ご主人様は誰？（第二部・２００文字）

クリスマスケーキ

　夜になると、大輔さんが荷物をいっぱい抱えて帰って来たわ。ケーキにケン○○キー、そして、紙袋を４つ。

　ご馳走を並べている桂子さんにキスをして紙袋を一つ渡したの。

「まあ！素敵」

　桂子さんにはおしゃれなブーツ。残りは広子ちゃんとおじい様、おばあ様の分みたい。

　みんなが集まってクリスマスパーティーが始まったの。

　私のお皿にはケーキが乗っているわ。もちろん、猫用のケーキよ。大輔さん、私のことも忘れていなかったのね。