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陽だまり

 広子ちゃんの部屋は西側で、夕方になると温かい。冬場はとても気持ちいいの。

 私がお昼寝をしていると、広子ちゃんが帰って来たわ。早速私を抱き上げるの。

「ミーニャただいま」

 いい気持ちで寝ていたのに。でも、広子ちゃんには逆らえないのよ。

「ニャー」

 つぶらな瞳で見つめるの。

「可愛いー」

 そう言って頭を撫でてくれるの。

 さて、そろそろ居間へ戻ろう。日が暮れてきたから。

「いやーん」

 ホットカーペットの電源が入ってないわ。





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