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PAST  作者: 日下 悠夜
7/29

再会3


「私がAクラスの担任をしている、沖田恵」


 ロングスカートを履いた女性に連れられ、タクマは教室に向かう。卓真と神威はタクマを職員室へ案内すると、すぐに教室へと行かされてしまった。タクマはと言うと、職員室で嫌みを言われてしまったが、今のスタンスを変えるつもりはなかった。


「ここがAクラス。私について入りなさい」


教室に入る前に恵が足を止める。タクマに一言残すと、教室へと入っていった。タクマも後ろに続く。


「転入生?そんな話あったっけ?」

「不良みたい」

「でも、なんかかっこよくない?」


タクマの姿を見留、教室中がざわめく。タクマが教室を見渡すと、卓真と神威が小さくピースサインを出しているのが見えた。




 恵が黒板にタクマの名前を書く。


「今日からこのクラスの仲間になる、越智君。仲良くするように」

「越智拓馬です。よろしくお願いします」


恵の形だけの挨拶の後に、タクマも形だけの挨拶をする。このクラスメートの顔も、タクマは覚えて……。


「越智君の席はあそこよ」


恵が指さした席は、窓側の一番後ろの席。前の席は小柄な女の子。つい先日、コンビニの近くで襲われていた子だ。そして、その隣には――。




 タクマは小さく息をのんだ。




 どうして、彼女の存在を忘れていたのかだろうか。




“Reunion”end.

      →The next episode“Shadow”.

To be continue.



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