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第16話 魔法武器と上級魔法

遅れて申し訳ありません。その代わりと言っては何ですが少し長めです。 本当に少しですけど。すいませんでしたm(__)m


 カンッカンッ


 金属を打つを音が部屋に響く。


 「こんなもんかな……」


 手元にある物をもう一度よく見てみる。紫色をした光沢をもつ鋭い形状をした金属製の物。全長は手の平2つ分程度のサイズ。


 つまり、ナイフと言ったものである。まぁ、正しくはそれだけじゃないのだが。このナイフは。


 にしてもこのナイフ、どうやって作ったのかというと『鍛冶』スキルである。やり方は簡単、レシピを手に入れて、アーツ『簡易鍛冶』を発動。手に入れた作りたい物のレシピを選択し、案内通りにやれば完成である。もちろん、炉とかも必要だよ?

 素材を選択、表示される点をハンマーで叩けば終わり。しかし、案外これが難しい。表示される点、それが消えるまで叩くのだが回数が表示されない。やり過ぎると素材にしたものがパリンッである。割れるのである。素材が金属だったら溶かしてやり直しが出来るのでまだいいが。


 何回もやれば感覚でなんとかなるだろうってか?


 そんなに何回も出来るか、時間が無いわ。


 とまぁ、何だかんだでうまく出来たので良いが。


 さて、これのもうひとつの使用用途だが……、こうである。

 そばにおいてあった物を取る、それにガチャっと装着。


 これだけで分かる人はほぼ居ないだろう。もうひとつのものを説明してないのだもの。

 それはナイフと同じ素材、金属で出来た片手で持つ武器である。一言で言うと、ハンドガンである。しかし、そんなものこのファンタジーのゲームにはあるはずもない、と思うので只のハンドガンではありません。


 その名も『魔導銃』である。使い方簡単、撃ちたい属性の魔力を込めて引き金を引くだけ。つまり、MPさえあればいくらでも撃てます。何が発射されるかと言うと各属性の魔法『弾丸』である。つまり、闇属性の魔力を込めればお馴染みの『闇の弾丸』が放てるわけです。うん、素晴らしい。

 さらに特殊効果のついた弾丸も売っており、それも使える。弾丸系意外の魔法を撃てたり、捕獲用のネットを撃てたり様々である。俺には高くて買えないがな‼


 まぁ、そんなこんなでナイフの正体は銃剣の剣でした。ハンドガンで銃剣だけど気にしないで。すっげぇ短いけどさ。


 ちなみにこの魔導銃は露天で売ってました。ガラクタに混じってたので安く買えました、イェイ!『鑑定』スキルマジ有能。


 さて、新しい武器を手に入れたんだから試しに行くのなんて当たり前だよね?

 ちなみに現在地は前も来たグランギルドの作業場です。いやー、本当に無料ってありがたいです。さてと、ここを出て街の西門から出ます。するとお馴染みの平原と森と街道があります。後スライミィー。スライムのことね?


 


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇






 ダンッ パシャっ


 魔導銃で撃った弾は狙いのスライムに当たり、スライムは弾け飛ぶ。おぉ、スライミィー。死んでしまうとは情けない。しっかりと核に当たってるようで復活しそうにない。前のようにスライムの全てがガラスのごとく砕け散り天へと昇っていく。

 バイバイ、さようならスライミィー。君の事は忘れないよ、多分。


 ……あれ? そう言えばゴブリンってあんな風に天へと昇っていったかな。もしかして、あいつら死んでいなかったのか? まぁ、流石にもう死んでいるだろう。


 さてと、次はゴブリンに試し撃ちしたいな~。


 いざ、森へ突撃。


 走って数分で森へ侵入。探索する事さらに数分後ゴブリンを発見。


 観察してみるとはぐれの様子、運がいいぜ。コイツを倒してもゴブリンどもが来ないってことになる。


 魔力を込める、狙って狙って……、ダンッ。


 発射された『闇の弾丸(ダースバレット)』ゴブリンの頭に吸い込まれるようにして命中。声も出せずにゴブリンの頭は弾け飛んだ。グロいよ。


 すると、次の瞬間血の噴水状態だった血もろともそこだけ時間が停止したかのような状態になり、1枚のガラスの如く砕け散り天へと昇っていった。ふむ、スライミィーと同じだ。やっぱり即死したからかな? 完全に死なないと起きない現象なのだろうと考える。


 ではでは、ドロップアイテムいっただっきまーす‼


 どれどれ、ゴブリンいた周りの地面を探してみる……。

 まさか、無いだと。そんなバカな、前回余裕が無くて回収出来なかったというのに何故だ。何故今回は落ちないんだ!


 さて、次だ。気持ちを切り替えよう。


 探索する事また数分。居た‼ けども……


 話し声が聞こえる。


 「ふむ、どうだった。」

 「はい司令。敵の集落は消失しています。我々の討つべき場所はありません。すぐさま軍を撤退させてもよろしいでしょう。」


 げっ、あの時のゴブリンコマンダーだ。再開が早すぎませんかね。にしても、話題に出てる集落って俺が大砲で吹っ飛ばしたやつ?


 「ふむ、どういう事だそれは。消失している? 焼失ではなく?説明したまえ。」

 

 ゴブリンコマンダーが暗殺者っぽい服装をしたゴブリンに問いかける。


 「はっ、その跡地には数々のクレーターが有りました。別の勢力にやられたかと。」


 はい、絶対それ俺です。


 「ちっ、先を越されたか。このまま帰っても我らが王への手土産がない。そいつらを倒し、手土産とするぞ! 者ども、進軍せよ!偵察部隊は直ちに捜索の開始をせよ! 本隊は跡地へ行け!」


 えっちょっ、たんま。それはヤバイ。今俺ひとりだし。負ける、確実に。


 「「「オォォォオ‼」」」

 「「「ギギィィイ‼」」」

 

 ゴブリンコマンダーの命令に雄叫びをあげるゴブリン達。ちょっ、それはまずいって。 

 ゴブリン達は動き出した。


 俺も動こう、逃げよう! そう思い、後ろへ振り向いたら


 「あぁ?」

 「へっ?」


 先程見た暗殺者風のゴブリンと目があった。不味い、魔力を込め直ぐ様撃つ。


 「ゴフッ!?」

 「来んなよ!?」


 相手が喰らったのを確認中すると直ぐ様逃げる。


 ビュン  グサッ 斜め前の木に刃物が刺さる。後ろか!


 って、痛っ!


 痛みを感じた顔の頬をおさえる。この感触……血だ! 切れてる。今ので切れたようだ。後ろを確認すればあのゴブリンが立ち上がっていた。


 「……甘くみるなよ、皆! 敵襲だぁ!」


 甘くみるなよ、そう呟くとヤツは叫び、力尽きた。って、それは反則。ちなみに死んで無さそう。ちっ、まぁ殺す暇はない。大勢のゴブリンを先に対処しないと。


 早くもゴブリンの注目がこちらへ集まる。まだ木々のお陰で気付いてる奴らは少ない。よし、今の内に。


 「闇よ、我に示したまえ。殲滅の力、大いなる闇の力よ。今、その時‼『破壊の鉄槌』‼」


 そう唱えると空は急に暗くなり、ゴブリン達の頭上と足元に巨大な魔法陣が現れる。すると、その魔法陣は黒く輝き、次の瞬間発光した。視界は白に染まった。


 「うぉっ」


 余りの眩しさに術者である俺も手で目を隠す。


 「「「ギギィィイ‼‼」」」「「「アッーーー‼」」」


 ゴブリン達の叫び声が聞こえる。


 数十秒後、光が収まったので目を開け、手を降ろし確認してみる。


 あんなに大量に痛たゴブリン達が跡形もなく消えていった。あったと分かる唯一の理由はその空白の空間の前後にゴブリンの隊列、免れたもの達が居ることだけだった。

 これが上級魔法の力だった。もうMPねぇよ。






 よし、これで俺に気付いてるた奴らは消えた。逃げるのみ。


 「な、何が起きたんだ! ナイトとアサシン達、確認しろ!」


 この声はゴブリンコマンダー、ちっハズレたか。にしても、なんで試し撃ちしに来ただけなのにこんな奴らに会うんだか。本当、運が悪い。


 そんなことを思いながら俺は逃走し始めた。




 

色んなことの詳細はまた次回。


 ちょっと急いだ感がありますが気にしないでください。

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