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第1話 FWO始めました。

まず最初に作者はMMOというものをやったことはありません。そのため独自の設定、仕組みのゲーム+知ってる知識となります。いろいろボロもあると思います。

 ですが致命的なものもあまり気にしないで気楽に読んでください。架空のVRでもこれはあり得ないというのも有るかも。m(__)m


 

 

 Free(フリー)・World(・ワールド)・Online(・オンライン)ーもう1つの世界がここにある。ー


 通称、FWO。剣と魔法の世界を舞台としたVRMMOである。

 いままでのとは一味違うとβテストやPVで言われ、販売前から人気のゲームである。

 とても自由度が高いのが売りで、なんでもすることもができるという。まぁ、ファンタジー世界という意味で制限がありそうだが。

 とにかく自由に楽しめって話だ。運営主催のイベントも定期的にやるらしい。もちろん、ストーリーもある。

 



 さて、俺、白野 響也 (しろの きょうや)はこのFWOが販売前からとても楽しみであり、現在サービス開始を待っている。学生の懐には優しくない値段だったからバイトしたり貯金したりした分余計楽しみだ。ふふふ……変な笑いが止まらない。

 ちなみに、弟も隣の部屋で待ちわびてると思うだよね。俺ら楽しみだったんだよ。


 さて、何故このよくありそうなこのゲームを選んだのか、それはもちろん今までとは違うという評判とその自由度である。


 なんと、このゲームいろいろと調べた結果、本当に自由度が恐ろしく高いのである。もちろん聞いた話だが、普通に冒険者としてみんなでワイワイプレイするもよし。商人として荒稼ぎするもよし。鍛冶師として伝説の職人目指すもよし。漁師となって海に出てもよし。国に支えて文官や武官になってもよし。果ては一国の主にもなれるのである。ちなみに一国の主というのは建国してということ……あれ、乗っ取りもできちゃうかな?


 それはともかくとして。


 さて、ここから分かるのはこんなにいろいろできるのだから自由に行動できるよな? ということ。


 「もう1つの世界がここにある」


 それはFWOのキャッチコピーであり、その名の通り職業だけでなくフィールドも広い。運営の話では地球サイズの星1つまるまるあるという。ちなみに全部繋がっているとのこと。つまりオープンワールドというやつである。


 そこで目をつけたのが海や空である。ここも自由に行動できるはず。ここがいままでのゲームとは違うのだ。俺はこれが分かった時、思った。


 ───新しい、面白いじゃないか、と。


 ハッキリ言ってよくわからないと思うが俺は思ったのだ。


(最初はいわいる船で海に出て、海賊行為を、いや民間の海軍的な? 自分のギルドかなー。ゆくゆくはお空まで勢力伸ばして~、海と空を冒険かな~)


 って思ったのだ。


 俺はなんとなく普通にやっていくのはつまらないし。そもそもそんな海や空や行ったら世界観が崩れるとも思うが、自由度が売りのゲームである。だから、気にしない!


「さて、目指せ……船獲得!」


 と、カッコつけて言ってみたものの、まだサービス開始まで10分ぐらいありました。


 てな訳で、キャラクターメイクを振り替えってみます!


 まず定番の職業。


 これはゲームの中でその時のスキルの組み合わせで勝手にゲーム、運営側で判断され、決まるらしい。簡単に言えばその時のスキルの組み合わせはどういうものかってこと。


 スキルが魔法関係ばっかだったら『魔術師』とか、剣と近接戦闘関係だったら『剣士』とかである。


 バラバラだったらどうすんだろ。まぁ、どうでもいいか。


 パーティを組む時とかの紹介で役に立つということかな。あ、でもしっかり意味が合って、例えば『剣士』になったら剣関係の行動に補正がかかったり。



 次に、スキル。


 そのスキルをとると自然にそのスキルに関することができるようになる、知識も増えて、扱えるようになるということ。


 だから料理が出来ない人でも料理スキルを取れば料理が出来るようになると言うこと。ちなみにβテスターでそれをして現実でも料理出来るようになった人がいるらしい。凄いね。

 

 そしてだが、とにかく自由に選べるらしい。もちろん、ポイント内でだが。まぁ、いわいるスキル制ってことだ。


 このゲームはスキルの組み合わせで決まると言われ、圧倒的に重要らしい。

 最初の枠は10でそれ以降は同時にはつけられない。自由に変更しろとのこと。スキルは何個でも取得できるっぽいが。

 そして、俺が選んだのは『剣術』『弓術』『水魔術』『風魔術』『土魔術』『闇魔術』『付与魔術』『鍛冶』『錬金術』『木工』である。


 他にもいろいろそれも無限っていうほどあったが俺の目標にはこれらがいいと考えたためである。

 スキルポイントは全部で120用意されており、闇と付与は15SPでそれ以外は10SPで獲得できた。10SP余ったがこれは念のため残しとく。レベルが上がったときしか獲得できないらしいから。

 また、スキルにはレベルがあり、一定のレベルになれば上位スキルになれるのである。


 ちなみに公式サイトに例として乗っていたスキルの組み合わせは『戦士タイプ』の場合。


 スキル 『(メイン)各武術・武器スキル』『(サブ1)各武術・武器スキル』『(サブ2)各武術・武器スキル』『身体能力UP』『筋力増加』『攻撃力UP』『素早さUP』『防御力UP』『鉄の心』『』


 とこんな感じである。後一つはご自由にらしい。


 メインは自分がメイン使っていきたい武器ので、サブ1はメインが使えなくなったときや普通にもうひとつ使いたいとき。サブ2は非常時で素手系統、いわゆる体術系や『盾術』などの補佐てきなもの。

 その後は『身体能力UP』で全体的に上げ、さらに攻撃力や防御力、素早さを上げている。『筋力増加』は見えない数値である筋力を増加させてるものだ。『鉄の心』は精神的なものを強くしている。元から強く、いらない人もいるかと思うがレベルによっては精神系状態異常を防げるようにもなるため基本とのこと。

 そして最後は余っているのだ。そこはなんでもいいということ。

 まぁ、だいたいの人は自分のプレイスタイルのものを選んだら残りは基本、能力UP系をとるのだ。この時点で俺はじゃっかんずれてるようだ。ま、まぁ後からも取れるから心配なんてしてないし・・・。


   ステータスオープンっと。つまり、こんな感じ。


 LV 1 『シノ』

 職業 『』

 

 HP150/150

 MP100/100


 攻撃 10

 防御 10

 魔攻 10

 魔防 10

 知力 10

 素早さ 10

 運 10


 スキル 『剣術LV.1』『弓術LV.1』『水魔術LV.1』『風魔術LV.1』『土魔術LV.1』『闇魔術LV.1』『付与魔術LV.1』『鍛冶LV.1』『錬金LV.1』『木工LV.1』


 控え なし

 

 称号 なし


 所持金 50000E(エル)



 あれ? 職業なんでだろう、まぁ始めたら表示されんのかな? いや、スキルのせいか。やっぱり能力補佐系のスキル獲得した方がいいかな?


 最初から金は50000エルある。それで装備を整えろということだろう。運営優しい。けど、価値低くないよな?ていうかどんなけ装備高いの。


 ちなみに能力値とかは、LVUP時に貰えるPP(パワーポイント)を割り振って上げるんだとか。

 また、もう1つ方法があって現実みたいに上げたい能力の練習とかをすれば上がるそうで。あと、スキルLVも重要。これも能力値に関係する。けど、最初はみんな同じなんだって。


 あ、運はいじくれないそうです。いじれないのは幸運でプレイするプレイヤー対策だとか。運は自分の行動で変動するらしいよ。良いことすれば上がるのかな?PK(プレイヤーキル)したらヤバそう。

  



 そして最後、キャラクターの外見。なんか現実の自分が読み込まれているんだよね。そこからは元の、現実の自分と俺はあまり変えずにそのままにしたんだが。

 確認っと、種族は人族、身長は180cm。髪は元々の黒色、やっぱり白色の毛を数本いれてみる。おお、なんか楽しい。はっ、中二病!?……いや白髪か?


 種族は他にも定番の獣人族とかエルフとかいろいろあったけど人族が基礎能力的にバランスいいんだよね。ちなみにそれぞれ説明していくと……。


 『現人族』全体的に能力のバランスが良い。しかし、特別凄い才能はない。人個人の才能に期待。人口は各種族の中で最大。


 『獣人族』人の体に動物の特徴が生えておりその動物の得意なことの才能を持っている。また、全体的に運動神経・能力が良い。しかし、魔力は少ない。 


 『精霊族』遠い祖先が精霊の人族。有名で人口が多いものは祖先が風の精霊のエルフ族、土の精霊のドワーフ族など。エルフは魔法能力が高く、世間一般で使われる意味の運動神経がよい。ドワーフは金属などの地中にあるものの扱いが得意。また、指先が器用。高い技術力を持つ。他にも種類は沢山。


 『魔人族』魔力の扱いが得意で運動神経・能力が高い。また、見た目は人族と変わらない。ただたんに才能のある人の種族と考えられている。実際はどうなのか研究中である。


 と、こんな感じで様々だ。さて、終わりっと。


 あ、名前はカタカナで『シノ』。名字から1文字抜いただけ。


 よし、いい感じに時間がたった。


「いざ、FWOの世界へ出発!」


 そう言うと同時に意識を手放した。




 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇





 「おおぉ・・・」


 目が覚めたような感覚になり、閉じていた瞼を開けると思わず感嘆の声が漏れた。


 目覚めた場所は大きな神殿のようだ。白を基調とし、優雅な内装が施されている。うわぁ、どれも高そう。あ、ゲームか。


 後ろを向けばこの世界の神々だろうか。絵画が、それも大きなものが飾られている。なんて表現しよう。


 それは中央の高いところと左右にあり、中央の下にはこれまた大きなパイプオルガンがあり、奏者が椅子座って弾いている。綺麗な音が響き渡ってる。今気付いたよ。


 上はステンドグラスのようだ。そこから入る光りに沿って人が表れる……!?


 あ、プレイヤーか。よく周りを見れば同じように数多くの人がいた。そして、服装は男女の違い以外同じ。みな、最初は呆気にとられてるが立ち直ると前へと進み出していた。


 「わあぁ・・・。」


 「うぉ、すげぇぇ!」


 「よし、行くぞぉぉ!!」


 「俺はこの世界で伝説をつくる!」


 「うわぁ・・・すごいなぁ」


 いろんな人が声をあげる。そして、とにかく前へ進む。伝説作るって人・・・似てるかも。


 あ、待って。みなさん……人の流れが出来てこの場所に留まれない。



 そうして俺は人の波に乗りながら外に出たのだった。


 ちょっ、ゆっくり行こうみなさん。っ、そこ押さない!仲良くね!……心なかで言っても虚しいだけだっつーの。



 ちなみに神殿の外観はパルテノン神殿をご想像ください。あー、定番だね。


 わ、眩しい。外の光明るすぎ。


 



 


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