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咎人たちの聖戦  作者: 白騎士58
第一章 女神の讃美歌
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アドルメア 2 ~御免被る~

『退魔の剣』専用スキルの『魔を退く閃光』。


 いわゆる必殺技だ。

 魔力を剣に込め、それを斬撃に乗せ、一気に開放する。

 魔力を満タンまで溜めるとかなりの威力になるが如何せん燃費が悪い。

 せいぜい一日に3~4回が限度である。


 そして必殺技は連続では使用できない。リキャスト時間がそれなりにかかる。


 マリアはどうなった。 

 視線だけでマリアを探す。


 いた。


 マリアも吹き飛ばされ壁のほうに横たわっていた。


 無事かどうかはここからではわからない。


 シスターたちも吹き飛ばされ、横たわっているもの、座って呆然としているものなどがいる。


 シスターたちがマリアに今すぐに何かするということはなさそうだ。


 アドルメアへと意識を集中する。


 マリア曰く魔法は下級魔法のみだが、威力が段違いだ。


 魔法での力押しをやられたらあっという間ににやられてしまう。


 間を置かずアドルメアへと再度突っ込んでいく。


 アドルメアは左手を前へとかざす。

 青い魔方陣が浮かび上がる。


 『アイスボルト』だ。


 歪な大小不同の氷の塊が大量に飛んでくる。

 ジクザクに走りながら避け、間合いを詰めていく。


 あと一歩で斬りつけられる距離に来た時、アドルメアは右手を握りしめ振り上げていた。


 そのままの勢いでアドルメアはこぶしを叩き込む。


 紙一重で躱す。


 地面が砕き割られた。

 さすが巨体だけあって威力がある。

 なるほど中遠距離は魔法、近距離は物理攻撃と隙が無い。


「簡単には辿りつけさせないってか。やってろうじゃないか!」


 この程度の障害で躓いていられるかと吠える。


 アドルメアの懐深くへ斬りこんでいく。

 アドルメアは魔法を使わず、殴打を連打する。

 一発でも当たれば致命傷になりうるその攻撃をひらひらと躱しつつ、斬撃を浴びせる。


 肥大した脂肪で大したダメージになってはいない。


 拳が髪をなびかせる、頬を掠める。


 死が目前に迫る。


 御免被ると雄叫びをあげる。

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