表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/40

やっぱ死にたくねぇな。最終回は寂しいよ

爆発します。

校長も派手なこと考えるんだなって。


「私はあなたがたを利用し、ある実験の材料を送ってきた抱いていました。それが魔力! 魔法の授業や模擬戦などで発生した魔法の残りカスなどを分けていただき、実験は成功! した……はずだったんですが、やむを得ない事態です」


そう告げられてもって思うよ俺。


「なので一人も逃がさず爆破します。さよなら私の生徒とテロリスト」


ドカン!

下の階から音がする。

窓から覗けば、煙がモクモク出てる教室があるのがわかる。

前もって仕掛けていたなら、ここもやべーじゃんかうっけるゥ。


「アイツ最初からそのつもりで! 人を人と思わない所業! 」


偉そうに教卓で動くなーっていってたおっさんが、焦りに焦って面白い。


とりあえずここにいたらヤバそうだって、俺は外に行ってくるーよ。


「貴様どこに行く! 動くなと行ったのがまだ分からんと!?」


「そっちこそパニッてんな。死にたくないから動くんだ」


「どうしてそういえるか? 」


「冷静に考えろ。仕掛けられていた物なら、この爆発は……」


教室の出入口を開けると響く轟音。

それはあきらかに爆発音。

出てすぐに右を向くと、隣の教室が燃えていた。


「連鎖するということか! なるほど確かにバカでもわかる!」


理解が遅いな。

「ご名答。逆だぜこれは……死にたくなかったらさっさと出やがれ。俺は一人で帰らせてもらう」


「この状況でか!?」


扉を開けたままに廊下を歩き、下の階に通じる階段を降りた。


あっちこっちから聞こえる爆音。ドカンドカンとそれはもう気持ちよく。

俺はというといつも通りに、正面口に向かって歩いていた。

早く帰れてラッキーラッキー。


そう思ってたはずだった。

でもこの爆音が鳴り響くたびに、何人もの人が死んでいくのだと思うと少し興奮する。


スイッチ一つで簡単に殺せる装置を作ったんだから、きっと校長は人殺しを何とも思ってない人なんだろうと、想像を膨らませるたびに、校長という人の底がしれていたからだ。


なーんだ。アイツも偉そうなだけのクソ野郎なんだって。


ちょうど後ろで爆発が起きる。


うっせーあっつぃ!


そういえば、爆発させる前に実験がうんたらっていってたな。面白そうだから見に行ってこようかな。


こういうテンプレは地下とか地下とか地下って相場が決まってんじゃーいって。


一階まで降りてきた。


相変わらず、ドッカンドッカンそこらがうるさい。


この品のないやかましい音なんとかならないかな。


とっとっと……そんな場合じゃない。ここ一階だってことは……この下に続く階段って何のためにあるんだ?


……地下だ!


地下ッ室ッ!

レッツゴーレッツゴーレッツゴーレッツゴー新天地ィ!


地下へ続く階段を降りた。


(少しまってほしい。こんな簡単に見つかるところに地下室への階段があるってことは、ちょっとおかしいよね? 実はこれって、本来はめちゃくちゃ巧妙に隠されているはずの通路だったんだ。じゃあなんで空いてるんだろうね? しーらなーいっと!)

キャハハハハハハハハハハハハ!

友達のジェスチャーのせいで新時代のポーズが卑猥なポーズにしか見えなくなってしまった……許さん!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ