ファイナルバトルセカンドシーズン
「私を殴っておいてよく言うわアナタ!」
バラバラになった体が武器をすり抜け地に落ちる瞬間に、意識が途切れそうになるこの一瞬に、俺はハイパーヒールで体を繋ぎ合わせた。
「ガッチャンコォ!」
「そんな無理矢理でたらめな!」
めっちゃ痛かったよさっきまで! あそこまでする必要あった?
あっやべ天井から生えてきた槍の壁に刺されて動けねぇ。
なんてものか! 体をグリンと槍で千切ってハイパーヒールゥ!
正面から武器つくって即時発車!? ファンネルかよ!
というかあんな使い方できるのか。いいなあの能力俺もほしい。
まっ、効かないけどね。貫通直後にハイパー……あっそうだった。
後ろにはカディアがいるんだ。それなら……迎撃しかあり得ない!
風壁拳で風を起こして、動きをめちゃめちゃにしてやった!
風を読む競技だってあるんだ。これがなにより最適解!
「アナタ何もかもめちゃくちゃなのよ!」
風絶拳!
届いた拳が、女を吹き飛ばす。
あっやべ。つい癖でザコ兵士の時と同じぐらいの火力出しちゃった。
あれじゃまだ足りないや。
「ぐぶぁ! アナタ……私をこんな目に合わせてぇ!許せなくても今は逃げるしかない!」
えっ。これで死にかけ? いままで無駄な力使ってたの俺。まあいいやいうほど変わらないし。
さっさと距離詰めてとどめ刺して殺すゥ!
と、思った時。
女と俺の間に何重もの武器の壁が現れる。
槍とか剣とかとにかくでかい武器が壁になって行く手を阻んだ。
これじゃ向こうに着く頃には逃げられてる……ならいいや。あの技使お。
女がいるであろう位置に拳を合わせてうち放つ!
「絶風雷激烈空波動奥義! 一点集中型魔法王打砲(アクセルターミネイトマジックキングブラスト)ォ!」
その一撃は阻む全てを八つ裂きにしてぶきとばし、直線に穴が空くほどの衝撃!
ちなみにこの技にはあと数段階上がある。
壁に血とか足とかへばりついてる。たぶんそういうことだろう。
「いったいなにが……」
あまりの衝撃に一瞬気を失っていたカディアが立ち上がり、状況を理解しようと俺の前にでようとする。
「ダメだ」
俺は彼女を止めた。わからない。なんでそんなことしたのかはわからないけど、この残酷な一撃の跡を見せたくなかったのかもしれない。
「あの、ハグで止める意味ありました?」
「予行練習だ」
「普通に恥ずかしいからやめてください」
ごめんなさい。俺も恥ずかしい。
この通信を……最後のテレパシーをきいてくれてる人はいるかしら……聞こえていたなら、組織全体に伝達しなさい……あの男は……私たちがいながら一夜にして基地を滅ぼしたあの力の正体は……
生命の魔力……よ……
必殺技はやっぱり長い方が好き。
どうも作者ですはい。
一点集中型魔法王打砲って書いてアクセルターミネイトマジックキングブラストと読む男です。
正直、ゲームが楽しすぎて書けてないという事実。それもこれも全部ゲームが楽しすぎるのがいけねぇんだ。
オラは悪くねぇ。悪くねぇ。
こうして精神を安定させ、責任転嫁を繰り返し、人類は生きていくのです。
よし。寝る。




