禁止されてるはずなんだけど………」


 ちなみに『ニア先生』は『他の怪談師の番組』に出演する際も『顔』は全く隠してないそうだ。まさに『無敵の人』である(汗)。




 この『怪談』を『ニア先生』に話してくれたのは『テラさん』という『怪談師』で、本名は『寺井』だから『テラ』と言う芸名で活動してるらしい。つまり『ストーリーテラー』とかけているとかなんとか………まあそれはどうでもいいだろう、『テラさん』は最初に『複数の一般の方から投稿があった』と前置きしてから話し始めたのだそうだ。



『………いやねぇ、『ニア』さんは知ってますか? 『僕』のところに『3~4人』くらいの『別々の一般の方』から『同じ怪談』が送られてきたんですが、なんか最近『エックス』とか『インスタ』とかで『おすすめの悪魔』ってのが話題になってるそうですよ』と『テラさん』



 ちなみに『ニア先生』の『芸名』は『ニア』だ。つまりは『お化けが近づいてくる(ニアー)』からなんとか………先生ちょっと『センス』ないですよね(『うるさい』byニア先生)。



『『おすすめの悪魔』ですか………?? 聞いたことないですね………どんな話か教えてもらえます?』と『ニア先生』



 しかも、どうやら『ネット上』では『ニア先生』は『煙草を吸わない、礼儀正しいけどちょっとミステリアスな大人の女性』として売り出しているらしい(ドン引き)。そして実はこの時『ニア先生』は『知っていた』のだが事前に『テラさん』と打ち合わせして『知らないふり』をしていたとか(まあこれくらいは演出だろう)。



『そうですねぇ………ほら、よく『サジェスト』とかいうじゃないですか? 『グーグル検索』とかでキーワードを入力すると『関連するキーワード』が表示される奴とか、あとは『エックス』とかで『自分』が例えば『怪談』とかを『ポスト』すると『タイムライン』に『似たようなポスト』が表示されるようになる『あれ』ですけど………この『番組』の『視聴者様』の中にその『サジェスト』や『タイムライン』が『悪魔』で『汚染』されたことがある人達がいるらしいんですよ。もう、本当に、『何』を検索しても『サジェスト』に『悪魔召喚術』って『キーワード』がでてくるらしくて………』と『テラさん』



 ある『視聴者』の仮に『アルファさん』としよう、『彼』が送ってきた『怪談』なのだそうだが、その人は『2年前』まで『うつ病』に悩んでいた。なんでも『高校時代のいじめ』のせいで『不登校』になり、そのまま『大学』にもいかずにずっと引きこもっていたらしい。そしてただただ『焦り』だけを蓄積して迎えた『25歳』になったある日。彼はいつも通り『夕方』に目覚めて『ベッド』の上で『エックス』を眺めていると、『悪魔召喚術』という『ポスト』が流れてきたのだそうだ。




『悪魔を召喚して人生大逆転! 代償は『寿命30年』でオッケー! 詳しくはこちら↓↓↓』




 もちろん最初それを見た『アルファさん』は鼻で笑って、


『なんじゃこりゃ………『スピ系の詐欺』か? まじで『エックス』は『絵師のアカウント』じゃなくてこういう『詐欺アカウント』を規制しろよな………』



 その時はの感想はそれだけだった。だがその後『フォロワー』の一人が『政治』に関係する話をしていたので、『何の話だろう』と思って『エックスの検索欄』で関係する他の『ポスト』を探そうとしたらしい。すると『検索サジェスト』にまた『悪魔』が出てきたのだ。



『○○(政治関連の単語) 悪魔』


『○○ 人生逆転 悪魔』


『○○ 幸運 悪魔』


『○○ 悪魔召喚術』



『………うわ、サジェストが汚染されてるぞ。つーかなんだよ『悪魔』って………流行ってんのか??』と『アルファさん』



 それでも彼はこの時は『どうせ詐欺だろう』と『悪魔』に関する検索はしなかった。そして『政治に関係するポスト』を探して『この人頭いいな~フォローしとくか』とか『うわ、○○党の支持者だ。やっぱりこの党の支持者はキ〇ガイが多いな~』とか眺めていると、今度は『タイムライン上の広告』にまた『悪魔』が出てきたそうだ。




『※プロモーション 『人生大逆転』! 今話題の『悪魔召喚術』! 有名アーティストが語る『寿命30年は最初自分もビビりましたが、実際は大したことない』………詳細はこちら↓↓↓』




『………また出てきた………マジでなんなんだこれ………本当に流行ってんのか??』と『アルファさん』



 彼はそれでも結局調べなかったそうだ(やる気が出なかったので)。だがその『翌日』に『一念発起』して『俺もそろそろ就職するぞ!』と『前向き』に思えるようなったらしい。その時にやっと『やる気』がでて『悪魔召喚術』に関して『検索』をかけてみたそうだ。



『………えーと、どれどれ………? 『この『悪魔召喚術』は誰でもできる『簡単な方法』で『人生』を『一発逆転』できる『幸運の悪魔』を召喚する方法です』…………うわw マジでこんなのに騙される奴いるのかよw ………『方法は簡単! 赤ペンと紙と赤い蝋燭を用意するだけです!』…………『簡単な方法』繰り返してるw これ書いてるやつ頭悪いなw ………『しかし代償に『寿命30年』が必要です! ですがご安心ください! なぜなら『死に方』は必ず『苦しみのない自然死』になるからです!』 ………いやいやw その言葉で誰が安心できるんだよw ………』と『アルファさん』



 彼が見つけた『悪魔召喚術を紹介するブログ』には『召喚術のやり方』を簡潔に説明し、また『著名人が何人もこの方法で成功を掴みました』という『インタビュー』が複数掲載されていた(しかし知らな人ばかりだったらしい)。そして最後にはなんと『幸運の悪魔本人』が『インタビュー』に応えていたそうだ。





 インタビュアー『『寿命30年が代償』と聞くとしり込みしてしまう人は多いと思います。その点に関してはどのようにお考えでしょうか?』


 悪魔『その気持ちはわかります。我々『悪魔族』は『不老不死』なので『30年』寿命を喪っても別に何とも思いませんが、『死すべき定め』である『人間族』にとっての『寿命』の価値は『何物にも代えがたい』ものでしょう。それを『30年分』も失うことに抵抗を感じるのは普通の感覚です………ですがちょっと考えてもみてください。『貴方自身』は『自分の寿命』を知ってますか?』


 インタビュアー『普通は知りませんよね。ですがそれが一体?』


 悪魔『いえ、『知らない』ということは実際に自分が『死ぬ瞬間』になっても、それが『本当の寿命』だったのか『分からない』ってことじゃないですか? ほら、よく『異世界転生もの』で『女神さま』から『あなたは本当は今死ぬはずじゃなかったのに間違って死んでしまったから異世界でよみがえらせる』とかいわれるじゃないですか? ここだけの話ですが、実は『人間族』は必ずしも『寿命』で死ぬわけじゃないんですよね。『寿命』では『80歳』まで生きるはずだったのに『悪霊』のせいで『40歳で死ぬ』とか割とよくある話なんですよ………ですが我々『悪魔』がいただくのはもちろん『本来の寿命の30年分』なんです』


 インタビュアー『なるほど、つまり『株式』みたいなものなんですね。『人間』はおのおの生れながらに決まった数の『株式』をもっていて、それが『10年後』や『20年後』にどれだけの価値になってるかわからない。でも『悪魔』さんは『持ってるうちの3割の株式を貰う代わりに必ず株価が上がる』という『契約』をするってことですね?』




 ここで『アルファさん』は『いやその例えはおかしいだろ』と思ったが、




 悪魔『はは、『旨い例え』ですね! そんな感じで考えてもらっていいです。そもそも『本当の寿命』を『100%』もらえる保証がないという世の中で………例えば最近は『外国人の犯罪』が増えてて怖いですよね? それに『少子高齢化』で『若者の未来』も暗いです。つまり『本来の寿命』をちゃんと『100%』使える『保障』がないのですから、そのうち『30年分』を『投資』に回す方が『賢い』と思うんですよね。それでももちろん『寿命』は『寿命』ですから安易な決断をするべきではありませんが………もし『なんとなく怖い』などと思ってためらっているのでしたら、其れは本当に『もったいない』ですよ………! なぜならこれは『チャンス』だからです………!』



 そこで『大きな文字』で、



『………『成功者』はみな『人生を賭けるべきタイミング』でしっかりと『リスク』をとり、それによって『社会的な成功』をつかみ取っているんです! そもそも『挑戦』しない人に『成功』が訪れるわけがありません! 皆さんも恐れず『チャンス』を掴むのです!!!』





 その『ブログ』はそこで終わっていたらしい。『アルファさん』は『最後の締めの言葉が冗長だろw』とまた馬鹿にし、結局すぐに飽きて『インスタントコーヒー』を淹れようとしたそうだ。



 だが、そこで突然『ピンポーン』と住んでるマンションの『チャイム』が鳴ったのである。


『すみませ~ん! お届けのお荷物で~す! 『アルファさん』いらっしゃいますか~?』と配達員。


『あ、はいはい! いますいます! ………(玄関を開けて荷物を受け取る)…………え、あ、『悪魔』??』と『アルファさん』



 彼が『配達員のおじさん』から『荷物』を受け取って『差出人』を確認すると、なんとそこには『幸運の悪魔』と書かれていたのだ。



『はい。『幸運の悪魔』さんからお荷物で~す。ここにハンコかサインお願いしま~す』と『配達員』



『おじさん』があまりに『普通』なので余計に慌てて、


『え、ちょ、ちょっと待ってください! 誰ですかこの『悪魔』とか言う変な奴!? ていうかなんで俺の『住所』知ってるんですか!? え、俺『悪魔』から何も買ってないですよ!? しかもさっき『ブログ』見たばっかりなのに!? なんで届くんですか!?(混乱)』と『アルファさん』



『アルファさん』は終始『意味が分からない』ので『配達員のおじさん』に半ば『八つ当たり』に近いことをしてしまったらしい。すると『配達員のおじさん』は興奮する『アルファさん』を宥め始めて、



『まあまあ落ち着いてくださいよお兄さん。この『悪魔』とかいうやつはいつも『そう』なんですよ。なぜか『数日前』からお兄さんたちが『ブログ』を見ることを『知って』いて、前もって『荷物』を送るんですよ。自分は『このあたりの地域』を担当してまして、『お兄さんのような人』に『4回』くらい『同じ荷物』を届けてるんで慣れてます。でも安心してください、べつに『着払い』とかでもなく『無料で届く』んです。とりあえず受け取って『捨てる』なり、もし『気持ち悪い』と思ったら『受け取り拒否』でも構いません。何人かのお客様はそうしてますからね。でも本当にご安心を、『悪魔』に関わったお客様は皆『健在』で自分は相変わらず荷物を届けてますからw』と『配達員』



『そ、そんなに多いんですか………? す、すみません、取り乱しちゃって………(恥)』と『アルファさん』





 結局『アルファさん』は『受け取り』だけしてそのあと『全部』捨てたそうだ。そしてその後は特に『怪奇現象』の類もなく、それどころか『一念発起』して『就活』に取り組み、今は地元の『不動産コンサルタント会社』に無事就職。『勉強』しながら『営業』に走り回っているそうである。『幸運の悪魔を召喚する気はありませんけど、『チャンスを逃すな』と言う言葉は自分にすごく『刺さった』ので、『座右の銘』にして頑張ってます』とのこと。すでに『婚約者』もいて順風満帆らしい。


 そして、『アルファさん』が最後に『洩らした』ことだそうだが、『全部終わった』途端になぜかそれまで『悪魔』に汚染されていた『サジェスト』が『元通り』に戻り、『タイムラインの広告』にも一切『悪魔』は現れなくなったそうである。






 ここまで話してから『ニア先生』が『姫川君』に語り掛ける。


「…………それどころかこの『アルファさん』は『悪魔のブログ』をどれだけ検索しても発見できなくなったらしい………別に『何か変なこと』は起こっていないそうだが、其れでも一応『お祓い』はしてもらったとか。この『幸運の悪魔に関する怪談』はすでに言ってる通り『別バージョン』があってな、他にはこんな話もあったらしい………」




『怪談師テラさん』の元には『アルファさん』以外にも仮に『ベータさん』と言う人が『幸運の悪魔』と遭遇した『怪談』が届いていたとか。こっちも大体『アルファさん』と展開は似ているので『省略気味』に『ニア先生』が語ってくれた。



 ある所に『ベータさん』という『若い女性』がいたのだが、彼女は『生まれつき体が弱い』というか、厳密には『虚弱体質』だったらしい(『虚弱体質』は医学用語ではないそうだが)。とにかく幼いころから『風邪』をひきやすく、『肺炎で入院』したことは一度や二度ではない。『お腹いっぱい食べる』と即座に『下痢』になって『一時間』は『トイレ』に篭らざるを得ず、さらには『小学校の体育の授業』で『疲労骨折』を起こしたことがあるというのだから相当だった。



『本当信じてもらえないことが多いんですけど、私は『一日12時間』は寝ないとだめですし、ほとんど動いていないのに常に『体のあっちこっちが痛い』んですよね。子供のころはまだそれでも『学校』には通えたんですけど、『20代』になってからはもはや『会社に通う』ことすら困難なってしまって………『インフルエンザの予防接種』で『入院』した経験がある人ってどれくらいいるんでしょうね? 沢山のお医者さんに診てもらいましたが口をそろえて『極端に体が弱くて免疫力も低い。生まれつきの体質としか考えられない』とかって………今は『体力に余裕のある日』に『日雇い』の仕事を少ししながら何とか生きてます………』と『ベータさん』



 特定の『障害』に該当しないことで『障碍者年金』も貰えない『ベータさん』は『実家暮らし』であることもあって何とか生きていけているそうだが、そんな彼女の『サジェスト』もある日突然『幸運の悪魔』に『汚染』されたのだという。



『………ええ、そうです。私がちょうど『漢方』にはまってた時ですね。『ネット』で調べていて『個人のブログ』を見てたら、『広告』に『幸運の悪魔』が出て来てたんですよ………(笑)。『悪魔を召喚してあなたのお悩み解決!』とか『虚弱体質でもお金持ちになれる!』とかって………『虚弱体質』のキーワードにひきつけられちゃって、思わず『広告』を踏んじゃったんですよ………(苦笑)』と『ベータさん』



 彼女もやっぱり『悪魔のインタビュー記事』にたどり着いたのだそうだが、そこでは『幸運の悪魔』はこんなことを言っていたらしい。




 悪魔『この世界は『理不尽』です。ですから私は『上位存在』である『悪魔族』として『人間族』に『力』を貸してあげたいのです。だって『その人の人生』が『生まれつきの体質』で決まってしまうなんてあんまりじゃないですか? 世の中には『努力したくてもどうしても努力ができない人間』がいて、そういう人たちが『貧しさ』に苦しんだり『努力していない屑』みたいに馬鹿にされるのはおかしいじゃないですか。ですから私は『神様』が作ったこんな『不平等な世界』に『一石』を投じたいのです。なにせ私は『悪魔』ですからねw 『神様』が『正義』を振りかざして『理不尽な世界』を作るのなら『悪魔族』はその『逆』のことをする、それだけですよ』



 インタビュアー『ですがやっぱり『代償』として『親族一人の命』はさすがにためらう人が多いのでは?』


 悪魔『その気持ちも理解できます。ですが我々『悪魔』は別に『人間の魂を食べる』とかそういうわけではありません。そもそも『不老不死』ですから『働く必要』もないですしね。とはいえ『無料ほど怖いものは無い』ということもいいますし、それでこの『親族一人の命』と言う『代償』を設けたんです。ですがこれは『親族』であれば『誰でもいい』ので、例えば『もう病院で死を待つだけのおばあちゃん』とかでもいいんですよ。きっと『おばあちゃん』も『お孫さん』の幸せのためなら『自分の命』くらい惜しくはないと思っているはずです。この『少子高齢化の時代』で一番優先しなければならないのは『次世代の若者』なのですから、『老人たち』はせめて『家族』のためなら『命』を支払うべきだと私は思ってますね………もちろんそれでも『躊躇』する人が多いことも理解しています。しかしいいですか皆さん? 今目の前にある『チャンス』を………(省略)』





(…………結局なんで『家族の命』を要求するのか書かれてない………)と『ベータさん』





 実は『ベータさん』が見た『悪魔召喚術を紹介するブログ』では『代償』は『30年分の寿命』ではなく『親戚一名の命』になっていたらしい。そして『ベータさん』にはまさに『ドンピシャ』というか、『一年前』に『脳溢血』で倒れた後『脳死状態』になり『病院』で『死を待つだけ』の状態になっていた『祖母』がいたのだそうだ。そして彼女はこの『悪魔のインタビュー』を見て、ちょうど『うつ病を併発中』だったので思わず心が動いたそうだが………、




『………でも『脳死』になる前の『おばあちゃん』にはすっごく可愛がってもらったので、いくら『病院の先生』が『次呼吸止まったらもう延命はしません』って『両親』と『合意』してるからって『生贄』にする気はなかったです。ですから『悪魔』から『荷物』が届いても『受け取り拒否』しました………今でもあの『誘惑』を蹴って善かったと思ってます。全然後悔はないですね………』と『ベータさん』




 ちなみに『ベータさん』は今現在『自分の体質』をつづったブログが『ヒット』して『作家活動』をしているらしく、近々『本』も出版されるとか。『毎月の薬代の半分くらいは稼がせてもらってます』とのことである。




 

 ここで『ニア先生』が言う。


「………これらが『幸運の悪魔』に関する『怪談』で、恐らく『姫川の実の両親』がお前を『生贄』にした『悪魔』と『同一人物(?)』だと私は思っている。といっても『アルファさん』と『ベータさん』の話は『数年前』の出来事だが『姫川の両親』は『十五年前』だから少々『ずれ』があるし、それに『テラさん』の話だと『『幸運の悪魔』に関する話を聞くようになったのは『2~3年前』』とのことだがな。まあだが『悪魔』は『未来予知』をするらしいのであまり『時系列』は考えなくてもいいのかもしれない………『姫川』の話を遮ってすまなかったな。それで? お前の話の続きは?」



『姫川君』が溜息を吐いてから、



「…………実は俺も『幸運の悪魔』に関する『怪談』は色々聞いてるんです。たぶんその『テラさん』の動画も見たことある気がします………ただですが、『俺の怪談』もう特にこれ以上話すことはないですよ。『俺は母親の腹の中にいた時に『悪魔』の『生贄』にされて、産まれた時には『右目』が『こんな風』になっていて『普通の人』とは『違う世界』が見えるようになった』…………それでおしまいですね」




(…………やっぱり『姫川君』は………)と『ユズハさん』


(『普通ではない産まれ』…………似てる………『やしお』に………)と『ナツメちゃん』




(『姫川君』は『呪われた人間』だけど『僕』は『化け物』、でも『僕』は『実の両親から愛されてる』けど、『姫川君』は『捨てられてる』んだね………)と『私』


(…………こんなかわいそうな子供は誰にも救えん。自分で立ち直るしかないんだろな………)と『ニア先生』





『姫川君』はまた『嘆息』してからそのまま黙ってしまった。『奇妙な転校生』に関する話はまだまだ続く。

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