第6話 船の武装計画
文字数が少し短くなりました。m(__)m
さて、空いた時間を見つけてはログインしてFWO頑張ろうと思ってるシノです。
今回はいろいろと、というか自由に遊ぶ準備が一段落したので船の兵装を用意したいと思います。前から船を武装させて暴れ……遊びたいと思ってました。
決して衛兵のお世話になりたいわけではありません、はい。
てな訳でやって行きたいと思います。
まずはそうだな、火砲。大砲とか銃とか。そういうのがいいと思うのだよね。火薬とかは知識無いし、この世界にあるかも分からないから魔法、つまり魔術を使おうと思う。
つまり、魔法砲。いや、違うな……魔導砲。これだ。魔術砲や魔道砲でもいいけど。
魔術で爆発、その勢いで弾丸となる物体を発射。
この流れでいいだろう。単純明快が一番。
ちなみに魔法とか魔術とかの意味の違いは公式サイトに書かれていたのだけど……。
まず魔術が魔法を発動させる術のこと、それとと魔力=MPを消費して起こる現象のこと。
2つ目の意味は魔法にもあり、他にも魔法は魔法の法則の意味もある。法則は術を成功させる条件や術を使う方法である。
また、魔力は動物が持ってるものではない、自然界に溢れてるものを魔素と呼ぶ。
魔道は魔道具の略、魔導は魔法や魔道の効果が強いものや上位の魔術を扱える人につかう使う言葉。魔導師など。
話しを戻す。
ではまず金属の筒が必要だ。魔物=モンスターに当てるためには大抵は速度が必要だと思われるため打ち出すための力が大きい必要がある。つまり、強度がとても高く、船に乗せられるぐらいの重さが要求される。どうしたものか……。
絶対序盤で手に入らないと思うのだが。まぁ、こんな時のために『鍛冶』スキルや『錬金』スキルを取ったのだが素材のこと考えてなかった。
普通に鍛冶屋行くか。……いや、諦めんな俺。採りに行こう。鉱山に掘りに行こう。出来ることだけ目指せ自給自足生活。こっちの方が安くすみそうだからな。
ちなみに設備が無いと思った人。ギルド等で借りれるのだよ!やったね!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
さてさて到着っと。
今プレイヤー達が知ってる鉱山は一つしかない、それは最初にプレイヤー達が降り立った街、中立都市 『アメル』 の北門から出てずっと行った先に在るものだ。ずっとと言ってもたいしたことないけど。
そこで鶴嘴ではなく
魔術で採掘‼
魔法万能説、やべーなこの世界。いいよね、普通のゲームと違って鶴嘴でしか採掘出来ないとかないから。
とりあえず……使うはデータ魔法。魔術を作ってみたいと思います。どの属性魔術がいいかな~。よし。
「闇 破壊 前方 壁 『闇の爆弾』」
するとお久しぶりな大量の魔力の抜ける感覚がし、目の前に闇の黒と紫のグラデーションの球体が現れそこそこの速度、『闇の弾丸』よりは遅い速度で前に進み壁へ辿り着くと圧縮した力を解放するイメージ通りに爆破した。もちろん、崩落しないように小規模で。
『火魔術』のスキルが有れば普通の爆弾イメージで爆破したんだけどな。スキル持ってないから出来る自信がない。一応、『データ魔法』が在るから出来るっぽいが多分威力も何もかも低いだろう。
にしても、詠唱のというかネーミングセンスが欲しい今日この頃。
まぁ、そんなことはとりあえず置いといて今の成果を見る。あー、石にしか見えない。鑑定するか、データ魔法で。
「詳細 指定 物体 『鑑定』」
その物体の詳細が書かれた立体透視の画面みたいなものが現れるのをイメージする。
するといつも通り現れ……無かった。
「……なんで?」
まぁ、今ので分かったことは一つ、魔法万能説は違ったようです。魔法万能説というよりデータ魔法万能説の気がするが。
さてさてどうするか。これはあれか、一人だけズルい。しっかりポイント消費して、枠も使って『鑑定』スキル取れってやつか。いや、スキルが行動で取れるのは運営の仕様だ。
では何が原因か……。まぁ、今回は急ぐので『鑑定』スキル取りますけど。要研究だな。
レベル上げていて良かった。『鑑定』に必要なポイントが高い。
では、さっそく。詠唱が浮かんでくる。鑑定は正式には鑑定魔術である。まぁ、内容的に魔導かな。
「『物体鑑定』」
少し透けた画面が現れる。
『鉱山の石』レア度2
はっきりと言うとただの石ころ。しかし、鉱山の石でもある。少しぐらいは鉱物が含まれてるかもしれない。
あちゃー……次。
「『物体鑑定』」
『鉱山の石』レア度2
はっきりと言うとただの石ころ。しかし、鉱山の石でもある。少しぐらいは鉱物が含まれてるかもしれない。
優しくしてよ、もう……次。
「『物体鑑定』」
『鉱山の石』レア度2
はっきりと言うとただの石ころ。しかし、鉱山の石でもある。少しぐらいは鉱物が含まれてるかもしれない。
……次だ次。
「『物体鑑定』」
『鉄鉱石』レア度3
鉄を含んだ石。一般的な鉱石である。手を加えれば立派な鉄となるだろう。
来たぁぁ‼ 鉄・鉱・石‼ やったね!
へい! 次!
『鉱山の石』レア度2
はっきりと言うとただの石ころ。しかし、鉱山の石でもある。少しぐらいは鉱物が含まれてるかもしれない。
あらー……心が折れるヨー。うまく行かないね、ホント。はい、次ー。
その後もこんな事を繰り返して行くのであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
はい、やって参りました。グランドギルドの作業場! ここでは様々な作業場が借りれます。なんと無料。もちろんギルド加入者に限るが。
にしても、行きはそんなじゃなかったのだけど街までの帰りはプレイヤーっぽい人達が多かったな。ひと狩り終わったか?
今も外はガヤガヤ賑わってる。まぁ、中は職人さん達の作業でまた別の音がするのだが。
さて、ここで使うは『鍛冶』スキル。鍛冶スキルと鍛冶場を使えばリアルみたいにしなくても簡単に出来る。
でもな~、さっきマジでやってるプレイヤー見たからな~。一体どこでその技能を……。
ちなみに何故分かったかと言うとあの初期装備だったからである。まだサービス開始から二日目だしね。自分もだが。
さてさて、鍛冶スキルのガイドに沿って鉄鉱石を鉄に、筒に変えていく。簡単に略して言えば、炉で鉄にして、溶かして元から備品として合った型に入れます。冷えたら完成!
鍛冶スキル最高です。マジで。
次は砲弾を造ります。はい、砲弾です。銃の弾丸ではなく砲弾です。筒の型が大砲サイズしかありませんでした。その中でなら何種類かあるけど。
これも同じようにして完成。ひとまず五個作った。試し射ちしないとね?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
てな訳でやって参りました木を刈った場所の砂浜です。何故かって? 人がいないからさ。海だと着弾地点分かりにくいと思うし。
さっそく筒を砂浜に土で立て、砲弾を入れた。ちなみに砲弾は爆発とかしないただの鉛玉である。
さて、ここからが問題だ。発砲するための爆発がうまく行くか心配である。闇魔術の技を使う。データ魔法で作った魔法と同じ魔法が闇魔術に在ったため使えるようになったやつだ。
「闇よ 今その力を解き放て 幾多なる対象を 駆逐せよ『闇の波動』」
これは闇の上級アーツである。そのため威力を弱めることを筒の中で起きるイメージと一緒に行う。
ドンッという発砲音が聞こえたと同時に風を斬る音。そして、着弾音と亀裂が入ったような音。
……最後にヤベー音がした。しかも一瞬で飛んでいき着弾した。
やはり筒にヒビが入ってしまったようです。
「ちょっとぉぉぉぉぉおっ‼ 鉄鉱石ぃぃ!」
なんと言っても鉄鉱石を失うのは辛いのだ。
再利用出来るよね……?
今の時代は持続可能社会ですぞ。あ、世界違ったか。
まぁ、ひとまず着弾地点の確認ですかね。のそのそ歩いていきますか。あー、地味に遠い。
作者は鍛冶詳しくありませんからね。ネットでパッと調べただけですから、あんまり詳しく書けないのですね。困りましたー。