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広子ちゃんの悪戯

 大晦日。

 おばあ様は相変わらず朝一で並びに行ったわ。

 桂子さんたちは午後から家族で商店街へ繰り出したわ。

 お昼過ぎには広子ちゃんが降りてきて、みかんの皮をむきながら漫画の本を広げたの。私がすり寄って行くと、みかんの皮を私に向けて折り曲げて汁を飛ばすのよ。これは嫌い。みかんの皮の汁はとても目にしみるの。

「ゴメンね。ミーニャ」

 そう言いながらも笑っているわ。たまにこういう悪戯をするのよ。でも、憎めないのよね。




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