前へ目次 次へ 49/150 台風一過 大輔さんは最後まで子供たちにまとわりつかれていたわ。さすがに途中でジャージを着たけれど。 「うちの子がご迷惑をおかけしまして」 「いえいえ、僕の方こそ」 会長さんの顔が赤くなる。 「こんなんで良ければいつでも子守するよ。ねっ、パパ」 「はあ…。こんなんで良ければ」 会長さんから笑みがこぼれる。 「じゃあ、また何かの時にはお願いしていいかしら」 「どうぞ、どうぞ」 こうして、会長さんたちは帰って行ったわ。 やれやれだ。