第7部 仲間 【2】
ジュードとエバが『ラ・ドゥーア』に到着する少し前に、メトロムーバーの駅に張り込んでいたネルソンとピートがやって来て、他のメンバーと合流した。中は暗いし人が沢山居るので、ジュード達に気付かれる恐れは無い。
「2人は?」
周りを確認しながらやって来たネルソンに、ジェイミーが尋ねた。
「あと10分くらいで着くだろう。ターゲットはバスで来るからな」
ネルソンは首を縮めておかしそうに答えた。
「ジュードの奴、俺達を見たらきっとびっくりするだろうな」
「でもって、この後、もっと驚く事が・・・」
サムがおかしさを堪えるように言った時、彼等の後ろから良く通る声が響いてきた。
「まあ、何かしら?もっと驚く事って」
その声に全員が凍ったように息をひそめた。
黒のサマーウールのセーターに同じく黒のひざの辺りまでのスリットの入ったロングスカートをはいたシェランが、彼等の後ろからゆっくりと歩いてやって来た。彼女の白い肌をより美しく見せるように、セーターは肩の部分が薄く透けていて、首には豪華なダイヤが流れるようにきらめく、プラチナのネックレスが下がっていた。
「キャーッ、教官、何て綺麗!まるでハリウッド女優みたい!」
キャシーは胸に手を当てて叫ぶと、シェランの横に走ってきた。
「ありがと、キャシー」
その様子を見て、男達は心の中で叫んだ。
― このヤローッ!途端に裏切りやがった。ああ、よーく分かってたよ。お前がそんな女だって事は! ―
心の中でどんなに叫んでも、誰も声を上げる者は居なかった。
「さて、質問に答えてもらおうかしら?Aチームの諸君」
こういう時のシェランの声は、本当に海の底から響いてくるようだ。その迫力ある声に彼等は顔を見合わせた。
“何がハリウッド女優だよ。こんな恐ろしいハリウッド女優がいるか?”
“どう見ても、マフィアの姉御がリゾートしておられるって感じだよな”
「マックスとネルソン。何をごちゃごちゃ言っているのかしら?」
「な、な、何も言っておりません!」
彼等は直立不動で叫んだ。
シェランが本当に怒っているようなので、メンバーの一番前に居たジェイミーは全てを話す事にした。
彼等はこの後ジュードとエバが来たら、全員で出て行って2人を驚かせてやろうと思っていたのだ。ついでにジュードとマックスがリーダーと副リーダーになった祝いをしようという話になっていた。
「まあ、リーダーと副リーダーの・・・。じゃあ、どうしてAチームの教官の私に一言の断りもなかったのかしら?」
やはりシェランは仲間はずれにされたと思っているらしい。決してそんなつもりは無かったが、今回に限ってはジュードの気持ちを考慮してシェランには何も言えなかった。
シェランにエバとデートする事がばれたと知ったら、ジュードは寝込むほどショックを受けるだろう。
ジェイミーがそれをどう説明しようかと迷っていると、ジュードとエバが店に入って来るのをキャシーが目ざとく見つけた。
「教官。来ましたわ。2人が・・・」
ジュードを見たシェランは、1週間前の怒りが再燃したかのように眉間にしわを寄せた。
「来たわね。ウソつきジュード・・・!」
エバと共に店に入ったジュードだが、地下へと続く階段の上で思わず立ち止まった。
広く吹き抜けになっている店内は、天井で回っているカラフルなサーチライト以外は薄暗く、中央のホールでは、まるでイワシの群れが縦になって泳いでいるように、派手なスタイルの若者がひしめき合って踊っている。
テーブルやカウンターがホールで踊っている人々の周りを取り囲むように置いてあるが、好き勝手な方向に並んでいて、そんな席に人々が同じく好き勝手に座って話し込んでいた。
― あいつら、何を考えてるんだ?エバをこんな場所に連れて来させるなんて・・・ ―
ジュードにとってエバやキャシーは2つ年上だが、彼は彼女達に妹のような感情を抱いていた。訓練所の友人達とは全く違った人々の間にエバを連れてくるのは、余り良い事だとは思えなかったのだ。
一方、エバにとってこの店は、地元にも良くある普通の店と変わりは無かった。高校時代も良く友達と連れ立ってこんな店に行っては、朝まで踊り明かしたものだ。(当然、親にはしかられたが・・・)
ムッとしたまま立っているジュードを見て、エバは彼が13歳の頃からSLSに入隊する為に学校とアルバイトを両立させてきたことを思い出した。きっと友達と遊ぶ暇も無かったに違いない。エバはジュードの顔を横から覗き込んだ。
「大丈夫だよ、ジュード。みんな派手に見えるけど、普通の子だから」
「だけどあそこに居る男なんか、顔や耳に50個くらいピアスを付けてるぞ」
「それも自己表現よ。タトゥー(刺青)と同じようなものだわ」
「SLSはタトゥーは禁止だ」
ジュードの言う通り、各支部で最初に行なわれる身体検査でタトゥーをしている者はすぐに落とされる。
(以前は禁止でなかったが、訓練生はいつもマイアミの海岸を水着で走り回らなければならず、その中に体中タトゥーをしているものが居て、リゾート地で有名なマイアミビーチで余りにも見栄えが悪いと観光協会からクレームが来た為らしい)
その上身辺調査も厳しく、親兄弟のみならず、5親等内に犯罪者が居る場合も受験資格は無い。入学金や授業料も普通の訓練校の倍は掛かり、校規も厳しい。それゆえ、SLS訓練校に入校できただけで彼等は既にエリートなのである。
「ここはSLSじゃないのよ。大丈夫。私が居るんだから。行きましょ?」
エバが居るから心配してるんじゃないか・・・とジュードは思ったが、彼女が笑いながら自分の手を引っ張って階段を下りていったので、おとなしく従った。
人ごみに紛れて階下からその様子を見ていたシェランは益々ムッとした。
何?あいつ。馴れ馴れしく女の子の手を握るなんて。
(【注】握っているのはエバの方である)
私の大事な生徒に妙な事をしたら、ただじゃおかないから!
(【注その2】この場合、ジュードは大事な生徒に入らないらしい)
階下に降り、人ごみを掻き分けてジュードは空いている席に座った。
「何か飲み物を取ってくるわ」
「いいよ。オレが・・・」
立ち上がりかけたジュードにエバは笑って答えた。
「気にしないで。こんな所のシステムは私の方が良く知ってるわ」
こんな煩雑な所にもシステムというものがあるのか・・・。ジュードは黙ってエバの背中を見送った。
ドリンクやスナックを出しているカウンターに行くと、エバは飲み物とホットドックなどの軽い食べ物を注文した。オーダーを待っている間ジュードを振り返ると、彼は“参ったなぁ・・・”という顔をして、人々がひしめきながら踊っているホールを見ている。
上等なツィードのジャケットを羽織り、不慣れな顔で1人席に座っている彼は、周りに居る派手なスタイルの若者に溶け込めず、かなり浮いている存在だったが、エバの目には妙にかわいらしく映って、彼女は思わずくすっと笑った。
「やけに楽しそうだな。何かいい事でもあったのか?」
隣からぶしつけに話しかけてきた男を下から見上げて、エバはぎょっとした。
さっき階段の上からジュードが『顔や耳に50個くらいピアスの付いた男』と言っていたその男が、ニヤニヤ笑いながら立っている。天井にあるサーチライトの光で男のピアスが色とりどりに光って、エバは目が痛くなりそうだった。
「悪いけど、連れが居るから」
エバは従業員がドリンクの乗ったトレイを差し出したので、男の顔を見ずに料金とチップを支払った。
「連れって、あのお坊ちゃんかい?君みたいないい女には似合わないなぁ」
何でこんな妙な男に絡まれなきゃならないのよ。エバは自分に嫌気がさしてきた。こんな男に“いい女”と言われてもちっとも嬉しくなかった。
「彼を侮辱しないで。あんたなんかより100倍くらい優れた人よ」
「へええ。こりゃ又、随分と値切られたもんだな、俺も」
男が急に肩に手を伸ばしてきたので、エバはその手を振り払った後、思わず反対側の手に掴んだジュースを彼の顔にかけてしまった。男の目がギョロリと光って自分を睨みつけた時、“しまった”と思ったが、もう遅かった。男が手を振り上げた瞬間、エバはぎゅっと目を閉じ歯を食いしばった。
「全くもう・・・。エバ、君ってトラブルメーカーか?」
ジュードの声に目を開けてみると、彼が振り上げた男の手を後ろから握って立っていた。
― どうしよう。又やってしまった・・・! ―
エバは激しく後悔した。今度問題を起こしたら、間違いなく退学だ。自分のせいでジュードが退学になるなんて死んでも嫌だった。
「ジュード、逃げて。あたしの事なんかいいから帰って!」
「は?何を言ってるんだ?仲間を見捨てて帰れるわけないだろう?」
「駄目よ。ジュード、お願い!」
「お願いって言われてもなァ。もう関わっちゃってるし・・・」
「ジュード!」
2人がやり取りをしている間で、顔中ピアスの男は必死にジュードの手を振りほどこうとしたが、まるで腕が鉄に溶接されたように動かなかった。
なんだ、こいつ。チビのくせに・・・。男は冷や汗をかきながらジュードを見つめた。
「自分よりチビだから力も弱いと思ったか?残念だったな。お前なんかじゃ彼女にだって敵わない。腕をへし折られたくなかったら、おとなしくこのまま帰るんだな」
「くそっ」
完全に劣勢だと思った男は、にぎやかな音楽の鳴り響いている中でも良く通るように口笛を吹いた。途端にホールで踊っていた人々やテーブルのあちこちから、この男の仲間らしい目つきの悪い男達がぞろぞろと近付いて来た。
退学どころか、今度はジュードが殺されるかもしれない。エバは真っ青になって口を両手で覆った。
「やれやれ。自分が負けそうになったら仲間を呼ぶのか?お前の仲間じゃ、オレ達にはとても敵わないぜ。なあ、みんな?」
ジュードの言葉に、男達の後ろからAチームのメンバーが揃って立ち上がった時、エバは驚きと嬉しさで涙が溢れてきた。ジュードは“やっぱり来ていたな”という顔でニヤッと笑うと、自分を取り囲んでいる男達のすぐ後ろにいるネルソンに言った。
「選択ミスだぞ、ネルソン」
「すまん、ここならみんなで騒げると思ったんだが。ジュード、ついでにもう一つ謝っておくよ」
ネルソンの後ろからヒールの音を響かせて現れた人物を見て、ジュードの頭の中は一瞬で真っ白になった。
「シェ・・・ラン?」
ジュードの手が力を無くした途端、顔中ピアスの男は右手を振りほどき、エバに殴りかかった。
「キャアッ!」
エバが叫び声と共に身体をかがめたので、男の拳は彼女の頭の上をかすめただけで済んだ。しかしそれを見たシェランの中で、今までジュードに対して向けられていた怒りの炎が、全てその男に対して燃え上がった。
「私のかわいい妹分に手を出したばかりか、殴りつけたわね?」
右手を振り上げたシェランは、完全にマフィアの姉御と化していた。
「ヤロウ共!やっておしまい!」
教官公認で暴れられるチャンスなんて滅多にない。マックス達は「へい!」と答えると、敵の群れの中に踊りこんだ。エバもさっきのピアス男の顔を、手に持っていたトレイで何度も殴りつけた。
「このバカ!ジュードが退学になったら、あんたのせいだからね!そんな事になったら絶対に許さないから!バカ!バカ!バカ!」
何とかうまく言いくるめて相手を引かそうと思っていたのに、シェランの言葉で仲間たちは大乱闘を始めてしまった。もうこうなったら止めようがない。仕方なくジュードも仲間の加勢に加わったが、腕組をして部下達の暴れる様を見ていたシェランが彼に叫んだ。
「ジュード!エバを連れて逃げなさい!」
「え?でも・・・」
「男の子でしょ?最後まで女の子を守りなさい。これは命令よ!」
教官の命令は絶対である。ジュードはシェランの側で、腕にドラゴンのタトゥーをしている男とやり合っているマックスを見た。彼が軽く片目を閉じて合図してくれたので、ジュードはまだ泣きながらピアス男を殴りつけているエバの手を掴んだ。
「エバ、行くぞ!」
「え?でも、まだみんなが・・・・」
言いかけているエバの手を引いて、ジュードは周りで起こっている騒ぎに目もくれずに踊っている若者の群れを掻き分け、出口に向かって走り出した。
数ではまさっているが、毎日地獄の特訓を重ねているSLSの訓練生に、一般の青年が敵うはずはなかった。シェランが頃合いを見計らって「撤収!」と叫ぶと、あっという間にマックス達は人々の間に姿をくらませた。
1年生の時、乱闘事件を起こして退学になりかけた後輩に、先輩たちはSLSのケンカ5条なるものをこっそり教えてくれた。
1.暴れる時は暗がりでやれ。
2.けっしてSLSの名を出すな。
3.勝てるケンカしかするな。
4.周りが騒ぎ出す前に引け。
5.逃げる時は素早く、決して固まって逃げるな。
どうやらシェランはこれを知っていたらしい。彼女の合図でマックス達は蜘蛛の子を散らすように逃げ出し、訓練校の近くまで戻って来てから合流した。皆が戻って来ると、シェランは仲間はずれにされた事などすっかり忘れてしまったかのように、ご機嫌よく笑った。
「あはははっ、見た?あのピアス男の顔!もうピアスが一杯外れちゃってハリネズミみたいになってたわよ!」
「きゃはははっ、ホントに愉快で爽快ですね。もうザマーミロって感じ!」
楽しそうに笑い合うシェランとキャシーを見て、男たちはホッと肩をなでおろした。
「ジュード、ジュード。待って!私もう走れない・・・」
ジュードはシェランの命令を忠実に実行するのに夢中になっていて、エバが高いヒールの靴を履いていたのをすっかり忘れていた。
「ごめん。足、大丈夫か?」
「うん、まだ大丈夫だけど、ちょっと疲れちゃって・・・」
良く見ると、朝エバと待ち合わせをしたボードウォークの辺りまで帰って来ていた。辺りに人影はなく、誰かが追ってくる気配も無い。遠くにSLS本部の明かりが見え、その向かいの海にはSLS港の明かりも見えた。
ジュードは何とかデートの計画書の最後にあった“夜景の見える場所”まで辿り着けた事にホッと溜息を付いた。計画書にあった夜景の見える場所とは、もっとオシャレな観光スポットであったが、今の彼等には馴染みのある場所の明かりの方が安心できた。
ジュードとエバはボードウォークまで行くと、手すりにもたれ掛かって港の明かりを見つめた。
「今日はありがとう、ジュード。凄く楽しかった」
「ちょっと最後はめちゃめちゃだったけどな」
ジュードがエバに苦笑いを返した。
「みんな、大丈夫かなぁ・・・」
「大丈夫。こんな事もあろうかと先輩達に逃げ方を伝授してもらったから」
「みんなは・・・大丈夫だろうけど、その・・・シェラン教官は・・・」
エバはジュードがシェランではなく、自分を連れて逃げてくれた事がとても嬉しかった。だが反面、そんな風に思う自分が後ろめたかった。自分はうまく逃げてこられたが、シェランに何かあったらと思うと、何だかジュードに申し訳ない気がした。
「ああ、シェランなら大丈夫だ。マックスとジェイミーが側に付いていた。キャシーもショーンとアズが常に気をつけていたみたいだから・・・」
ふとエバは安心と寂しさが心をすり抜けて行ったような気がした。
ああ、そうなんだ。やっぱり彼はシェランの事をちゃんと見ていた。そして、リーダーとしてキャシーの事も気にかけていた。だから信頼できる仲間に任せたのだ。
「あの乱闘事件の後、オレ達はみんなで決めたんだ。エバとキャシーは大事な仲間だから、又何かあった時は必ずオレ達で守ろうって。だからみんな自分のやる事は分かってる。安心していいよ」
淡い月明かりの中、にっこり微笑んだジュードの顔を見つめながら、エバは涙が出そうになった。かつてこんな友情を示してくれた仲間がいただろうか・・・。
エバは小さな頃から勝気で、女の子と遊ぶより男の子と騒いでいる方が楽しいと思っていた。同じ年頃の女の子が洋服や化粧品に興味を示す頃、エバは父の持っていたクルーザーに夢中で、船舶免許を取り、サンフランシスコの港から太平洋に男友達とよく行ったものだった。
そんな男の子並みのエバだったが、男友達の中に居ると、やはり疎外感を感じざるを得なかった。男の子には男の子の世界があって、いくら共有したくても、彼等の方が受け入れてはくれなかったのだ。
同じ年でとても気の合う男友達から、付き合って欲しいと告白された時、エバは泣きたいほど悲しかった。彼の事を大好きだと思う気持ちは、彼が自分の事を思っていた気持ちとは違っていたのだと知った時、エバはどうして男の子に生まれてこなかったんだろうと思ったのだった。
だからジュードが、ショーンやマックスや他の仲間達に、いつも精一杯の友情を注いでいるのを見ると、エバはたまらなくうらやましいと思ってしまう。
もし自分がマックスのようになったら、ジュードは同じように体当たりで私にぶつかって来てくれるだろうか?いや、絶対にそんな事は無いだろう。私は女なんだから・・・・。彼等の間にはどんな事をしても絶対に入れないのだとエバはいつも思っていた。
だが彼等は、女である自分をそのまま仲間として受け入れてくれたのだ。女である事実を変える事はできない。だから彼等はありのままの自分を受け入れてくれたのだ。
「ジュード。ジュードにとって、私は大事?ショーンやマックスやジェイミーと同じくらい大事な仲間?」
「当たり前だろ?何たってエバは将来オレ達の乗るライフシップの船長になるんだからさ。大事に決まっているじゃないか」
満面の笑顔で答えたジュードの言葉を聴いて、エバは自分が今まで何を望んできたのか、どんな言葉を待っていたのか、やっと分かった。それは好きだと言われるよりも、彼女にとってずっと価値のある言葉だった。何年も待ち望んだ、そしてこれから何年たっても、彼女を支え続ける力になる言葉だった。
エバはうっすらとにじんだ涙をジュードに気付かれないように拭き取ると、彼の方を向いて右手を差し出した。
「これからも宜しくね、リーダー」
「うん。宜しくな。エバ」
―次回予告―
【第8部】 深海のダイヤモンドリング
675フィートもの深海に建てられた海中都市、ウェイブ・ボート。米政府から依頼された海洋研究を行なっているこの施設を“私という名の男”が狙っているとの情報が入った。
SEAL(米海軍特殊部隊)から派遣されて来たヘレン・シュレイダー大佐は、5TH(“私という名の男”に破壊された石油採掘場)の事件の時からシェランと因縁があった。
SEALの依頼を受けて1,200フィートもの深海に潜る決意をしたシェラン。そこで彼女を待っていたものは・・・・。
(SEALは正式にはNavy SEALsと表記されますが、本編の都合上、SEALと略して表記しています。)