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幻星記序章~白夜の終わる時、だが、黎明の時、まだ来ず  作者: キヒロ
〈王都セアムナール〉
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セナその3

露天商店から街の中央に向かうセナとリューン。そこから街外れに向かう。摑んでいた手を離し、一人…先を歩くセナ。リューンが、慌てて…後に続く。


街外れ…一軒の店?…入って行くセナ。リューンは、慌てて…続く。


こじんまりとした…其処には、所狭しと置かれた…武器の数々。武器屋だ!!。驚くリューン。セナは、きょろきょろと、左右を確認すると、

「〈小刀〉が、欲しい!。」〈三の剣〉の声で言う。

「はい!。シグマ様!!。」小太りの〈三の剣〉よりも十地高い店主が、応えると、そそくさと、店の奥に消える。

「シグマ?!。」リューンの問いに「私の人間名だ!。」即答する〈三の剣〉。


「お待たせ致しました!!。」〈オリハ=ルコス〉製の〈小刀〉三つ持って来る。

一つずつ…丹念に…調べると、手に持ち…投げる振りをする〈三の剣〉。「十五…あるか?。」「こちらは、ニ十五…、真ん中は、二十…右側は、十…あります。」「全部…貰う!。」「五日…御座いましたら…揃えられますが?!。」「いや!!。構わない!!。」「畏まりました!!。貴石[いし]をお入れしましょうか?!。」

「必要ない!!。」「畏まりました!!。」魔獣〈ソラ〉の皮で出来た…包みに!〈小刀〉を入れて…〈三の剣〉に!手渡そうとすると、「〈中剣〉が、欲しい!。」「?!!………。」戸惑う店主。逡巡した後、リューンを値踏みするような視線を送ると…店の奥に消える。

「?!!!。」戸惑うリューン。それに…感化せず…店の並べられた商品を見て回る〈三の剣〉。


「お待たせ致しました!!。」〈オリハ=ルコス〉製の〈中剣〉を三本…持って来る。

「リューン!!。」「?!!!。」「取ってみろ!!!。」.「う、うん!!。」恐る恐る…手に持つと、振るリューン。一本ずつ…ゆっくり…感触を確かめるように!!持つリューン。

「真ん中が、良いだろう!!?。」「う、うん!!……。」もう一度…二度振るリューン。「こ…これ!…良い?!。」

「全部で、三百に…なります!。」「頼む!!。」〈札〉を渡す〈三の剣〉。「柄は、どれが…宜しいですか?!。」宝石が、五つ…鏤められた柄。大きな宝石が、一つ…。凝った柄が、付いた柄。何にも付いてない…柄。リューンは、迷わず!…何にも付いてない…柄を選ぶ。頷く〈三の剣〉。

「鉄剣を渡せ!!。」「う、うん!!。」ずいー店主に渡す。「ありがとう御座います!。」店主が、受け取る。

「買って………く、くれる…のか?!。」おずおずと、聞くリューン。「私の物…だから…なぁ!。」即答で、わざと…ゆっくり…話す〈三の剣〉。「!!!。」言葉を詰まらすリューン。無言で、〈中剣〉を、左腰に…差す。

「此方の〈小剣〉を…お納め…下さい!。」〈虹石の小剣〉を…〈三の剣〉に差し出す。「礼を言う!。」掴み取ると、リューンに、手渡すと、無言のまま…立ち去ろうする。右腰に差すと、慌てて…後に続くリューン。


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