00_玄関開けたら美少女の許嫁がいた
「鳥屋部セリカくん、許嫁の堀園さくらです・・・助けて・・・」
チャイムが鳴ったのでドアを開けたら、そこに許嫁が立っていた。
疲れ果てた様な少女は、このままにしておくと壊れてしまうんじゃないかと思えるほど儚い印象だった。
カラメル色でストレートの長い髪。
前髪は少し長めで斜めにカットされている。
少したれ目、涙袋が印象的な子だ。
どこかで美少女コンテストがあったらぶっちぎりで優勝できそうな整った顔。
見たことがない制服と通学用と思わしきカバン1個。
知らない女の子だけど、本人が許嫁だというのだからそうなのだろう。
普通に考えたら、いたずらか、詐欺か、そういった良くないものだと思うに違いない。
でも、彼女の雰囲気は、ここで追い返したら取り返しがつかないことになるように感じられた。
「あの・・・よかったら、入って・・・」
とにかく、僕は彼女から目が離せなかったんだ。
「はい・・・ありがとうございます。」
許嫁だと名乗ったその少女は、深々と頭を下げてお礼を言った。
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