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其の百…『令和福井恐竜怪談『其の一・中編』』

 今回は『其の九十九』の『続き』である。『福井県坂井市』に住む『篠塚さん』の『実家』に『ある夜』突如として『ティタノサウルス』が『出現』したのだそうだ。



『みんな見た!? マジで見えたよね!? 『恐竜』が『廊下』に『詰まってた』よね!? たぶんあれ『ティタノザウルス(正しくは『ティタノサウルス』)』だよ!!』と『篠塚さん』


『えぇ!? なんで『ティタノサウルス』が!? 俺見なかったぞ! どこにいたんだ!??』と『弟』


『何言ってのあんたは……(困惑)』と『母』


『…………何か『いた』のは見えた……言われてみれば『恐竜』だった気がする……』と『父』




 正直『恐竜の名前』には詳しくないので『私』と『ユズハさん』が『ネット』で検索すると『首の長い草食恐竜』の姿が出てきた。なるほど、『恐竜』の中でも特に大きいから『ティタネス(ギリシャ神話のティタン神族)』の名を冠しているそうだ。



「………これを『パッと見』で『名前』を言い当てれたのって地味にすごくない?? 『篠塚さん』は『ドクターサウルス(恐竜博士)』なの??」と『ユズハさん』


「結構『マイナーサウルス(マイナーな恐竜)』だと思うのでよくわかりましたね……」と『私』



 すると今度は『篠塚さん』が『変な顔』をして、


「…………………なんですかその『ドクターサウルス』とか『マイナーサウルス』って?? もしかして『恐竜博士』とか『マイナーな恐竜』とかって意味ですか?」



 途端に『私』と『ユズハさん』が互いに顔を見合わせて、


「「…………………え? 僕(私)たちそんなこと言った(言いました)??」」と『二人』



「いや言ってたじゃないですか……(困惑)。まあ『怪談』を聞いてると思わず『茶化したく』なる気持ちもわからなくもないですけどね。あと私はいつも『弟』から『恐竜クイズ』を仕掛けられるせいで『勝つため』に『恐竜知識』を蓄えてるだけですよ(戦闘民族)」と『篠塚さん』



「……………そういえば今の『会話』の『録音』あるよね? 再生できる?」と『ユズハさん』


「今しますね……(再生)…………本当に言ってますよ僕たち……(驚愕)……し、信じられない……」と『私』


「…………………もしかしてこれも『恐竜怪談』の影響??(深刻な顔)」


「…………………え? ふざけてたわけじゃないんですか????」と『篠塚さん』




 閑話休題、『篠塚さん一家』は『家』の外に飛び出したはいいが、そこから『家の中』に戻るかどうかで『揉めた』というか、『話し合った』らしい。



『い、家の中には『噛んでくる何か』がいるんだろ? そんなところに戻れないぞ! ど、どこか『ホテル』でもいくか??』と『父』


『それより『警察』よ! 早く通報して! 母さん『スマホ』家の中に置いてきちゃってるのよ!』と『母』


『警察に連絡しても意味ある?? ……ちょっと待って、今『電話』するから……ってえぇ!?』と『篠塚さん』



 彼女は『ポケット』を探って『スマホ』をとりだして『仰天』したそうだ。自分の『スマホ』の『画面』に『噛み痕』があり『故障』していたからである。しかも彼女の『スマホ』だけでなく『弟』と『父』の『スマホ』も同じ様に『顎で破壊』されていたそうだ。なので『警察』を呼ぶどころか『友達』に連絡することすらできなかったらしい。



 なので今度は『両親』が『隣近所の家』に走っていって『助け』を呼ぼうとしたという。


『『佐久間さん』の家だ! あの人『ボクシングジム』経営してるから何とかできるはず……!』と『父』


『『スマホ』を『顎』で砕く奴に『ボクシング』って通用するの!? ……きゃあ!? なにこれ!』と『母』



 だがその『左隣の佐久間さん宅』の『玄関』の扉は『大きな三本の刃物で切り付けられたような痕』がていており、しかも『玄関の扉』の『下の隙間』から『赤い液体』が静かに『広がって』いたそうだ。なので『両親』は『赤い液体』を踏まないように遠ざかって、方向転換して『右隣のお宅』へと走る。



『『大井さん』! あの人は『お爺ちゃん』だけどなんなこう……『昔の知恵』的なものでなんとかしてくれるはずだわ!!』と『母』



 だがその『大井さん宅』の『ドア』に駆け寄って『チャイム』を鳴らそうとすると、『ドアの内側』から『吠え声』が聞こえてきたのである。





 KYUUUAAAAAAAAAAAAA!!!





 その『声』は明らかに『人間の声』ではなく、それどころか『テレビ』で聞き覚えのある『太古の時代の巨獣の音声を再現したもの』あるいは、もっとわかりやすく言えば『ゴジラの鳴き声』としか表現できなかったという……一体何これ??




((ここもダメだ……先回りされてる……))と『両親』




 だがその『聞きなれた音声』は『篠塚さん一家』の『足』を止めるのに十分だった。もはや『大井さん』に助けを求めることは諦めて戻り、『諦め顔』でさらに『隣近所』へと足を運ぶ。しかし『町内』の人々の『全ての家』は『数億年後』に『考古学資料』になりそうな『痕』がいたるところについて居ていたので、『篠塚さん一家』は完全に『諦めて』自宅の前に引き返してうずくまってしまったのである。



 時刻はおそらく『12時』を過ぎている『確信』があったらしい。『自宅の中』から『大きな足音』や『吠え声』、『何かをひっかく音』などが聞こえてくる中、『父親』が青い顔で、


『…………どうしよう、たぶん『ホテル』に行っても『同じ』気がするし、それどころか『私たち』が動くほど『被害者』が増えるんじゃないか?? だったらこのままここで『野宿』する方がましだよ……なんとなくだけど、『朝』になったら『元通り』になる気がする……なんとなくだけど……(根拠なし)』と『父』



『その『私達が行った先』で『同じことが起こる』ってのは『同意』するけど、母さんは『恐竜?』が『家』から飛び出してくるかもしれないのが怖いわよ……』と『母』


『…………たぶんだけど大丈夫だと思う。だって『廊下に詰まってた』から。あれでほとんど動けないんだと思う……だからさっきから出てこないんじゃない??』と『篠塚さん』


『いったい何の根拠があるんだよ。でも『俺』も『大丈夫』なきがするんだよな~、なんでだろうなぁ?』と『弟』




 すると、そこで『篠塚さん宅』の『玄関』がいきなり開いて『サカナちゃん』が現れたのである。




『『『…………いぃ!? 『サカナちゃん』!? もしかして助けに来てくれたの!?』』』と『篠塚さん』&『母』&『弟』


『き、君が『サカナちゃん』かい?? 噂は色々聞いてるよ……うちの娘を助けてくれてありがとう……』と『父』


『ども~! 『ダイナソーサカナちゃん』、略して『ダイナソー』で~す!(自分の名前を大事にして?)』と『サカナちゃん』 




 すでに『篠塚さん一家』は『本物の霊能者:サカナちゃん』のことをよく知っていたので『恐竜に占拠されているはずの家から脈絡なく出てきた』としても別に驚かなかった。そして『私』と『ユズハさん』も別に驚かない。『サカナちゃん』はよく『掃除用具入れ』から出てきたり、『一瞬目を離す』と『遠い場所にワープ』しているからだ(本当に人間?)。



 なので『篠塚さん』と『弟さん』がすぐに『サカナちゃん』に縋り付いて、


『助けてサカナちゃん! なんか『恐竜の悪霊(?)』が家の中にいるんだよ! そいつに襲われるから家の中に入れないの!』と『篠塚さん』


『『サカナの姉ちゃん』頼むぜ! このままだと俺ら『野宿』だぜ! できることならあの『ティタノサウルス』に『スマホ』を弁償させてぇ!』と『弟』



 すると『サカナちゃん』は『首をひねって』から、


『?? 『恐竜の悪霊』?? 『ティタノサウルス』って何?? みんなは一体何を見たの??』



『え? 私たちが『恐竜の悪霊』に襲われてるのを察知して助けに来てくれたんじゃないの??』と『母』


『『サカナちゃん』は『自動』だからね。『AI』みたい感じで『自分の意志』があるわけじゃないんだよ』と『サカナちゃん』


『そんな『某『泡』の人』みたいな存在だったの『サカナちゃん』は?? えーとね、『ティタノサウルス』って『首長の恐竜』を知ってる? その『恐竜』が『家の中』にいて、私たちに『噛みついて』きたからこうやって逃げ出したわけで……完全にあれ『恐竜の悪霊』だよね!? ──(スマホを取り出して)──あ~もう! なんで壊れてるのよ本当に!! とにかく『デカい恐竜』が家の中にいるからどうか『サカナちゃん』に『お祓い』してほしいということで……』



『…………ふ~ん、もしかしてその『ティタノサウルス』って『こんな感じ』だった?』



 そういうなり『サカナちゃん』の『顔』が『真っ二つ』に裂け、中から『ティタノサウルス』が飛び出して、次の瞬間には『篠塚さん』の『両親』の『首から上』を『噛みちぎった』のである。



 バキキィ!!



『………………はぁ??』と『篠塚さん』



『両親の首』から『血しぶき』が吹きあがる様を見て『篠塚さん』は『気が遠く』なって……、



 …………………………、


 ……………………、


 ………、





 ……………目覚めたら『自分のベッドの上』で寝ていたという。



『…………うわぁ!? …………って、え、あれ? な、なんで??』と『篠塚さん』



 窓から差し込む『光』で今が『朝』であることが知れ、『自分の部屋』を呆然とした顔で眺めると、『ベッド』のわきに『弟さん』と『サカナちゃん』が座っていた飛び上がるほど驚いたという。



『んひぃ!? な、『サカナちゃん』!? え、『本物』だよね!?』と『篠塚さん』


『『サカナちゃんの偽物』がいるの? おいおい『死ぬ』ぜ……? 『サカナちゃん』がな(ドヤァ)』と『サカナちゃん』


『あんたが死ぬのかよ(ツッコミ)。なんだよ、『姉貴』は『サカナちゃん』に助けてもらったのに怖がるのはひどくねぇか?』と『弟』


『はぁ?? 助けられたってどういうこと??』と『篠塚さん』



『やっぱ覚えてねぇか~。『姉貴』は『恐竜の化石』を『部屋』に飾ってから『変なこと』言いまくるわ、暴れて家中『噛みまくるわ』で大変だったんだぜ? ほら! 『俺の腕』にも『歯型』つけてんだよ! それを『サカナの姉ちゃん』が『お祓い』してくれたんだよ。ちょっとは感謝しな?』


『え゛!? そ、そうなんだ…………ってことは今まで私が視てたのは『夢』っていうか、『恐竜の悪霊』に操られてたってこと??』と『篠塚さん』


『どんな感じの夢を見てたの?』と『サカナちゃん』


 

 問われた『篠塚さん』は『ベットのそば』に置かれていた『壊れていないスマホ』を手に取って『ティタノサウルス』の画像を出し、


『えっとね……………そうそうこれ! この『ティタノサウルス』ってやつが『家の中』に現れてあっちこっち『噛みまくって』さ! そんで『サカナちゃん』が助けに来てくれたと思ったんだけど、それが実は『恐竜の悪霊』が化けてた『偽物』で、『油断』したところを『お母さんとお父さん』が『頭』から食われちゃって……………』と『篠塚さん』


『ふ~ん、その『偽物のサカナちゃん』ってのは『こんな感じ』?』と『サカナちゃん』



 そういうなり『サカナちゃん』の『体』が『破裂』して『ティタノサウルス』が飛び出し、次の瞬間には『篠塚さん』の『お腹の肉』を『噛み破いた』そうだ。



 ザシュッ!!



『あ、コヒュ………………な、なんで………………??』と『篠塚さん』



 彼女は『激痛』と『失血』で目の前が『真っ暗』になり、そこからは『記憶』がないそうである。そしてこの話を聞いていた『ユズハさん』がつぶやく。



「…………………『再度の怪』、だね………」



 この『怪談』は『再度』ある。続きはまた今度。

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