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第7話

生存報告。


息苦しい。

それを少しでも和らげようと、激しく息を吸う。

肺に送り込んだ酸素が身体中を駆け巡るのを感じる。

明るい光と、声が聞こえるのを確かにこの身で知覚した。

酷く重い瞼を開ける。

そこには、涙を浮かべた少女が、まるで満開の花を思わせるような微笑みを浮かべていた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一週間が過ぎた。

骨のみであった器に肉が付いてから、家事を手伝いつつ色々な事を教わっている。

読み書きから始まり、四則演算、この世界の常識などだ。

とは言え、こちとら世界が誇る先進国で義務教育を経た身である。

この世界で使われている言葉や単位を表す記号を照らし合わせて当てはめ暗記する日々。

そんなこんなで真面目にやっていたのだが、思わず笑ってしまったものがある。

うちの国の初代国王サトウさんの無双伝説である。

チートで国とハーレム作って、隣国の姫様に刺されたらしい。

はい、というわけで。

自分のほかに転生者がいるのが確定しました。

出来れば出会いたくはないなぁ・・・絶対チート持ちだろ、自分がエンカウントしたら狩られるだけやんけ・・・ダンジョン強化しないとアカン(確


とまあそんな感じにお勉強していたのだが。一つ、結構大きな疑問があるのだ。

基本的な武装が、剣と弓、後は魔法の補助具なのだそうだ。

いやまあ、食器が銀製って所である程度察していたのだが。

なぜ銃が無い?

加工技術なら、ある程度魔法で水増しできるだろうに。

・・・転生してきた日本人、みんな文系だったのかなぁ?

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